分類:和食
所在地:金沢市上堤町2−33
(国道157号線沿い・トリフィート ホテル&ポッド 金沢百万石通1階)
探検時期:2025年6月
今回の探検目的:宴会の2次会
今回のお品書き:利き酒セット×2+トロしめ鯖の炙り+イカげそ揚げ
今回の所要経費:1800円×2+1100円+逆算すると1220円?
→総計は5920円のはず
探検隊の報告:
宴会の2次会である。そして久しぶりの一人ではない2次会である。
コロナ禍で宴会がそもそもなくなり,ようやく復活したかと思ったら,2次会に行こうという連れもなく,いや,自分も年をとって元気がなくなったのかもしれない……
それでも,今日は連れを一人誘う気になって誘ったら行くというのでやって来たのだった。
1次会は武蔵ヶ辻で,では2次会には久しぶりにおでんの「ゑびす」にでも行くかと2人して歩いたが,明かりが灯っていない。
「何かいいところはあるかなあ?」と連れに言いつつ歩いていると,
「じゃ,日本酒呑みに行きましょう。」と言う。
「県外から親戚が来た時にはここを紹介するんですよ。」と彼が言う店がここだった。
この店は「トリフィート ホテル&ポッド 金沢百万石通」の1階にある。といっても金沢に住んでいたら,金沢のホテルに泊まることもなく,注目することもなく,いつの間にやらこんな名前のホテルになっていたのか,そしてその1階にこんな店があったのかという,半ば物珍しさで店に入る。
空いているカウンター席に案内され,まずは「和らぎ水」が出てくる。
「お水は入り口近くにありますから,お代わりはご自由にどうぞ。」と言われて,しげしげと店内を眺めると,向かいのショーケースにはたくさんの一升瓶が並ぶ。
「利き酒セットがいいんじゃないですか。」と連れが言うので,それにするが,店員に好みを言うらしい。
3種で1800円だったはず。
彼は「すっきりした酒を」と言い,自分は「まったり系がいいな。」などと,実に曖昧な注文。
それでも了解して,出てきたのがこの3種類だった。
左より,「大次郎・純米吟醸」(滋賀・畑酒造)。
「迷酒(まよいざけ)」とある。
「ちゃーん」……これは「大五郎」か。
中,「神亀・純米酒」(埼玉・神亀酒造)「辛口」。
「吉田類の酒場放浪記」で時々見かける。
右,「司牡丹・純米酒」(高知・司牡丹酒造)。
これも酒場放浪記で時々見かける吉田類さんの地元高知の酒。
これらの酒が「まったり」だったかというと,確かに「すっきり」ではないが,この3つの味わいについてよく覚えていない酔っぱらいなのだった。
さて,これらのお酒のアテにと選んだのは自分は好物の「しめ鯖」。「トロしめ鯖炙り」というのが壁のお品書きで目についたので,これを選ぶ。確か1100円。
連れの方は「イカげそ揚げ」。値段はよく分からないが,逆算すると1220円のようで,だとすれば少々お高め。いくらだったのだろう。それとも,後のものの値段が間違っていたのか。
だが,しめ鯖美味かった。この大きさで1100円ならばよしとしよう。
そして,この店でこの日本酒3種類呑んで1800円ならば,実に上出来。
ちなみにこの「満腹探検隊」は常に食べたものの値段を明記するように心がけているが,世の中の料理屋の食べ物飲み物の値段なんて,結構適当なのである。
同じものでも様々に加算される。店の設えに金をかけてあれば加算され,土地代,賃料が高ければ加算され,従業員の数が多ければ加算され,女将の和装代も加算され,大都会ならなおさらの加算である。
「吉田類の酒場放浪記」では常に飲み物食べ物の値段がそのまま表示されている。あれは参考になるし,「さすが東京価格」と驚いてみたり,「これぞ庶民価格」と納得したり,「高くて美味しくなかったら詐欺でしょ!」とつぶやいてみたりするのであった。
ちなみに,なんでそれぞれの値段が明確でなかったかというと,明細のレシートをくれなかったからであった。
クレジットカード払いをして,クレジットカードのレシートはもらったが「レシートもらえますか?」と聞くと,それはないとの答え。ところが後で女の子が追いかけてきて「こんなレシートならあります。」と言ってくれたのは総合計の値段のみのレシート。
こちらが知りたかったのはそれぞれの明細なのだが,何をいくつ注文したのか,それはいくらなのか,席料は払ったのか,そんなことを知りたかったのだが,残念ながらそんな明細はないらしいのだった。
ということで,イカげそ揚げの値段は曖昧。
ま,こんなことはどうでもいいのだが,今夜は久しぶりに彼をとっ捕まえて愚痴を語る。
なにしろ,今夜はボランティア活動の打ち上げ。なのに,なんで苦労するんだ,ということを誰かに言いたいという酔っぱらいなのだった。
彼に助けられながら仕事をしているんだが……
探検隊おまけの報告:
今回は特にありません。