牛岳登山
牛岳登山

中部北陸自然歩道−牛岳と赤とんぼを訪ねる道を歩く−

 2006年秋の大宮登山隊の目的地は富山県の牛岳です。秋晴れの1日,牛岳のてっぺんでめった汁大会をするべく,8人が集まりました。これはそのときの報告です。(登山日は2006年10月29日です。)
 ではまず,コースの概略をご紹介しましょう。まずは地図から。(この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図「山田温泉」を複写したものです)
牛岳登山地図
 車でやってきたのは,牛岳温泉スキー場のゴンドラの駅「なべたに駅」のところ。(A地点)ここに車を置いて,出発です。そして,赤いコースをスキー場のリフトに平行に真っ直ぐに上ります。たどり着くのが,車道の途中のB地点。ここからはひたすら車道を歩きます。したがって,山の中の登山という感じではありません。楽しく道を歩くって感じですね。頂上に近いあたりにはトイレがあります。(C地点)ここから牛嶽大明神(牛嶽神社)(D地点)までは,残り200mくらい。ちなみに,牛嶽大明神の直下まで車で行くこともできます。つまり,牛岳っていうのは,とてもお手軽にやって来ることのできる山なんですね。そして,本当の頂上ってどっちなのだろうと思うのですが,二等三角点(E地点)がこの牛嶽大明神から少し離れたところにあります。(この報告では二等三角点(標高987.1m)を牛岳の頂上として記述しています。)
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 では,続いては鳥瞰図です。富山県高岡市上空20000mから見た牛岳近辺です。
牛岳鳥瞰図
 これは北側から見ていますので,通常の地図とは逆方向。しかし,来た方向から見ているって感じです。
 左の方にある「鍋谷」から登っています。くねくねと見える車道をほとんど利用して登っています。(この車道は中部北陸自然歩道となっています)(この鳥瞰図では,二等三角点のあるところを牛岳として示しています。)
 ちなみに,帰りには牛岳トンネルを抜けて,小牧ダムの近くの湯谷温泉に浸かって帰ってきたのでした。
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 それでは,そのほかの地図や,鳥瞰図を紹介しますので,いずれも大きな画像のページがありますからご覧ください。(表題または画像をクリックすると,そのページに行きます)

牛岳付近広域地図
牛岳広域地図
牛岳付近地図
牛岳地図
牛岳鳥瞰図(高岡上空20000mからレンズ50mm)
牛岳鳥瞰図 高岡上空20000mからレンズ50mm
牛岳鳥瞰図(高岡上空20000mからレンズ100mm,やや望遠)
牛岳鳥瞰図 高岡上空20000mからレンズ100mm

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 では,登山報告の始まりです。
なべたに駅から見た牛岳スキー場の駅  ゴンドラの「なべたに駅」に着いたのは9時10分頃。
 とりあえず,ゴンドラの駅から,向こうのセントラルゲレンデの頂上のゴンドラの駅を見ています。
 ちなみに,今シーズンはこちらのユートピアゲレンデは営業していないようです。つまり,このロープウェイも動いていないということです。
 それほどスキー人口が減ったということでしょうか。

ユ−トピアゲレンデの途中  出発して5分後です。
 以後,出発の9時15分を基準にして時間を記述します。
 さて,ゲレンデをひたすら真っ直ぐ登ります。
 しかし,途中で森の中から怪しい音が……この年,あちこちで熊が出没しています。もしかして熊なのでは……とおそれた面々は,森の近くを登るのはやめにして,ゲレンデの中央を登っていきます。

なべたに駅を見返る  出発15分後,ゲレンデの途中から下に「なべたに駅」を見ています。
 赤い屋根が「なべたに駅」。
 ちょっと左に,牛岳温泉スキー場のセントラルゲレンデのある山が見えています。
 何回もこの牛岳温泉スキー場へは来たことがあるのですが,牛岳の頂上ってこのセントラルゲレンデのてっぺんだと思っていたのでした。牛岳にあるのが牛岳温泉スキー場で,こちらの今登っているユートピアゲレンデはおまけだと思っていたのでした。

いよいよ林道にたどり着く  出発25分後。
 いよいよ林道にたどり着きます。(最初の地図のB地点)

林道を歩く  ここからは林道を歩きます。
 ちょうど正面に見えるのが牛嶽神社のあるところ。
 ちょっと右の頂上が二等三角点(標高987.1m)のある牛岳頂上。
 牛嶽神社のちょっと左下に白く見えるのは,林道途中のトイレです。(と言っても,写真をこの大きさに縮小したので,この画像ではよく分かりませんが……)

林道途中の標識  出発45分後。林道途中の標識です。
 中部北陸自然歩道ということで,右は「牛岳2km」左は「鍋谷4km」と出ています。
 あと2km歩いたら,目的地にたどり着くってことですね。

リフトの下  しばらく歩くと,再びユートピアゲレンデのリフトの下をくぐります。
 つづら折れですので,2回このリフトの下をくぐります。

トイレ  出発してから1時間と25分,トイレのあるところ(最初の地図のC地点)にたどり着きました。
 あと,山頂の牛嶽神社(牛嶽大明神)までは200mです。

牛岳温泉スキー場のある山を見る  このトイレのあるところ(C地点)から,牛岳温泉スキー場のある山のてっぺんを見ています。
 なかなかすばらしい眺めです。
 この写真の大きな画像は牛岳登山−牛嶽神社200m手前の休憩所からの風景−のページをご覧下さい。
 また,ここから見える山々や町を紹介した,環境庁と富山県の設置した写真の牛岳登山−牛嶽神社200m手前の休憩所から見える山々−のページも参考にご覧下さい。

牛嶽神社まであとわずか  先ほどのトイレ(C地点)から200m,時間にして約10分,なべたに駅を出発して1時間と35分で,ここまでやってきました。
 頂上の牛嶽神社まではあと1歩(というか,あと100歩くらい)
 この場所までは車も入ることができるので,牛岳って,こんなすごい林道があるのかと感心したのでした。

牛岳大明神の鳥居 牛岳大明神  ということで,ようやく牛嶽神社にたどり着いたのでした。
 林道を上がってきたので,まあ,みんなでおしゃべりしながらの楽しいハイキングという感じでした。
 ちなみに,しばらくしたら,別の中年女性(きっと自分より年上)の登山隊がやってきました。そして,彼女たちは本格的に登山をして,二本杉休憩所からブナ林を通り抜けて,この牛嶽神社にたどり着いたようです。(二本杉休憩所からここまでは山の中約1.2km)
 自分たちが林道を歩いてきたと答えると,「なんだこの人達,そんなもの登山じゃない。」とちょっと小馬鹿にされたようでしたが,まあ,この大宮登山隊はめった汁パーティーが目的なので,よしとしましょう。

二等三角点まで歩く途中  さて,めった汁パーティーのあとは,本来の頂上である二等三角点のある地点まで行ってきました。
 牛嶽神社からは約300mくらい離れています。いったんちょっと下って,また上ります。約10分もあれば着きます。
 途中はこのように茂みの中を歩きます。

二等三角点に行く途中  途中にこのような案内がありました。左には二等三角点,右には牛嶽神社です。
 それと,九合目といったような標柱が立っていましたし,もう一方向への案内もあったようですが,しっかりと記録してこなかったので,不明です。

牛岳頂上 二等三角点 標高987.1m  これが二等三角点のある牛岳の頂上です。
 標高は987.1m
 ここからの眺めは下の方にあります。

 ちなみに,このあたりの中部北陸自然歩道のコースの紹介を載せておきましょう。
 牛岳登山−中部北陸自然歩道の紹介−のページをご覧下さい。コース選びの参考になります。

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 さてでは,頂上からの眺めを紹介しておきましょう。それぞれに大きな画像のページがありますので,説明または写真をクリックしてください。
牛嶽神社から見た小矢部方面その1(北西方向) 牛嶽神社から見た小矢部方面その2(北北西方向)  左は牛嶽神社から見た小矢部方面その1(北西方向)
 右は牛嶽神社から見た小矢部方面その2(北北西方向)

牛岳頂上(二等三角点のところ)から利賀村方向(南東方向)を見る 牛岳頂上(二等三角点のところ)から牛岳温泉スキー場方向(北東方向)を見る  左は牛岳頂上(二等三角点のところ)から利賀村方向(南東方向)を見る
 右は牛岳頂上(二等三角点のところ)から牛岳温泉スキー場方向(北東方向)を見る
 もう一つおまけに,牛岳頂上からの360度パノラマ画像(カシミール3Dによる)をどうぞ。なお,別ページで表示されますが,ファイルサイズが大きいのでご注意下さい。(6890×497ピクセル,847KB)
牛岳頂上からのパノラマ
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下りの林道 なべたに駅を見る
到着  さて,このあとは下り。
 下り始めたのが1時ちょっと前で,下のゴンドラの駅に着いたのが2時頃ということで,下りは約1時間でした。
 ということで,このあとは牛岳トンネルをくぐって庄川の方へ,そして,庄川ダムのちょっと下流の湯谷温泉に浸かったのでした。
 では続きは湯谷温泉の報告をどうぞ。
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 このページに掲載の地図の作成に当たっては,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図200000(地図画像),数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものです。(承認番号 平15総使,第415号)
 このページに掲載の鳥瞰図,段彩図,展望図の作成に当たっては,上記の国土地理院のデータおよびカシミール3Dを使用しています。