石川県内に残る静態保存蒸気機関車一覧です。といっても旧国鉄の蒸気機関車は5両しか保存されていません。
昔は当たり前のように走っていた蒸気機関車も今では記念物ですね。
鉄道模型が趣味だった私はよく金沢駅にSLの写真を撮りに行ったものです。でも1974年の七尾線を最後に金沢でも蒸気機関車がみられなくなりました。
最後におまけとして,昔金沢駅で撮影した在りし日の蒸気機関車の写真ギャラリーがあります。
型式・番号 | 廃車年 | 最終配置 | 所在地 |
---|---|---|---|
C56 123 | 1973.6 | 七尾区 | 七尾市 希望の丘公園 |
C56 159 | 1974.6 | 七尾区 | 羽咋郡志雄町 子浦 志雄町公民館 児童公園 |
C58 140 | 1974.3 | 七尾区 | 羽咋郡押水町 今浜 海浜児童公園 |
D51 522 | 1976.3 | 中津川区 | 金沢市北塚町 西部緑地公園 |
D51 822 | 1970.3 | 福井区 | 松任市相本町 JR松任駅前緑地広場 |
金沢の西部緑地公園内に保存されています。
おまけとして後ろに貨車が1両くっついています。
も一つおまけに,腕木式信号機も前に立っています。
保存状態はCランクですね。
つまり,かなりさびてる。汚れてる。おまけに部品がなくなってる。これが蒸気機関車だよって,小さい子に言うのにはいいかもね。
前の連結器の周りが網で囲まれてました。入ってはいけませんってこと。
小さい子どもがたくさん遊びに来るところだからね。
だれかけがでもしたのかな?
JRの松任(まっとう)駅前にあります。
この駅前の公園も整備されてかなりきれいになっています。JR北陸線に平行してこの蒸気機関車は置かれています。
松任にはJRの松任工場があります。そのためでしょうか,この蒸気機関車の保存状態はいいようです。お色直しもしてあたっています。
お隣には「中川一政記念美術館」,向かいには「松任市ふるさと館」があります。
JR松任駅前にあるためか,この蒸気機関車の前にはくわしい説明がありました。
以下のようなものです。
蒸気機関車(Steam Locomotive)D51 822号のあらまし
D51形蒸気機関車は,昭和11年からどう20年にかけて1115両製造され,この機関車は822番目のものであり,かつての国鉄の花形機関車としてもっぱら北陸本線の貨物輸送に貢献してきましたが,国鉄の無煙化,電車化によって,その使命を終え,ここに昔日の雄姿をとどめています。
車歴
1.製造年月日 昭和18年2月9日
2.製造工場 鉄道省浜松工場(現在のJR)
3.配属機関区 1943(昭和18)年2月 敦賀 機関区
1956(昭和31)年3月 福井 機関区
1964(昭和39)年7月 糸魚川 機関区
1969(昭和44)年10月 福井 機関区
4.最終検修 国鉄松任工場
5.廃車指定 1970(昭和45)年3月
6.使用期間 27年
7.全走行距離 156万6000km(地球約39周)
8.車の性能その他 最高時速 85km 馬力 1280馬力
重量(運転整備) 125.77トン
長さ 19.73m 高さ 3.98m
幅 2.94m 動輪の直径 1.4m
大まかに以上のようなことが書かれていました。
●「日本の蒸気機関車」(ネコ・パブリッシング,1994年,レイル・マガジン1月号増刊)
D51 876
(1968.10.14撮影)
金沢駅にもとうに電化の波が押し寄せ,まもなく蒸気機関車も消え去る運命でした。
D51 876
(1968.10.14撮影)
このD51はまだ客車をひいていました。
C58 325
(1968.11.23撮影)
C58は金沢駅ではたくさん見かけたものです。
C11 303
(1968.11.23撮影)
めずらしいC11。
あまり見かけなかったので撮影した模様。
鉄道記念日か何かの催しで出かけたときの写真。
(撮影日不詳)
拠点の駅にはこのような転車台(ターンテーブル)があります。
このときにはすでにたくさんの電気機関車が並べられ,これからの主役であることを強調していました。
C58 324
(撮影日不詳)
撮影日はわかりませんが,カラー写真を撮るようになったのは中学時代だから(年が知れる!)日本万国博覧会(これまた古い!)が開催された1970年以降ですね。
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