8. 食べ物の話 1

 学校に行っていてびっくりしたことは,タイ人や韓国人の中には今までに日本語を勉強したことのある人が非常にたくさんいたことでしょうか。
 また,日本の雑誌やドラマ,俳優などにともすれば私よりも詳しい人がたくさんいて,日本が海外に与えている影響にも驚きました。
 しかし,例えばドラマでしていたことが,現実の日本でも日常的なことだと思い込んでいる友達などもいて,それは誤解であることを理解してもらうのが大変だったりしました。
 他にも日本人は毎日寿司を食べていると思い込んでいる人がいたり…でも韓国人は毎日キムチを食べているらしいし,タイ人は毎日トム・ヤム・クンを飲んでいるのかも。
 それだったら,日本人が毎日寿司を食べていると思われてもおかしくないかなあと思ったりもします。
 寿司と言えばパースで見た寿司はほとんど全部ふとまきでした。
 しかもどういうわけかそれを「カリフォルニアン・ロール」と呼んでいるのです。
 しかもいつもアボガド入り。
 ある日ホストマザーがカリフォルニアン・ロールを食べたことがあるという話をしてきて,それ何?って尋ねたところ,海苔で巻いてある寿司で,このカリフォルニアン・ロールって言葉は日本から来たんだと思うけど,という答え。
 えーっ,絶対違うー!そんな言葉日本から来たんじゃないー!じゃあ一体どこから来たんでしょう。
 きっとオーストラリア人の造語です。
インド洋
(←インド洋です)

 寿司もいいけどオーストラリアの食べ物と言えばフィッシュ&チップスです。
 ホストファミリーはインド洋のいくつもあるビーチの一つに行きつけのフィッシュ&チップスのお店があるらしく,そこに連れて行ってくれました。
 ホストファーザーは元はギリシャから来た人でそのお店もギリシャの人が開いています。
 彼は以前そこでアルバイトをしていたそうです。
 みんなでぶらぶらと歩いてから,そのお店に戻ってきてさっそく注文したフィッシュ&チップスが出てくると,その大きいこと!とてつもなく大きな魚のフライと大量のフライドポテトでした。
 あの日はカメラを持っていくのを忘れたんですが,ほんと持って行っとけばよかったなー。
 あんな大きいの撮っておきたかった…