欧州教育事情視察旅行記 13ページ

欧州教育事情視察旅行記  ソルトウッド(イギリス)にて

10月18日(水)
宿泊地:ロンドン
 いよいよ今日はイギリスの学校見学である。
 キャサリンさんを迎えに行かなくてはならないのだが,ロンドンは朝の渋滞。なかなか着かない。
 途中でキャサリンさんを拾って,南へと向かう。テニスで有名なウインブルドンを抜けていく。

ソルトウッドプライマリースクール訪問

 まずはソルトウッド・プライマリー・スクールという公立の小学校へ行く。
 ロンドン郊外100キロ余りのケントという町にある。かなりの田舎である。
学校の入口
 (左・学校の入り口)
玄関に掲示してある「our value」
 (OUR VALUE(私たちの理想あるいは価値基準とでも言えばいいのでしょうか)大切なきまりなどが玄関に掲示してある)

 のどかな草原が広がる。この小学校に日本人が来るのは初めてとのこと。
 制服があるが,男女共赤いチェックのブラウスで,赤いカーディガンである。これがまた,緑の中に映える。なかなか素敵なのである。
校長先生とご挨拶 (左・校長先生とご挨拶)

昼休みのようす  (男女とも赤い制服が緑に映える。昼休みです)

 1780年にできたというから,とても古い学校である。昔の校舎も残る。
 小学生はやはり人なつっこい。休み時間に話しかけてくる。
 しかし,イギリスの小学生がしゃべる英語が分からないよー!
 かろうじてコンピュータとかなんとか言ったので,「コンピュータ好き?」とか,ついでに「私は数学の教師だけど,数学は好き?」とか聞く。
 ちなみに「数学は嫌い」ということだった。
 「年いくつ?」とか,となりの子に「同じ学年?」とか聞く。
 「違う,1学年上」とか答えてくれて,ようやく小学生にも英語が通じる。ああ,よかったね。
  一人ビデオを撮っていたが,小学生が「これは明日のテレビで映るのか」と聞く。うーん,なかなかいい質問だ。「日本では映ります。」というなかなかいいお答えでした。
 しばらくするうちに,昼食時間になる。
お昼ご飯の時間のようす
(左・昼食時間)

 ここでは,昼食は,弁当,給食,家に帰って食べる,という3つのうちから選択できるということであった。
 給食はやっぱり(?)じゃが芋。お弁当組は自由にジュースでもなんでも持ってくる。こっちもお腹がすいてきた。
 約束の12時になったので,この学校を出る。

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