満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:京の大衆ハマカラ酒場

分類:和食・洋食
所在地:京都府京都市下京区塩小路通西洞院西北側(京都駅近く,塩小路通沿い)
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探検時期:2017年9月  今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:ホルモンテッポー焼き+スタテン6本+牛タン筋あぶり(?)+から揚げ+飲み物5品+つき出し2つ−端数の4円はサービス
今回の所要経費:540円+842円+540円のはずが間違えられて745円(?)+421円+2397円+648円−4円→5590円
探検隊の報告:
 サクッと呑むのにちょうどよい店だったね。
 京都1泊2日の旅である。毎度おなじみ素泊まりで,夜はどこかに呑みに行く。ホテルは京都駅の近く。バスで京都駅に帰る途中に,ホテルからも近い塩小路通に何かいい店がないかと車窓から見る。大きなビルも林立するが,その隙間に小さな店が点在している。京都駅でバスを降りて,とりあえず赤提灯らしき方を目指すのだった。
 そうやってやって来たのがここ「京の大衆ハマカラ酒場」である。表には「ホルモン」という提灯,なんだかから揚げを売りにするような立て看板が出ている。もう少し西寄りにも同じような雰囲気の炭火焼き肉の店があったが,ビールの値段を見て,より安い方を選択した。しかも「ハイボール290円」というのにもひかれこの店に入ったのだった。
 店に入るとカウンターに垂直方向にテーブルが3つ,ちょっと奥にカウンター席が6席ある。一番奥のテーブル席に一人座っている人物がいたが,この人がこの店のオーナーらしい。最初お店のおねえさんのおすすめで一度奥のカウンター席に座ったが,やはり向かい合って座れるように,調理場に近い3つあるテーブル席の真ん中に移動させてもらって座る。今夜この店一番最初のお客が我々2人である。
 飲み物だが連れ合いは生中,自分は瓶ビールが3種類あって,どれも同じ値段なのでやはり「キリンラガー」よりも「アサヒスーパードライ」よりも「サントリープレミアムモルツ」である。生中486円,瓶ビール486円で,しかもプレミアムモルツだから,価格としてはこの店の屋号通りに「大衆酒場」であろう。
 こちら最初に注文した瓶ビールと生中。つき出しは小魚の佃煮。つき出し324円也。
 おつまみであるが,お品書きにはやたら「名物」という能書きが目立つ。どちらにせよ今夜はホルモン目当てにやって来たので,それぞれのお品書きはいったい何々かと調理を担当する若いおねえさんに尋ねる。
 この店はこの調理担当の若いおねえさんと,飲み物や接客担当の若いおにいさんの2人で切り盛りしている。オーナーがこのおにいさんに飲み物の作り方のコツをメモしておくようにと指示を出している。次のバイトに伝えるためのものなのか。
 まず注文したのが「ホルモンテッポー焼き」。540円也。ちょうど調理しているおねえさんが見える席だったが,大きな鉄板の上でコテを2つ使いながら上手に料理を作っている。こいつがビールに合ってなかなかに美味しい。ホルモン目当てにやって来たこの店で,なかなかあたりの料理で,いい味である。
 さて,次に注文したのがこれまた「名物」とある「スタテン」である。これまた文字だけだとわかりづらく,いったい何なのかとおねえさんに聞くが,そちらに写真がありますよと言われ,ふり返ると通路側の壁にお品書きのそれぞれの写真がある。これだととてもわかりやすい。なんだこんなものなのかと,納得し,そのうちの3種類を注文する。「牛レバー」「牛ミノ」「牛ハラミ」である。要するに「スタテン」とは「スタミナホルモン天ぷら」の略って感じなのだろうか。いや「天ぷら」と言うよりも「フライ」,それよりも「モルモンの串カツ」なのだが。各種1本140円也。
 そうこうするうちにこの店のオーナーとおぼしきおじさんが去ってしまうが,ほかにも店があるのか,やることがあるのか,若い2人にお任せのようである。そしていよいよお客が次々とやって来る。サラリーマンらしき2人連れも最初カウンター席に行ったが,結局はテーブル席に戻ってくる。次に4人連れがやって来たが,2階へと上がる。2階にも席があるらしい。
 もうあっという間にビールはなくなり,いよいよ「メガ角ハイボール」を注文する。大きなジョッキで626円也。
 そうこうするうちにまたもや今度は少々ご高齢の方も交えた6人ほどが入店する。4人を超えるともはや2階席である。くだんの調理をするおねえさんが,もう一人の若い男の子に
「こんなにお客を入れて,対応できるの?」
 って感じで心配している。この女の子が実質この店の店長という感じである。料理を一手にさばくのがこの女の子なので,人ごとながら,そうだねえ,大丈夫なのかねえ,などと思っているともう一人のバイトらしき若い女の子がやって来た。
 このあたりでもう一品注文した「牛タン筋あぶり」がやって来る。こちらは結構コリコリとしていて,砂肝のような食感だが,やはり牛タンの味わいがじわりとじみてくる。こいつがまたビールに合って美味しい。
 こちらが500円(税込み540円)。しかしあとでレシートを見ると,どうもこれが690円(税込み745円)として扱われているように思われる。単なる「牛タン筋あぶり」を注文したはずだったが,これって「和牛すじ焼き九条ねぎ」だったんだろうか。いや,どう見ても牛タンのように見えるのだが。今となっては真相はわからない。注文した方も結構酔ってしまっているので,もしかしたら「和牛すじ焼き九条ねぎ」だったのか。あとでじっくりレシートを見て,そうかもしれないといぶかるだけである。
 調理担当の女の子が
「もうもやしが切れるのよ。どうしよう?」
と言うと,あとでやって来た女の子が
「いいわ。1000円持ってマーケット行ってくる。」
と言って出て行く。確かにもやしがないと,先ほど食べた「名物」とやらの「ホルモンテッポー焼き」も様にならない。しかし,しばらくして戻ってきた女の子が
「もやしなかったわ。」
とのこと。これまた人ごとながら,今夜の料理の注文はどうさばくのだろう,大丈夫なのかねえ,などと思ってしまう。
 そんな会話を聞きつつ,今日の京都の旅を連れ合いとふり返る。午後からは大徳寺の塔頭の一つが特別拝観だったので行ってきたのだが,どこも閑散としていて,土曜日なのにこの時期ってのは空いているなあと話をする。
 あともうちょっとのおつまみがほしいということで,これまたこの店のウリらしき「から揚げ4個」を注文する。421円也。やはり「第4回全国からあげグランプリ 味バラエティ部門金賞受賞のハマカラ酒場の店名にもなった自慢の『京のからあげ』」などと書かれたからには注文せざるを得ないって感じだ。そして最後に飲み物は表の看板にあった通常の「角ハイボール」税込みで313円也。
 このから揚げ,味の方はまあ甘辛いタレが特徴なのだろう。柔らかいから揚げが美味しい。
 この店はまだまだ食べてみたいお品書きがたくさんあった。単純なホルモン焼きではなく,いろいろと工夫されて調理されているところがウリだと思う。タンのユッケなどもあり,機会があればまた来てみたいものである。
 ちなみに「ハマカラ」ってどういう意味なんだろうか。はじめはてっきり「ハイカラ」だと思っていた。しかももらったレシートはしっかりと「京の大衆ハイカラ酒場」と印字されていたし。しかも住所はここと違う「油小路木津屋橋下ル」と,ここと離れたところが印字されていた。いや,ここの住所?はたまた,別のところの「京の大衆ハイカラ酒場」と姉妹店なのか,系列店なのか?レシートの印字が間違いなのか?どんな意味の「ハマカラ」なのだろうか?うーん,謎である。
−−−ビールの仕切り線−−−
探検隊おまけの報告:
お品書き このときのお品書きいろいろ:
酒のあて
韓国海苔,本日のおかき→各216円
枝豆,冷や奴→各313円
自家製きゅうりぬか漬け,酒盗,さめ軟骨,トマトスライス,自家製ポテトサラダ→各421円
生もの・さしみ
牛タンユッケ,熊本産馬刺し→各1069円
あぎ湯引き,牛たん筋あぶり→各540円
炭火・鉄板焼き
ホルモンテッポー焼き→540円
ホルモンテッポー九条ねぎ,和牛すじ焼き九条ねぎ,あぎ(牛あご肉)九条ねぎ→各745円
鉄板チーズ玉子焼き,トマトのチーズ焼き→各637円
名物スタテン 各140円
牛レバー(赤),牛ミノ(シロ),牛ハラミ,あぎ(牛あご肉),テッポー(牛てっちゃん),ウィンナー,九条ねぎ,なすチーズ,トマトチーズ
揚げ物
とうもろこしの丸揚げ,フライドポテト,ポテトもちチーズ→各421円
揚げだし豆腐,揚げだし茄子,れんこんはさみ揚げ→各529円
そのほか焼き物,野菜類,ごはんもの,麺類などいろいろあり

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