4. ホストファミリーとの出会い

 さて,ホストファーザーを勘違いしてただけでも間抜けな話だけど,私は彼一人にとどまらず,ホストマザーも勘違いしてたのでした。
 最初に家に着いた時,家にはマザーのマザーと子供たち二人がいて,私は「聞いてた年齢より老けて見えるなあ」と思っただけで,ホストマザーのマザーをホストマザーと勘違いしてたのでした。
 もらった紅茶を飲みつつ少し話をして,「あ,そうだ。お土産渡さなきゃ」と思って自分の部屋にいた時に誰かが家に入ってくる音がしました。
 で,お客さんかなあって思ってたら,そこの当時2歳半前の男の子が部屋に入ってきて何してるのって聞くので,プレゼント持ってきたから鞄から出してるんだよ,これお母さんにあげてくれる?ってお土産を渡したら喜んで部屋を出て行きました。
 それで,子供たちへのお菓子などを手に部屋を出ると,見知らぬ女性にその子がお土産を手渡してる様子が目に入ってきました。
 あれ,お母さんに渡してねって言ったのにと思いかけた時,その人が「私がマザーで,これは私の母よ。今は買い物に行ってたの」と言ってきました。
 そうでしょうとも,分かってましたとも,と言わんばかりに返事をしましたが,心の中は驚きと,もうちょっと彼女の帰りが遅かったらママのママにお土産渡してたなー,あーよかったという気持ちでいっぱいでした。
 幸い(?)英語が流暢に話せないため,余計なことは何一つ言わないうちに自分の勘違いに気付くことが出来て,ほんとによかった,よかった。
変な鳥  そんなこんなで私のパース初日は終わったけど,パースに着いてから学校に行くまでの1週間,一体何をして過ごしてたんだろう。
 一般的に学校に行く人で,ホームステイをする人は学校が始まる2日前あたりに行くものだそうです。
 私はそんなことはつゆ知らず,準備とかもあるかも知れないし1週間前には行かなきゃいけないだろうと思ってたのでした。
 でも,実際はそんなにやることなかったみたいです。
お庭
(←ホストファミリーのうちの庭です)

 そうそう,それでその1週間の間にホストマザーと子供たち二人とママのママと5人でショッピングセンターに行ってきました。
 オーストラリアはなんてたって広いので,ショッピングセンターも広いのなんのって。
 その日に行ったとこはそう広いとこではなかったけど(それは単にオーストラリア内でという意味ですが)日本にあったら新聞やテレビで報道されてるかも。
 「日本一広い店舗!」などという見出しで…