金沢桜百景

ふるさと偉人館・中央公民館(ふるさといじんかん・ちゅうおうこうみんかん)

 下本多町

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下本多町の通りからのながめ

 下本多町の通りからの眺めです。
 右手前が「ふるさと偉人館」,右奥が「中央公民館・本多町館」,左の土塀は「国際交流サロン」です。

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ふるさと偉人館

 ふるさと偉人館は金沢市立の博物館で,金沢の偉人の中でも明治期に活躍した代表的な5人について紹介するものです。(詳しくは下に記述)

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下本多町の通りからのながめ

 今度は先ほどの通りを逆方向からながめています。左側に中央公民館の桜が見えています。

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下本多町の通りからのながめ

 このあたり,金沢の中心部で,近くには市役所,21世紀美術館をはじめとしてさまざまな施設があります。

(2004-04-06撮影)

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 ふるさと偉人館  5人の展示者(金沢市の案内による)

★木村  栄(きむら  ひさし) 天文学者
 1870(明治3)〜1943(昭和18)
 水沢緯度観測所長となり,緯度変化の公式に「Z項」の存在を発見し,世界の天文学に貢献する。理学博士。第1回の文化勲章受章。

★鈴木  大拙(すずき  だいせつ) 仏教学者
 1870(明治3)〜1966(昭和41)
 禅の研究を通じて,仏教を広く海外に伝える。生涯における著作は百冊を超え,英文による著作も多い。文学博士。文化勲章受章。

★高峰  譲吉(たかみね じょうきち) 化学者
 1854(安政1)〜1922(大正11)
 アドレナリンの結晶化とタカジアスターゼの創製で,世界の医学,薬学に大きく貢献し,科学振興や日米親善にも尽くす。工学博士。

★藤岡  東圃(ふじおか  とうほ) 国文学者
 1870(明治3)〜1910(明治43)
 幅広い考察と流麗な文章で,「日本風俗史」や「国文学史平安朝篇」などの名著を残し,近代国文学の発展に寄与する。文学博士。

★三宅  雪嶺(みやけ  せつれい) 思想家・評論家
 1860(万延1)〜1945(昭和20)
 明治,大正,昭和前期のオピニオンリーダーで,雑誌「日本人」などを主宰し,日本民族の発展と世界的使命を強く説く。文学博士。文化勲章受章。

 ふるさと偉人館利用案内
 開館時間  午前9時30分から午後5時まで
 休館日年末年始(12月29日〜1月3日)
 入館料一般  300円,65歳以上  200円,高校生以下  無料

ふるさと偉人館のウェブサイトのURLはhttp://www.city.kanazawa.ishikawa.jp/bunho/ijin/です。

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高峰譲吉博士「ゆかりの桜」について
 この桜はワシントンD.C.のポトマック河畔に植樹された桜の枝から育てたものを2004年3月26日にここに植樹したものです。
 「高峰譲吉ゆかりの会」から金沢市に寄贈され,博士生誕150年を記念して植樹されました。
 ポトマック河畔の桜並木はアメリカでも桜の名所になっています。明治の終わり頃,ヘレン・タフトアメリカ大統領夫人の願いを聞き,博士の多大な尽力により尾崎行雄東京市長から贈られたものです。
 
 また,ここにある胸像は「広坂園地」にあったものを2000年にふるさと偉人館に移設したものです。

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