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シャルマ家のサプターハー(法事)に私も入り,しばしグル(先生)の話に耳を傾けます。言葉はネパール語なのでさっぱり分かりませんが,話にリズム感があり,それがとても心地よく,思わず引き込まれそうになるぐらいです。時折,皆が笑っていたりするので,きっと難しい話ばかりでなく,ユーモアを交えて話をしているのだろうなぁーなんてことを思って聞いていると,あっという間に二時間がたってしまいました。
少し休憩を挟んで五時ぐらいから,今度は違う先生の話を聞くそうです。この先生方というのは,十五,六歳で家を出,修行に出られ,インド各地やネパールで勉強を重ねながら教えを説いて回っているそうです。
中の一人,スワミン・ビビカーナンドゥという先生は,ヒンズーの教えなどに精通し,とても話の内容が豊富で絶大な人気があり,あちこちで引っ張りだこの様子。今回,シャルマ家のサプターハーには,随分前からお願いしてあったそうです。