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heart ニューヨークまでひたすら移動の日 heart

 17日はひたすら移動の日です。
 早朝に実家のある金沢を出発し,車で一路名古屋空港へと向かいました。
 空港で荷物を預けた後,昼食を取り,出国審査を済ませたらいよいよ出発です。
 私たちが乗った飛行機は13時20分発の飛行機だったのですが,私が13時前に出国審査の列に並んでいると,乗客がそろい次第出発するのでここを通ったらすぐに搭乗してほしいと言われました。
 そして,並んでいる間に呼び出しの放送がかかりました…
 だって20分発って言ってたでしょ〜,と思いましたが放送がかかるとまるで出発時刻を過ぎてからやってきてしまったような気分になるから不思議です。
 すっかり自分が悪いような気になってしまいました。
自由の女神  ほんとに全員が搭乗を済ませ次第出発だったようで,13時過ぎ,飛行機は名古屋空港を飛び立ちました。
 機内では,すぐに夕食(まだ昼食をとったばかりなのに!)が出て,その後は立て続けに上映される映画を見ているとすぐに時間が過ぎていきました。
 そして朝食が出た後は,いよいよ経由地であるデトロイト国際空港に着陸です。
 日本とデトロイト,ニューヨークの時差は14時間か13時間か…多分14時間なんですけど,アメリカではサマータイムが導入されているので13時間でした。
 デトロイトに降り立ったのはデトロイト時間で午前11時40分でしたが,日本時間では翌18日の深夜0時40分。
 もう眠くて眠くて,一刻も早くベッドに入りたい気分でした。
 しかし,もちろんベッドに入ってる場合ではなく,入国審査を済ませあれよあれよという間に時間は過ぎて,すぐにニューヨーク行きの飛行機の搭乗時間になりました。
 そして13時40分(日本時間2時40分)にニューヨークはラガーディア空港へと飛び立ちました。
 機内では,たくさんの子供たちと一緒でした。
 年齢は見た目ではさっぱり分かりませんが,結構幅広い年齢層だったように思います。
 私のアメリカ人に対する思いこみかも知れませんが,アメリカの子供といえば夏はサマーキャンプと思っている私は,その子たちもサマーキャンプに行ったのではないかと勝手に思っています。
 デトロイトからニューヨークは,1時間40分くらいで着きます。
 国内線なので,飛行機ももちろん小さく,その揺れること揺れること。
 もう死ぬかと思いました。
 一度とても大きく揺れた時があり,私は恐怖のあまり(そもそも高いところが苦手なので)声も出ませんでしたが,一緒に乗った子供たちはきゃーきゃー言っていました。
 無事ラガーディア空港に着陸したときは機内の子供たちから拍手が巻き起こっていました。
ラガーディア空港
(← ラガーディア空港)

 さて,ようやくニューヨークにたどり着いた訳ですが,ここで早速問題発生です。
 ここに来るまでの間に両替というものを一度もしていなかった私たちはドルを全く持っていなかったのですが,探せど探せど両替所が見つからないのです。
 空港には当然あるものと思っていたのに,これは考えてもみなかった事態です。
 そこでその辺にいた警備員に両替所はないかと聞いたところ,隣のビルにある,との返事。
 では,と隣のビルを目指そうと外に出てみたものの,隣にビルなんて見えないのです。
 じゃあ,中から行けるのかな,と都合よく解釈して2階へ上がってみましたが,そこにはチェックインカウンターがあるだけで行き止まりです。
 やむなくさっきとは違う人に聞いてみると,同じように隣のビルにあるとの返事。
 ではそこへはどうやって行くのかと聞いてみると,1階に降りてバス停からシャトルバスに乗れば行けるというのです。
 そんなこと言われても…なんせ1セントたりとも持っていないのですから。
 そこでやむなくタクシーの運転手さんに今現金を全く持っていないけど,ホテルに着いたら両替できると思うから,そしたら払えるのでとりあえずホテルに連れて行って,両替する間待っていてくれるかと聞いたら,了承してくれたのでようやくホテルに向かうことができました。

イエロー・キャブ
(← 空港から乗ったイエロー・キャブ)

 そうそう,私たちがニューヨークに到着する数日前までニューヨークでは大規模な停電があり,飛行機が遅れたりしていたのですが,その影響がまだ残っているのか,空港にたどり着いたときは,床で寝ている旅行者などがまだちらほらといました。
 さて,なんとかホテルにチェックインすることができましたが,部屋にはベッドが二つしかありませんでした…フロントに尋ねると,両方ともダブルベッドで,このホテルにはこれ以外の造りになっている部屋はないとのこと。
 一番でかい妹が一人で寝て,私と母はやむなく一緒に寝ることになりました。
 さて,荷物も置いたし,後は食事をして寝るだけ,ということになりました。
 ニューヨークでは,まだ17時過ぎだったけど,日本では深夜の4時。
 まるで徹夜で飲み会をした後のような眠気に,一刻も早く眠りたかったのですが,その前に腹ごしらえです。
 ホテルではトラベラーズチェックを現金にしてもらったのですが,20ドルが限度ということで,20ドルだけを替えてもらいました。
 それでタクシー代を払うと3人分の夕食代は…?う〜ん…そこでまたもや両替所探しが始まりました。
星条旗  後から知ったことですが,ほとんどのお店はトラベラーズチェックで支払いができたのですが,その時はそんなことを知る由もなく,あるのかないのかも分からない両替所探しをしたのでした。
 しかし,すぐに突然大雨が降り出したのです。
 いわゆる夕立というやつです。
 ただでさえ,徹夜の飲み会明け状態だった私たちは,もはや両替所探しは諦めるのがよい,という結論に達し,その辺のお店に入ってトラベラーズチェックで払えるか聞くのが近道だということになりました。
 そして,ホテルのすぐ近くのデリで聞くと,払えるという返事だったので,ようやく一段落。
 ご飯を食べ,ホテルに帰ってシャワーを浴び,そこから12時間くらい死んだように眠り,ニューヨーク第一日目は終わったのでした。

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