その翌日,学生証のようなものを学校にもらいに行くのを兼ねて,前日の復習に一人で市内まで行ってきました。
まずはバスを止めるところからドキドキ。
パースではバス停が時には知ってる人にしかバス停と分からないような,ただベンチが置いてあるだけだったり小さな棒が一本立ってるだけだったり。
そして乗りたい人は乗りたいバスが来たら,ドライバーに合図をしなければいけないのです。
そうしないとバスは人が待ってようがなんだろうがさっさと通り過ぎていきます。
まるでヒッチハイクのような気分を味わえること請け合いです。
私の待っているバス停は3種類のバスが通り過ぎていくけれど,さて私の乗りたいバスをちゃんと止めることが出来るのか,ドキドキしながら待っているとようやくそれらしきバスが来ました。
えいっと合図をしてバスは止まり乗りこんだら,次はドライバーに行き先を告げてお金を払いチケットをもらわなくてはなりません。
その時は学生証を持ってなかったので大人一人分3.6ドルを払うところに,私は一番小さいお金で20ドル札しか持っていませんでした。
いいかなーと思ってそれを出すと,もっと小さいお金は?と聞かれたのでこれが一番小さいことを言うと,だめだなーと露骨に嫌な顔。
どこそこで買うように,というようなことをぼそぼそ言われたけど聞き取れず,でもそのおじさんの態度にもう一度聞き返せなかったので,とりあえず電車に乗り換える駅まで黙って乗っていることにしました。
「あー,なんて冷たい人なんだ…こんな外国人相手に」と思いつつ走ること15分,目的の駅に着いたので降りる時にどこで切符買えるのかを尋ねたら,ほんとはあるんだけどねって言いながらポケットからお札のおつりを取り出してにこにこと渡してくれたじゃありませんか。
冷たい人って思ってごめんね,おじさん。
そんなこんなで無事に学校にたどり着き,まだ入学してないけど学生証くださいって頼んで学生証をもらいました。
パースでは学生はほんとに何でも安く乗れたり,建物にも安く入ることが出来ます。
交通費も帰りは1.6ドルで帰ってきました。
(←パース駅)
学生は何もしなくても安いけど,もっと安くなるのはマルチライダーという定期みたいなもの。
10回分と40回分があって多くなればなるほど安くなります。
私は市内から相当遠かったのに,マルチライダー40回分だと1回1.2ドルで市内まで行けてました。
日本円なら100円弱!う〜ん,びっくりですね。
前のページにもどる パース語学留学記のもくじにもどる 次のページにすすむ