満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:菜喰 安心院(さいじき あじむ)

分類:和食 所在地:金沢市安江町(東別院門前)
−−−お箸の仕切り線−−− 探検時期:2015年3月  今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:会席料理
今回の所要経費:お酒も入れて一人あたり約7300円弱
探検隊の報告:
始まりですよ  お目出度い行事の打ち上げである。無事に行事を終え,ほっとした顔で面々が集合する。
 今日やって来たのは安江町の商店街にあるここ「安心院」である。昔この商店街にはアーケードがあって,雨天でも傘なしで歩けた。それが有名な商店街であった。しかし,地域の商店街が廃れるようになり,アーケードも老朽化し,ついにはアーケードは取り外されてしまった。だが,今では逆にすかっと空が見上げられて,気持ちよい。かなりまっすぐな商店街なので,ずっと先まで見通せて気持ちがいいのである。
赤星  今夜のここは,参加隊員の中でも「この店にはまってしまったの。」と言う幹事のエス女史の選択である。一度人に紹介されて来て以来,よく来るらしい。今月も今日来てまた来週あたり友人と来るということである。そういうエス女史に今夜の幹事を頼み,ここへやって来たのだった。
 今夜の予約客は我々のみ。2階の部屋を貸し切っている。この部屋は最大何人くらい入るのだろうか。今夜はテーブルを2つくっつけて8人がちょうどうまい具合に座っている。同じ大きさのテーブルがあと2脚隅に追いやられているので,一テーブル6人座ったとしたら36人も入るのだろうか。
 そんな詮索はいいとして,木目の際だつテーブルの上には,一人一人にお盆が置かれている。そして料理が次々と運ばれてくるのだった。
 最初の写真は始まりの状態である。そして2枚目は本日の乾杯のお酒。最初全員生ビールと言っていたのだが,ちらりと眺めたお品書きに「サッポロラガービール 赤星」とあり,なかなか珍しいこれを自分は所望したのだった。
 やはり小さなグラスにビールを注ぐのが好きなのである。
湯葉  最初に出てきたのは左は「湯葉」。上にちょこんとせんなが載る。
 右には「京ラフラン」という菜っ葉。これの酢味噌和えである。
 若いお兄さんが料理を運んでくるのだが,いちいち料理について説明してくれる。そしてこの「京ラフラン」についてはその袋まで見せてくれる。京都で新しく開発された京野菜らしい。この店はそういう新しいものにも目をつけて,料理を工夫するところが素敵である。
蛤の潮汁  こちら「蛤の潮汁」。この写真だけがなぜか赤味を帯びてしまった。この携帯電話のカメラも時々こうなる。謎である。
 料理だが,もちろんいい味。蛤もぱっと見た目では貝と分からない切り方。ありきたりではないところがこの店の真骨頂か。
お造り  こちら「お造り」。鰤,蛸,金目鯛,黒鯛。である。
 金目鯛は焼き魚としてはよくいただくが,刺身として食べることはきっと珍しい。そして,この金目鯛がすごく甘くとろけるような食感であることを初めて知った。いやはや,金目鯛の刺身ってこんなに美味しかったのかと初めて知った次第である。
 ところでこの店の名「安心院」は普通読めない。よっぽど知っている人でないとちゃんと「あじむ」とは読めないだろう。最初幹事のエス女史に店の名を聞いたときも,なんだか変わった名だなあとしか思わず,しかも次に漢字で「安心院」と書いたものを見せられたら,「あんしんいんってどこかのお寺?」って感じであった。
鱒の焼き物  で,この「安心院」というのは大分県宇佐市にそういう地名の所がある。
 だがなぜこの店の名が「安心院」なのか,それは聞きそびれた。今度エス女史に確認してもらうしかない。
 さて,この料理はマスの焼き物。手前には小さな新ジャガ。もう新ジャガ。いったいどこのジャガイモなのだか,えらく早い新ジャガである。
 そして,上に載っかるのがシマラッキョウ。焼き魚にはよくある筆生姜ではないところがまたこの店の一工夫か。
すだれ貝  これは「すだれ貝」。すだれ貝というのも聞いたことのなかった貝である。「珍しく近江町で出ているのを見かけたので,本日お出ししています。」とのこと。「近江町」とはここ安江町からほど近い金沢市民の台所「近江町市場」である。魚介類に野菜にと,とにかく安くて新鮮な魚介類を提供している市場である。
若竹煮  こちら「若竹煮」
 この店は東別院の真ん前にある。蔵を改装した店である。このあたりは昭和2年(1927)4月に大火があった。この辺り一帯が焼け野原になった。しかしここは蔵だったので当時焼け残ったらしい。その蔵を改装してできている店である。
 入り口も蔵らしい重厚な扉。二階の部屋も天井の梁がそのままむき出しで,窓も東別院に向かって小さな窓が一つあるだけである。蔵を改装してとても素敵な空間を造っている。
揚げ物  向かいに座る支店長が途中から冷酒を色々と注文する。自分もそのお相伴にあずかる。
 お酒も色々と取りそろえてあるようで,お品書きには種々並ぶ。
 まずは「宗玄 漲(ちょう)」。一合で900円也。そのほか色々と試してみる。はて,何種類飲んだのやらって感じの今夜の宴会である。
 ちなみに写真は揚げ物。ふきのとう,たこ,白魚,行者ニンニク,あと一品はて何だったのやら。
 塩をつけていただくのだが,この塩にも一工夫がしてあるとのこと。どんな工夫だったのかはすでに記憶にない。
ごはん  しめのご飯である。「生姜ご飯」これがまた美味しい。お釜で出されてきて,それをよそってくれる。支店長はもう一杯お代わりを所望。それがお釜についたおこげで,「おこげも美味い!」と満足げ。
 干鰯がついてくるのだが,これがまたご飯に合う塩加減。干鰯をかじって食べるご飯の美味しいこと。
デザート  最後にデザートである。
 今夜はすべてに美味しくて,最後のデザートまでもすべていただく。
 工夫された美味しい料理をいただいて,お酒もたらふく飲んで,それで7000円あまりだから,至極満足の宴会であった。
 宴会が終わって店を出ると,横安江町商店街の通りから武藏が辻のANAホリデイインスカイホテルが正面に見える。アーケードがなくなったが故の風景であり,古くからの寺院に,いきなりそびえ立つビルという対比がまた一興なのであった。
 ということで,武藏が辻までみんなで歩き,そこで解散である。せっかくのお目出度い夜,おなかはいっぱいだがあともう少しだけ飲もうかと一人香林坊に向かうのだった。
−−−お箸の仕切り線−−− 探検時期:2015年7月  今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:おまかせ会席
今回の所要経費:料理5000円 あとは飲み物
探検隊の報告:
 今夜はささやかな送別会である。その会場に選ばれたのがここ「安心院」である。というのも,幹事がくだんのエス女史である。この店がお気に入りの彼女は,会場としてここを選ぶ。料理5000円のコースを頼み,あとの飲み物は適当に注文して,最後に精算である。
 ということでこれが始まりの状態。
 こちら先付け。ナスの冷製。上に載っているのはおからだったか。そして何の実?松の実だったか。う〜ん,今夜も料理についてはすべて説明を聞いたが,すべて忘れている。美味しく食べて語らって,そのためのお酒と料理だが,料理の中身は忘れているのだった。
 こちらオクラをすりつぶしたものらしい。いやはや,このような調理法は初めてである。さすがオクラで,ややゼリー状でぬるぬるしている。カクテルグラスに上品に盛りつけられている。
 お造りである。載っていたものも聞いたが,もちろん忘れている。
 ところで今夜の主役は,この職場を去り,アイルランドへと帰る。しかも,自転車で大陸を横断するらしい。もちろん海を渡るのは船だが,陸地は自転車で数ヶ月かけて移動するらしい。中国,モンゴル,シベリアなどを経由して,ヨーロッパへとたどり着くという壮大な自転車の旅である。
 外国人はやることが違うと感心する次第。
 こちら椀ものはハモ。夏だねえ。夏の風物詩というべきか。いや,京料理ではよく使われるが,金沢ではそんなに見かけない。
 そう言えば,ここは「京料理」と「加賀料理」を融合させた店ということだった。だから,ハモが出てきて当然ということか。
 このお皿が出てきて,はていったい次は何?と思ったら出てきたのは大きな器に載った鮎の塩焼きだった。
 しかも,この大きな器の盛りつけ,塩で川を表現している。何という盛りつけ方なのだろう。
 たくさんの鮎が川を泳ぐ姿である。鮎の塩焼きも何度も食べるが,このような盛りつけ方は初めて見た。塩で川の流れを表現するのもちょっとした絵心が必要ではあるまいか。
 頭からかぶりつくが,ちょっとしたほろ苦さが美味しい。
 こちら下はトウモロコシ。揚げ物である。上に赤い万願寺ししとうが載る。
 万願寺ししとうも京野菜の一つ。ピーマンかと思うくらいの大きさである。
 こちら本日の自分の飲み物「サッポロラガービール」,通称「赤星」。ここへ来るとは「赤星」があるので,これを注文して,一人グラスで飲む。
 手前の一品ははて何だったのやら。
 賀茂ナスの梅味噌田楽。これまた京野菜。
 いやはやビールが進む。ほんとにここの料理は上品である。そしてさまざまな工夫がある。目で見て楽しく,舌で味わって美味しい。そして店の雰囲気がいい。エス女史がお気に入りになるはずである。自分は毎回この2階の部屋での宴会だが,彼女曰く「1階のカウンター席がまたいい。」ということである。
 こちら蒸しもの。はていったい何だったのやら。
 最後の方は冷酒をいただく。確か「大信州」。長野のお酒。
 そしてご飯は前回と同じ「生姜ご飯」。このめざしが美味しい。
 最後は水物。スイカとサクランボ。
 料理はすべて美味しかったし,この創作料理というべきか,素敵な盛りつけや調理方法にも感心した。
 ということで本日のささやかな送別会は終わる。無事自転車でお国に帰ることができますように。
−−−お箸の仕切り線−−− 探検時期:2016年1月  今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:おまかせ会席
今回の所要経費:料理5000円+飲み放題1500円
探検隊の報告:
 今夜は某スポーツ大会の打ち上げである。Aチームは2回戦敗退,Bチームは1回戦敗退ということで,午後からは早々に会場を去り,宴会開始は5時半である。もっと早くてもよかったのだが,この店は早くても5時半からしか開始できないらしく,最速の5時半開始の宴会である。
 今回の幹事はうちの職場のケイ女史だったのだが,半年前の送別会にも参加しており,あの店がいいんじゃないの,ということで,ここ「安心院」が選ばれたのだった。
 ケイ女史が予約の時にうちの職場の名を出すと,「そちらのエス女史の紹介ですか?」と聞かれたらしい。つまり,このようにくだんのエス女史はこの店の常連と化しているらしい。
 しかしこの店,今回もそうだが,何回来ても料理を楽しませてくれる店である。
 ところで今回携帯電話を忘れた。通常携帯電話がなくてもとりたてて困らないのだが,食事の時に料理を撮影するためにもっぱら使っている携帯電話なので,本日の料理が撮影できない。ということで,今回はくだんのエス女史に撮影を頼んだ。彼女のセンスで好きなように撮ってもらった写真が今回のものである。
 しかし,エス女史はスマートフォンで撮影したのだが,写真が実にきれいである。自分の携帯電話も買った当時は最もカメラの性能のいいものを選ぶという買い方だったのだが,今の時代,スマートフォンのカメラ機能はかなり向上しているらしい。こうやって画像処理してもかなりきれいに写っているのだった。
 さて,なんてことを書いているうちに写真も6枚目である。
 1枚目は始まりの状態で,先付けの胡麻豆腐だったか。何しろ料理は今回も説明を受けたが,ちっとも覚えていないのだった。
 その隣は生ビールがやって来たところ。乾杯は小さなグラスの果実酒であるが,以後は生ビールである。前回,前々回とサッポロの赤星だったが,今回は飲み放題コースを選択している。飲み放題コースはビールは生ビールのみなので,まあ小さいグラスが好みの自分としては,大きなグラスだが,よしとしよう。
 3枚目は茶碗蒸しかな。そしてその隣,「乾杯の写真も撮るわよ。」と今回の幹事のケイ女史とこの店ご常連のくだんのエス女史である。
 5枚目はお造り。またもや蛸が出てくる。タコといえば「おんな酒場放浪記」の倉本さんをすぐに連想するのは自分だけか。
 そして,6枚目は椀もの。何だったかはもちろん忘れている。
 しかし,今回飲み放題にしたのは「大酒飲み」,いや「ザル」,いやまあ「どんだけでも飲む」一人が参加していたし,スポーツ大会の後でもあるからという理由だったのだが,その「どんだけでも飲む」一人は昨夜も飲み会で飲み過ぎて,「今日はウーロン茶にする。」と言う。
 幹事としては「飲み放題の元が取れるのかしら。」なんて思ったらしいが,その彼は「今夜はウーロン茶を山ほど飲みますから。」と言う。その言葉に違わずウーロン茶をピッチャーに2杯以上は飲んでいただろうか。
 ちなみに,この写真,左は焼物,右は石川県の郷土料理「かぶら寿司」である。
 左は蒸し物で右はこれまた石川県の郷土料理「治部煮」であったはず。
 これで3回来ているが,毎回違った料理で飽きさせない。しかも美味しい。
 こちら天ぷら。手前の緑のまん丸いのは芽キャベツ。これだけは覚えている。何しろこんなものも天ぷらになるのか,そして,なかなか美味しいなと思いながら食べた。
 途中からは生ビールをやめて冷酒とする。赤星は飲めなかったが,美味しい料理と美味しいお酒と楽しい会話でいい宴会であった。
 そして,締めのごはんである。それからデザート。
 写真はすべてくだんのエス女史の撮影であったが,これもまた一興というか,思い出である。
 宴会後幹事のケイ女史とくだんのエス女史とは追加のデザートを食しに行くらしい。こちらは甘いものには縁がないので,一人ふらりと香林坊を目指したのだった。寒いけれども雪の降らない金沢であった。
−−−城の仕切り線−−−
探検隊おまけの報告:
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