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能登半島 穴水中居湾からの眺めとぼら待ちやぐら

 能登から金沢への帰りです。穴水から「のと里山海道」にのる直前,国道249号線沿いにある穴水の「中居湾(なかいわん)ふれあいパーク」でしばし休憩。その時の眺めです。

 ここにはぼら待ちやぐらの展示が湾内にあり,その説明もありました。

 この公園の湾沿いからの眺めです。東側から西側へとぐるりと撮影しています。

 ぼら待ちやぐらの説明にはこうありました。
「日本最古の漁法ぼら待ちやぐら
 ぼら待ち漁は,江戸時代から伝わる原始的な漁法で,7,8メートルの丸太やぐらを組み,その上から海底に張ったフクロ網を見張る,ボラの群れが網に入ると網口の網をたぐり上げて獲るというのんびりした手法です。(続く)

 ボラは音に敏感で,静かに待たなければならず,光の反射する海面を通して魚影を見つけなければなりません。(続く)

 藩政時代から続いた穴水湾の伝統漁法で命じ22年(1889)に当町を訪れた米国人天文学者のハーシヴァル・ローエル(1855−1916)が『創世記に出てくるノアの大洪水以前にあった掘っ立て小屋の骨組みを,これも有史以前の伝説による怪鳥ロックが巣に選んだ場所』と形容しています。」(穴水町の案内による)

 やぐらの上には人のマネキンがのっていますから,いかに大きなやぐらなのかがわかります。しかもこうやってじっくり待っていたなんて,なんともはやのんびりしたものです。

 湾の西側に浮かんでいるのは,この穴水名物の牡蠣の養殖棚のようです。


 撮影日 2015年7月20日

−−  お地蔵さんとトンボの仕切り線です  −−