満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:井出商店(いでしょうてん)

分類:ラーメン 所在地:和歌山県和歌山市(和歌山駅近く)

−−−お箸の仕切り線−−−
探検時期:2011年8月  今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:中華そば+早すし  今回の所要経費:600円+150円
探検隊の報告:
 和歌山へとやって来た。同業者と作っている親睦団体の団体旅行である。
 団体といっても13人の参加なのであるが,この13人が貸し切りバスを貸し切っての旅行である。昨日夕方に南紀白浜温泉に着き,温泉宴会をやり,一泊して金沢への帰りである。
 帰りがてら,熊野古道を歩き,奇絶峡とやらに立ち寄って,その途中で和歌山市に寄り道である。本来はこのように高速を降りて市内に入る予定はなく,そのまま金沢へと向かうはずであったが,この13人のわがまま集団が,和歌山ラーメンを食べたいと所望して,わざわざ貸し切りバスが高速を降りて立ち寄ってくれたのだった。
 元はと言えば,熊野古道を歩き終わったあとで,田辺市中辺路(なかへち)町 近露(ちかつゆ)にある食事処や地元の特産品販売所がある「古道歩きの里 ちかつゆ」というところに立ち寄ったとき,3名ほどが
「やっぱり和歌山に来たからには『和歌山ラーメン』でしょう。」
 とか言って,そこの「和歌山ラーメン」を食べたのがきっかけである。あとの面々も
「やっぱり『和歌山ラーメン』食べなきゃ。だけど,どうせ食べるなら和歌山市で本格的なところで食べなきゃ。」
 ということで,選ばれたのがここ「井出商店」であった。
 誰かが和歌山ラーメンで有名なのは「井出商店」だ,と言うので,何と貸し切りバスが店のすぐ近くに横付けをしたのだった。貸し切りバスでラーメン屋にやって来る団体もそうあるまい。
行列中  さて,到着したのはお昼をとおに過ぎた1時半近くである。それにもかかわらず店の前には10人以上の行列である。その行列を倍以上にするであろう13人が並んだのであった。正確に言うと13時26分に並び始めたのであるが,さて,これはいったいどれくらい待つことになるのだろうと思っていたが,約25分ほどで店に入れた。13時50分のことである。ちなみに,自分が入る頃には自分たち13人の後ろにすでに10人以上が列を作っていた。ついでながら,13人が入れるだけパラパラと五月雨式に入っていく。
 ちなみに,狭い店の中では待つことができず,待つ者は皆路上で待つのであった。まあ,単にラーメンだけを食べるので,大人の場合には即注文して,というか,実際には入る直前,あるいは入ってすぐに注文を聞かれて,注文するのであるが,座ったと思ったら数分でご所望の品が出てきて,さっさと食べるので,客の回りは早い。行列一人につき3分弱の待ち時間である。
 さて,ようやく店の中に入ると,これがまた年季の入った店である。まあ,昭和時代からそのままだなという感じの薄汚さ。この雰囲気が情緒がある。店の真ん中にはテーブル。これには8人が回りに座れる。厨房側にカウンター,これには4人か5人。反対側にもカウンター,これにも4人か5人。そして入口と対面する奥に小上がり風の座敷があるが,これは向かい合って2人が座れるだろうか。都合20人弱しか入れない小さな店内である。ついでながらトイレは厨房を通り抜けて奥に入って行かなくてはならない。これがまた懐かしのぼっとん便所である。トイレまで昭和レトロである。
(写真はテーブルの上のお寿司の山。左は「早すし(鯖寿司)」,右は「めはり(高菜寿司)」)

 今回注文したのは基本の「中華そば」である。基本というか,味はもちろん一つしかなく,あとは大盛りにするのか,チャーシューを増やすかの選択である。基本の「中華そば」は600円,チャーシュー増しの「特製中華そば」は100円増しの700円,麺2玉の「大盛り中華そば」も100円増しの700円,そしてチャーシュー増しで麺2玉の「特製大盛り中華そば」は200円増しの800円である。なんとも合理的な価格設定である。午後2時のお昼ごはんなので,「大盛り中華そば」にしようかとも思ったのだが,昨日からよく飲みよく食べているので,麺一玉の「中華そば」としたのだった。
 あとは寿司が3種類あり各150円である。巻きすし,早すし(鯖寿司),めはり(高菜寿司)がある。またゆで玉子が50円である。お品書きはこれだけ。
(左はとった「早すし」。右はそれを開いてみたところ。後ろには巻きずしが写っている。)
 入店して,立ったまま注文した時に
「中華そば。それと早すしも。」
 と言うと
「お寿司はテーブルの上にありますので,あとでご自由に取ってお食べください。」
 と言われる。なるほどテーブルの上には寿司が山積みである。注文してからしばらくは自分を含め2人ほどが立ちん坊である。テーブルの上が片付けられるのを待つ。そして,座ったら,さっそく鯖寿司をいただいてみる。ビニールにくるまれているが,鯖が好きなので,とにかくパクパク食べる。ちょっと食べ始めるタイミングが遅かったのか,すべて食べ終える前にご所望の「中華そば」がやってきた。本来はラーメンが出来上がるのを待つ間に,座ったかと思うと食べるものらしい。
 さて,出てきた「中華そば」,これは豚骨醤油ってやつか。まあ,いちいち確認しなくてもそうなんだが。ちょうど店の前で行列していたときにも,仕込み用の豚骨が厨房の裏のドアから大量に運び込まれていた。店にはいるとちょっと豚骨くさかったが,当たり前ではある。麺は細麺のストレート。お昼に出された弁当を食べずに,このラーメンまで待った甲斐があったというものだ。つるつるとのどごしよく麺をいただく。よく豚骨醤油ラーメンを食べるが,ここのものはちょっと薄目の醤油味で,豚骨くささがある。もちろんそれで美味いのだが。そうして,スープまですべて飲み干し,完食である。スープを飲み干した丼には「井出商店」の名が入っている。やはり和歌山へ来た記念にこれも撮影しておかなくてはならないでしょう。
 最後の支払いは自己申告である。レジなんてものがあるわけではなく,立ち上がって,おねえさんに食べたものを自己申告してお金を払う。これまた今どきの券売機で食券を買うような情緒も何もないのとは違い,若くてかわいいおねえさんとのコミュニケーションをしながらの支払いである。って書きながらただのおじさんのスケベ心かい!と思ってしまったのだったが。
 まあ,味の方はそんなに感激するほどじゃない。行列をつくほどじゃない。
 この店はラーメンの味よりも,店の味の方が味わいがある。昭和レトロで,薄汚れた造りと,券売機も何もなく自己申告の支払い。昔から和歌山のラーメンはこうだったのかと思わせる「早寿司」「巻き寿司」「めはり寿司」。そんな雰囲気がいい感じの店だった。
 店を出たのが午後2時10分。行列25分,入って立ちん坊数分,寿司数分,ラーメン10分というくらいであろうか。この旅で,わざわざ和歌山へ来て,ラーメンをみんなで行列して食べるという想い出も作ったのだった。

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探検隊おまけの報告:今回は特にありません。

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