坂根情報
「坂根」に関していただいたおたより
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 北海道の坂根さんからいただいた「坂根」に関するおたよりです。
 町の名前のこと,苗字のことについて,特に詳しく調べられた結果があります。
 みなさんからのおたよりもお待ちしています。

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北海道の坂根さんからいただいたおたより その1(2001-07-18) おたより番号 5

はじめまして。
北海道の坂根功章(こうしょう)と申します
Googleから飛んで参りました。

私も「坂根」のルーツ探し楽しんでいます。
先祖は広島県比婆郡の出身ですが,3代も遡ると養子に出たり本家を継いだりで実際の足取りは殆どつかめません。

北海道ではかなり珍しい氏(名も)なので,色々苦労します。
病院では「板根さん」と間違われ,半日待たされた事がありました。

「坂根」の由来
「坂」は「境」の意味 「根」は「根の国」つまり黄泉の国
坂根は「あの世とこの世の境」という意味。

これは,10年以上前にラジオで聞いたのですが,地名としての「坂根」なのか氏としての「坂根」なのかは,わかりません。

坂根氏について調べたところ

1 平家の一門 
2 丹後地方の豪族
3 京都にみられる

とあり3系統の「坂根」があったようです。
西日本の「坂根」地名は平家の落武者の里では?とも考えたのですが,八百年前の坂根氏が源平合戦の折,どちらに付いたのか?
また,それぞれの「坂根」が氏なのか姓なのか苗字なのかも,解りません。

以上簡単な「坂根」情報でした。
新たな情報が見つかりましたら,お知らせします。

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北海道の坂根さんからいただいたおたより その2(2001-07-25) おたより番号 6

以下の地名を発見しました。

鳥取県 西伯郡西伯町 坂根地区,坂根公民館
島根県 八束郡八雲村大字西岩坂 字坂根
広島県 府中市 坂根峠
広島県 呉市 大坂根峠
山口県 玖珂郡和木町 坂根口バス停

1:25000地形図には載っていません。


北海道での坂根氏分布

苫小牧市 人口16万人 2軒
千歳市  人口 8万人 1軒
恵庭市  人口 6万人 1軒
  NTT電話帳より

町のはんこ屋さんの店先にある三文判やシャチハタのケースには,まず「坂根」の印鑑はありません。

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元北海道の坂根さんよりいただいたおたより その3(2003-09-12) おたより番号 34

永らくご無沙汰して居ます。
北海道の坂根功章です。
約,2年ぶりのメールです。
この度,京都へ引っ越しました。
訳が分らなくなるので「元北海道の坂根」で結構です。

久しぶりに Sakane Network を開くと,かなりのバージョンアップですね。
わざわざ,和木町への問合せされたとは。

さて,またまた,見つけました「坂根」地名です。

兵庫 川西市栄根

現在は「栄根」ですが,中世「坂根」であった様です。
ただ, 「坂根」→「栄根」なのか,或る文献にだけ,「坂根」と記されていたのかは,不明です。

島根県 仁多郡仁多町上阿井 阿井町 坂根
島根県 隠岐郡西郷町有木 坂根
愛知県 豊田市御船町 鳥坂根
愛知県 常滑市檜原 坂根
愛知県 知多市日長 東坂根

何れも1/25000図には出ていません。
小字名,もしくは和木町の様に消滅した地名かもしれません。

島根県 邑智郡瑞穂町高原 坂根谷遺跡
詳細不明です。

奈良県生駒郡三郷町 坂根川
大和川支流

恵庭市にも,「さかね」という飲屋さんがあります。

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元北海道の坂根さんよりいただいたおたより その4(2003-09-18) おたより番号 35

まだ,ありました。「坂根」地名

兵庫県  坂根山
〜鎌倉 現在の宝塚から川西にかけての山

長崎県 上県郡 三根郷坂根村
江戸時代 現在は 上県郡 峰町 に統合され「坂根」は無くなりました。

広島県 山県郡 芸北町 旧雄鹿原村 坂根谷 「大朝」
山口県 美祢郡 美東町 旧大田村 「山口」
福岡県 八女郡 星野村  「久留米」
島根県 坂根峠  「松江」
戦前の1/5万図に載っていた様ですが,現在確認できません。

広島県 山県郡 芸北町 坂根橋バス停
道路地図には掲載されています

島根県 坂根川 江の川水系,矢谷川に合流
島根県 坂根谷 大田市 石見銀山 
兵庫県 坂根川 但馬地方 
広島県 坂根峠 三次市 西酒屋町 
確認できません

前々回の補足

鳥取県 西伯郡西伯町 坂根
1/2500図の「母里」に掲載されていました。
国土地理院の地形図閲覧システム
http://mapbrowse.gsi.go.jp/mapsearch.html
ではヒットしません。
「福成」で検索して下さい。

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元北海道の坂根さんよりいただいたおたより その5(2003-09-27) おたより番号 37

いつも,お世話になっています

前回,前々回お知らせしました「坂根」地名が一部確認出来ましたのでご紹介します。

島根県 仁多郡仁多町上阿井 阿井町 坂根
島根県 隠岐軍西郷町有木 坂根
愛知県 豊田市御船町 鳥坂根
愛知県 常滑市檜原 坂根
愛知県 知多市日長 坂根

以上5ヶ所 「goo地図」で検索可能です。
http://channel.goo.ne.jp/map/


愛知県 知多市日長 東坂根
広島県 山県郡 芸北町 坂根橋バス停

以上2ヶ所 昭文社の「県別マップル」に記載されています。


福岡県 八女郡 星野村  「久留米」

昭和22年1月30日内務省地理調査所発行の1/5万図にて確認
国土地理院の地形図閲覧システムをご利用の場合は
「熊本」→「久留米」→「黒木(北東)」
左上の「内宮」と「小原」の間に「坂根」が記載されています。
当時の地図には「内宮」,「小原」の記載なし


島根県 坂根峠  「松江」
昭和22年3月30日地理調査所発行の1/5万図にて確認。
国土地理院の地形図閲覧システムをご利用の場合は
「松江」→「松江」→「揖屋(北西)」左中央 上宇部尾町から大海崎町へ抜ける山道
「松江市」と縦表記されている辺りに「坂根峠」が記載されています。
当時は中海沿いの道が無く,現在はその一部が,大海崎町側に残るのみの様です。


奈良県生駒郡三郷町 坂根川
大和川支流 一級河川
「goo地図」で検索の場合「奈良県生駒郡三郷町立野北1-5-8」
で検索してください。
上辺中央に「坂根公民館」
「坂根川」は左辺中央より右下へ流れています。

広島県 山県郡 芸北町 旧雄鹿原村 坂根谷 「大朝」
山口県 美祢郡 美東町 旧大田村 「山口」
島根県 坂根川 江の川水系,矢谷川に合流
島根県 坂根谷 大田市 石見銀山 
兵庫県 坂根川 但馬地方 
広島県 坂根峠 三次市 西酒屋町 
現在調査中です。

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元北海道の坂根さんよりいただいたおたより その6(2003-10-23) おたより番号 39

「板根」さんに間違われた経験,どなたも,おありなんでしょうね。
そこで,幾つかある「苗字サイト」で「板根」を検索してみました。

結果は   0件
Yahooでは何件かヒットしますので,「坂根」よりも珍しい氏ではないでしょうか。
地名ではいつもの「国土地理院地形図閲覧システム」で検索

1件ヒット しかも鳥取県
わくわくしながら,クリック!
開かれた地図は「母里(東南)」

鳥取県 西伯郡西伯町 坂根 でした

国土地理院の方でもお間違えになるようで…

さて,恒例の「坂根」地名です。

兵庫県佐用郡南光町奥多賀 坂根川
 千種川水系大下川支流
 「南光町HP」

鳥取県日野郡日南町宮内 坂根バス停
 「昭文社 県別マップル」

出雲国飯石郡畑村字坂根塲
  (島根県飯石郡掛合町波多か?)
 「明治9年各府県金石試験記」

島根県隠岐郡五箇村南方 坂根田の水
 「名水百選候補」

おたよりNo.8の阪根さんが,「坂根」と「阪根」は同族では?
とのことでしたので,「阪根」地名も探してみました。

岡山県 苫田郡阿波村 竹之下林道終点・作業路阪根線始点・百々谷林道分岐点
1/25000図「大背」 「美作加茂」

また,「坂」が「境」を表すとの自説から「境根」も検索しました。

愛知 名古屋市天白区天白町大字野並字境根  「名古屋南部」
愛知 名古屋市天白区境根町            「名古屋南部」
千葉 千葉県柏市酒井根(境根)           「松戸」

また,調査報告いたします。

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元北海道の坂根さんよりいただいたおたより その7(2003-12-12) おたより番号 41

「坂根」地名報告

住所                   「1/25000図名」   『出典』
福島県耶麻郡猪苗代町大字八幡字坂根   「関都」  『猪苗代町長瀬地区財産区管理会条例 38/8/1』
鳥取県倉吉市清谷字坂根平,字坂根   「倉吉」  『鳥取県公報 13/4/6』
鳥取県倉吉市海田東町字坂根,字坂根平(坂根平遺跡)  「倉吉」  『鳥取県公報 13/4/6』
鳥取県倉吉市秋喜字西坂根,字東坂根   「倉吉」  『鳥取県公報 13/4/6』
鳥取県東伯郡三朝町大字砂原字坂根   「三朝」  『鳥取県公報 12/12/5』
鳥取県東伯郡東郷町大字方面字坂根  「松崎」  『ウラン残土裁判資料』
鳥取県日野郡江府町大字小江尾字坂根  「江尾」  『鳥取県公報 14/3/29』
山口県柳井市大字柳井字下坂根 (黒杭川ダム公園)  「樽井」  『柳井市都市計画課資料』
山口県阿武郡須佐町大字弥富上字坂根 (田万川上流端 ) 「長門新市」  『山口県統計課河川資料』

いずれも小字名で地図上での確認は出来ませんでした。
数多くの「坂根」が見つかり,60ヶ所以上になりました。
まだ,多くの「坂根」が,山陰,山陽地方には,在ると思われます。
また,和木町の様に,失われた所や,書類上「坂根」が存在するものの,実際には使われていない所が在りそうです。

現在,日本中で,市町村合併が行われています。
後々,「坂根」地名が生き残れるのか,心配です。


徳島県半田町の「広報はんだ」に坂根の情報が記載されています。

★PKPより一言★
 元北海道の坂根さんのまとめた日本全国の「坂根」関連地名はおたよりその8でいただきましたので,別ページに一覧表として掲載しております。
坂根地名一覧表(PDFファイル,16キロバイト)

 徳島県半田町の「広報はんだ」については,半田町より坂根情報部分の掲載許可をいただきましたので,別ページにPDFファイルで掲載しております。
広報はんだ2003年7月号(PDFファイル,152キロバイト)

 PDFファイルの表示や印刷にはアクロバット・リーダー(無償配布)が必要です。
 お使いのパソコンにインストールされていない場合には右のロゴをクリックしてください。
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元北海道の坂根さんよりいただいたおたより その8(2003-12-14) おたより番号 42

情報の一部が岐阜のあいさん と重なってしまった様です。
もっと早く,ご連絡すれば,良かったのですが,他の,調査に没頭していまして,遅くなりました。
「坂根」地名探しは,京都の図書館では,そろそろ限界かと考え,別の視点からの調査を開始しました。
仕事がヒマなもので。

「全国『坂根氏』分布調査」

全国のNTT電話帳より市区町村別に「坂根氏」数を調査

問題点
 1.加入電話を持っていない世帯(携帯電話人)が調査から漏れる。
 2.加入電話を持っていても,電話帳に掲載を希望しない世帯が調査から漏れる。
 3.電話帳の編集時期に転居した世帯は両方の電話帳にカウントされる,若しくはカウントされない。
 4.家庭用と事務用等,二回線契約の場合,二重カウントされる。
    (同一氏名,同一住所の場合は,これを除いた)
 5.職業別電話帳の調査は行っていないので,事務用回線のみを持っている世帯はカウントされていない。
 6.市区町村別の人口,世帯数は平成12年度(2000年)国勢調査(総務庁統計局より)のデータを使用したので,電話帳編集時期とのずれがある。
 7.電話帳は京都府立図書館にある最新のものを使用した。
 電話帳編集時期が地区により約2年のずれがある。
 8.統計学上の補正が必要と思われるが,知識が無いので一切行っていない。

それでは,ご覧下さい。「全国『坂根氏』分布調査」速報版

★PKPより一言★
いただいたデータをPDFファイルに変換して掲載しております。

上記問題点のほか,以下の点をご留意頂き,ご覧ください。

 1.調査資料は「NTT電話帳」「平成12年度(2000年)国勢調査(総務庁統計局より)」を使用した。
 2.調査は坂根功章が行った。

なお,調査時点は2003年11月1日です。

都道府県別『坂根氏』分布一覧表(PDFファイル,11キロバイト)
市区町村別『坂根氏』分布一覧表(PDFファイル,63キロバイト)
坂根地名一覧表(PDFファイル,16キロバイト)

getacro PDFファイルの表示や印刷にはアクロバット・リーダー(無償配布)が必要です。
 お使いのパソコンにインストールされていない場合には右のロゴをクリックしてください。
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元北海道の坂根さんよりいただいたおたより その9(2004-04-04) おたより番号 47

元,北海道の坂根です。

カシミールのページ いいですねぇ〜

 古地図を入手しましたので,消えた「坂根」地名3件の画像をそれぞれ2枚送ります。

1,広島県山縣郡雄鹿原村 坂根谷 (現山県郡芸北町)
   昭和6年3月20日 日下わらぢ屋 発行 帝国府縣地圖 廣島縣

 (この地図は 1931(昭和6)年発行の広島県地図のページです。)

2,島根県松江市 坂根峠
   昭和22年10月30日 地理調査所 発行 1/25000図  揖屋

3,福岡県八女郡 星野村 坂根
   昭和22年1月30日 内務省地理調査所 発行 1/50000図 久留米

古い地図ですので,右から読んでください。

  HP掲載について

 廣島縣地圖に関しては公開後,既に50年を経過していますので,問題ありません。
 揖屋,久留米については,国土地理院の承認が必要です。ー測量法ー

 やはり三郷町にも「坂根」があったのですね。
 muneka さんは城山に登る坂の始まり から「坂根」ではないかとの説ですね。
 山口県長門市,山口県玖珂郡本郷村,山口県大津郡油谷町でも峠の麓から説ですが,いくつか,疑問点があります。

1,峠の麓は日本中至る所にありますが,「坂根」は非常に少なく,山陰,山陽地方に偏っている。
  多くの峠(城,寺)の麓には「坂本」「坂元」「坂下」の地名が充てられています。
2,「坂根」が坂の麓ではない所にある。 島根県坂根峠 広島県大坂根峠 など

 ここで私は奈良県三郷町の「立野」に注目しました。
 昔,日本では死者を火葬ではなく風葬にしていました。有名なのが京都の鳥辺野,その他北野,紫野,高野,葛野,嵯峨野,紫竹野など「野」の付く地は「風葬の地」でした。
 まだ,「立野」と「坂根」との,地理的,時代的関係はよく解ってはいないのですが,「立野」が風葬の地であったなら,その境界に「坂根」は必要ではなかったのでは?

 では,京都では?
 京都には「坂根」はありません。
平安京は当時中国から輸入された,最先端科学「風水」で護られた都であるから,その外の「野」と境界が必要なかった。

 以上が私の仮説です。

 では,また,いろいろ捜して参ります。

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元北海道の坂根さんよりいただいたおたより その10(2004-07-29) おたより番号 55

こんばんは
金沢のお天気は如何でしょうか?
京都は,雨が降らず,連日の酷暑,熱帯夜でかなり,参っています。

今回,「山口県小字一覧」を図書館で見つけました。
明治20年から22年にかけて,各市町村が作成した「字図」を元に昭和40年頃,まとめられたものです。
2.3カ所新たに見つかれば‥と云う気持ちで捜すと,とんでもない事態になりました。

山口市 大字御堀 小字坂根
岩国市 大字藤生 小字坂根
宇部市 大字上宇部 小字坂根
宇部市 大字東須恵 小字坂根
宇部市 大字広瀬 小字坂根
宇部市 大字小野 小字坂根
新南陽市 大字夏切 小字坂根
新南陽市 大字馬神 小字坂根
徳山市 大字夜市 小字坂根
柳井市 大字柳井 小字上坂根
柳井市 大字柳井 小字下坂根
阿東町 大字嘉年下 小字坂根
阿東町 大字地福下 小字坂根
阿武町 大字宇田 小字坂根一
阿武町 大字宇田 小字奥坂根二
阿武町 大字宇田 小字奥坂根三
川上村 坂根
川上村 坂根
須佐町 大字須佐 小字坂根一
須佐町 大字須佐 小字坂根二
須佐町 大字弥富上 小字坂根
須佐町 大字鈴野川 小字坂根
田万川町 大字上小川東分 小字坂根
田万川町 大字上小川西分 小字坂根
福栄村 大字紫福 小字坂根
橘町 大字西安下庄 小字坂根
日置町 大字日置中 小字坂根
大畠町 大字大畠 小字坂根
錦町 大字広瀬 小字坂根
錦町 大字野谷 小字坂根
錦町 大字府谷 小字坂根
錦町 大字府谷 小字西坂根
錦町 大字府谷 小字東坂根
本郷村 大字本郷 小字坂根
本郷村 大字宇塚 小字坂根
美川町 大字四馬神 小字坂根二
美川町 大字南桑 小字坂根
美和町 大字下畑 小字坂根
美和町 大字阿賀 小字坂根
美和町 大字上駄床 小字坂根
美和町 大字北中山 小字坂根
美和町 大字秋掛 小字坂根垣内
由宇町 大字由宇 小字坂根
和気町 大字瀬田 小字坂根第一
和気町 大字瀬田 小字坂根第二
熊毛町 大字八代 小字坂根
田布施町 大字大波野 小字上坂根
田布施町 大字大波野 小字下坂根
大和町 大字塩田 小字坂根
徳地町 大字船路 小字坂根
徳地町 大字船路 小字坂根
鹿野町 大字鹿野上 小字坂根
鹿野町 大字単山 小字坂根口
菊川町 大字轡井 小字坂根
豊北町 大字角島 小字坂根
美東町 大字大田 小字坂根
美東町 大字長田 小字坂根1
美東町 大字長田 小字坂根2

以上58ヶ所
先に見つかっている地名とのダブりもあります。
また,殆どは現在使われていないと思われます。

以上,お知らせいたします。

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元北海道の坂根さんよりいただいたおたより その11(2004-07-30) おたより番号 56

山口県小字一覧について

この一覧には大字名がおよそ700小字名がおよそ9万 記されています。
全小字に対する「坂根」の占める割合は0.06パーセント大字12村に1村「坂根」がある計算になります。

小字名は非常に個性的な名が多く,従って種類が非常に多い。
普通の地名(前田,坂田,坂口,山田)等は殆どありません。
「坂根」採集を目的としましたので,他の地名には目が届きませんでしたが,「坂根」がどちらかと云えば,よく在る地名である印象を持ちます。
他の小字名では「山根」「引地」「(中)曽根」が多く見られました。
中でも「山根」は「坂根」の倍以上あります。
「山根」「引地」「(中)曽根」「坂根」は氏,地名,何れにしても珍しい部類だと,思います。

註 私は,「山根」「引地」「(中)曽根」「坂根」に個人的感情を抱いています。
ですから,目に付きやすく,実際より多く感じる可能性があります。

他府県の小字名
福岡県:資料なし
鳥取県:多数の「坂根」を発見。
    現在整理中
    鳥取県では多数,製鉄関連の小字名あり
    「山根」「引地」「(中)曽根」も多数存在
京都府:現在調査中。これまでに6ヶ所の「坂根」を発見。

中国地方にはかなり多くの「小字坂根」が存在している様です。
250〜300を予想しています。

各「坂根」の現在について
殆どの「坂根」については,郵便番号簿,昭文社県別道路地図帳,に記載無し。
ネット上での検索にヒットせず。各市町村HPにも記載がありません。

過疎化,市町村の統合,住居表示に関する法律の施行による地名の変更など,実際に「坂根」が使用されているのは少ないと思います。


今回の調査で判明したのは,明治期の山口県には58の字坂根があった。
この1点のみです。

他の府県との比較,他の字名との比較,坂根の現在,過去,字名とは何か?
まだまだ,調べる点はありそうです。

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元北海道の坂根さんよりいただいたおたより その12(2004-08-08) おたより番号 57

こんばんは

今日は,古い地図を見付けましたのでお送り致します。
1枚目は
明治35年3月30日 大日本帝国陸地測量部 発行
5万図 「大朝」です。
以前,和楽路屋版でご紹介しました雄鹿原村の「坂根谷」です。

 (この地図は 1902(明治35)年発行の広島県地図のページです。)

2枚目は
明治44年2月28日 大日本帝国陸地測量部 発行
5万図 「山口」です。
旧 美祢郡 大田村 坂根
現 美祢郡 美東町 大田 字坂根 です。
1/25000ですと 「山口」の北西隅に当たりますが,記載はありません。

 (この地図は 1911(明治44)年発行の山口県地図のページです。)

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