がんばさんのネパール旅行記（ネパール式法事体験記）
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子どもたち −英語は小学生でも上手−
シャルマさんの家があるパルガティ・ナガルは，ネパールでも南の方に位置し，朝晩は少し冷えますが，日中は二五，六度ぐらいにはなっているのでしょうか。バナナやココナツなどの熱帯の植物も見かけることがあります。
ただ，日中，何もすることがなくブラブラしている人が大勢います。働く場所もなく，仕事もなく，一家の働き頭は大きな町へ行き，家族や兄弟たちを養っているのだとか。日本に行って働きたい，そして大きな家を建てたい，そんな夢を持っている人が多いのには驚きました。
それでも子どもたちは元気に学校へ行き，しっかりと勉強している様子。中でも英語は小学生から習っているらしく，私の方がタジタジになってしまうことが度々ありました。
また，すっかり友達になった茶店のバータクさんの子どもたちとあれこれ話をし，日本の歌を歌い，ネパールの歌を教えてもらったりして，楽しい時間を過ごすことができました。テレビも何もない所だからこそ，こんなコミュニケーションがいつも親子の間であるのだなあと思いました。他人の子でも悪さをすればしかる，大きな子は小さな子の面倒を見るといったようなことが今も続いており，この国の人たちの豊かな心の基本になっているのではと深く感じました。
