満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:はあと

分類:喫茶・軽食
所在地:金沢市長土塀2丁目18−24(三社交差点・石川県女性センター近く)
−−−お箸の仕切り線−−− 探検時期:2018年8月  今回の探検目的:喫茶・昼食
今回のお品書き:朝:コーヒー
         昼:日替わりランチ(ホッケの色付け)+ランチコーヒー
今回の所要経費:朝:300円
         昼:650円+150円
探検隊の報告:
 その店が気に入ったとか,その街が好きになったとかいうのは,結局は人とのふれあい方で決まるなあと思うのであった。
 この日は三社にある県の女性センターでの研修である。早めに駐車場に車を止め,館内にある喫茶コーナーでコーヒーでも飲もうと思ったのだが,いや待てよ,ここでは同業者にばかり会うし,落ち着けないので,近くに喫茶店でもあればと外に出た。満腹探検隊の報告にもなるしと表通りを見るが,それらしき喫茶店はない。お昼は立ち寄ろうと思っていたうどんの「大黒屋」でもとりあえず偵察するかとそちらに歩いて行くと,その並びにネオンサインで店名を示す店がある。これがここ「はあと」だった。
 じゃあここにでも入ってみるかと店に入ると,一階には本などが並べてあるだけ。中二階にカウンター席が見える。上がると先客がカウンターの両端に2人いる。この2人はモーニングサービスを注文していたらしい。その2人の間に割って入るように,カウンター席の真ん中あたりの空いている席に陣取る。
 暑い夏の日,アイスコーヒーにしようかと思ったが,やはり朝は熱いコーヒーにしようと,ホットコーヒーを注文する。
紫蘇ジュース  すると水とおしぼりの後に,紫蘇ジュースが出てくる。女性店主手作りの紫蘇ジュースらしい。
「ほほう,こんなサービスもあるのか。」と,ちょっと甘めの紫蘇ジュースを飲み干し,コーヒーを待つ。
 出てきたコーヒーを飲みながら,テレビに目をやる。今は高校野球の甲子園大会の季節。テレビに流れる試合をぼーっと見ていたが,そうこうするうちに先客が2人,次々と去って行く。
 カウンター席には自分1人である。
 カウンター内では女性店主が何やら長芋をすりおろしている。するとふと彼女が
「歩いていらしたんですか?」
 と聞く。カバン一つを抱えてきたものだから,車でやって来て,車の中に荷物を置いてきて,この店に入ったようには見えなかったらしい。
 そこで向かいの女性センターでの研修に来ていることなどを話す。するとどんな内容なのかとかいったことで会話になる。
コーヒー  そう,こういうちょっとした会話というのが人とのふれあい方というものである。
 途中で今日のランチの説明をしてくれる。チキンカツやイワシフライまですべて手作りらしい。
 この店を始めてすでに40年近く。すでにお年も70才を超えたとか。
「えー,ちっともそんな風には見えませんよ。若く見えますよ。」
 と言うと,
「ありがとう。それを聞きたくって,年の話をしたのよ。あはは……」
 と,これまたずっと一緒にこの店をやって来たらしいのれんの向こうの女性と笑い合う。
 研修は一日だと言うと,「ぜひ,お昼にもお寄りください。」とのことだった。そう,これだけ話をすると,お昼にも立ち寄ろうかと思うのであった。
−−−カップの仕切り線−−−
 さて,ということで,結局お昼にもやってきた。満腹探検隊としても,ランチにお目にかかってみたかったということもある。研修の午前の部は12時前に終わっていたので,すぐに歩いてやって来たのだった。
 中二階への階段を上がっていくと,くだんの女性店主が
「お待ちしておりました。」
 との挨拶。そう,朝は「いらっしゃいませ。」だったが,昼には「お待ちしておりました。」という言葉。こんなのがやはりこの店に来て良かったと思わせる人との関わり合いなのであろう。
 そういえば,この日の朝は車の中で古今亭志ん朝の落語を聞いていた。そのマクラにその街で出会った人との関わり方でその街が気に入ったり,嫌いになったりするという話を面白おかしく語っていたのを思い出した。なるほどそうだと笑いながら志ん朝の話を聞いていたが,この店にしても,こういうちょっとしたことで,好印象を持つのであった。
 さて,お品書きだが,今日の日替わりランチは5種類書いてある。「チキンカツのタルタル」,「手作りハンバーグ」,「イワシフライのタルタル」,「ホッケの色付け(金沢名物)」,「オムレツカレー」とある。朝にも一度説明を聞いたが,もう一度の説明。結局「金沢名物」に惹かれ,久しぶりの「色付け」を食べてみることとする。
「ごはんは普通でいいですか?」
日替わり  と聞かれるが,「普通」にする。つまりは大盛りもできるらしい。
 そして,あっという間に供される。メインの色付けのほかに小鉢が3つ。きんぴらと煮物に朝方作っていたとろろ。
「とろろは味がついてます。ごはんにかけてもいいですよ。」
 とのこと。
 しかし,12時過ぎると次々とご常連がやって来る。そして,この女性店主はそのご常連方のごはんの大盛り,煮物の好き嫌いなどすべて把握し,ご常連は5種類の内のどれかを口にするだけで,後は自動的にお好みのように出てくるのだった。「大盛り」「普通盛り」だけではなく,「タルタル抜き」の人もいれば「煮物のにんじん抜き」の人など,ご常連の好みに合わせて出てくるのであった。
 自分は久しぶりの色づけで充分ごはんがいただけたが,チキンカツやイワシのフライが結構大きくて,それもそそられたのだった。そうそう,手作りハンバーグがかなりの大きさである。こいつは色付けよりもほかが良かったかと思ったが,それは機会があればまた次だろう。それに次に色付けを注文した人の一切れがえらく大きく見えたが,それはひがみ根性ってやつか。
ランチコーヒー  いやそれでも,紫蘇ジュースをくれたのは12時前にこの店にたどり着いた自分だけへのサービスだったので,ひいきにあずかったわけだから,よしとしよう。
 ランチコーヒーも注文し,ちょっとのんびりしたあと出ようとすると
「もっとゆっくししていっていただいていいですよ。」
 との声かけ。それもまたいいのだが,とりあえず研修会場へと戻ったのだった。
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探検隊おまけの報告:
営業時間
営業時間:7:30〜
定休日
定休日:日曜・祝日
座席数
座席数:中二階 カウンター席 6席,テーブル席4人×2
    二階 テーブル席あり さらに上にも座敷がある模様 −−−お箸の仕切り線2 箸袋つき−−− 満腹探検隊の トップページ  検索のページ
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