満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:ポッポや

分類:和食
所在地:金沢市此花町4−27(此花町公民館近く・駅前味食街の一角)

−−−お箸の仕切り線−−−
探検時期:2020年2月  今回の探検目的:宴会の4次会
今回のお品書き:瓶ビール1本とチーズ
今回の所要経費:1000円
探検隊の報告:
 いやはや,金沢駅前にもやはりディープな一角があるものである。
 宴会の4次会。もやは帰宅してもよさそうなものを,ふらり立ち寄ってしまう。
 そもそもは3次会の堀川町「DeAU(デアウ)」で皆と別れ,一人金沢駅方向へとタクシーを探しに歩いたのだった。裏路地を歩き,いよいよ大きなビルも見えてきて,駅に出ようかといったあたりである。何軒か明かりの灯る一角があり,それらは皆小さな店の小さな明かりだった。こんなところもあるものだと,その店の建ち並ぶ一角の真ん中の通路らしきところを歩いて行くと,明かりの灯る店からは賑やかなカラオケの音がもれている。
外観  なんだこの一角は,まるで昭和そのものではないかと,その通路を通り過ぎようとしたときに,明かりの消えた1軒の店から女将が顔を出し,
「どこか店をお探しですか?」
 と言う。いや,女将というよりも,そこら辺のスーパーマーケットで買い物をしているおばちゃん風の風貌。服装にしたってただの普段着。
「ちょうどここを通りかかって,どんなところかとちょっと見てたんです。」
「なんなら店を開けますよ。どうですか?」
 とのおばちゃんの誘いに乗って,すでに表の看板の灯も消された店に入ってみる。
 それがこの「ポッポや」だった。
 当然お客は誰もおらず,半分明かりの消された店のカウンターに座る。
ビール 「お飲み物は何を?」
「じゃビールを。」
 といって出てきたのはキリンラガー。
「おつまみにはチーズを出しましょうかね。」
 とおばちゃんは冷蔵庫を開ける。
「3つ?いや,2つくらいですかね?」
「じゃ,2つ」
 そのチーズをつまみに,ビールを呑む。すでにしたたか呑んできているので,ちびりちびりとまるで日本酒のようにビールを呑む。
チーズ 「私ももらっていいかしら?」
 とおばちゃんが率先してグラスを持ってきたので,
「どうぞ,どうぞ。」
 と注ぐ。
「なんでこの店の名前は『ポッポや』なんですか?」
 と聞くと,入り口近くに貼ってあるポスターを指さしながら,
「ほらあれ。」
 見るとそこには高倉健主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」のポスターが貼ってある。
「私は高倉健のファンなの。」
「なるほど。で,この店って何年くらいですか?」
「もう20年ってところかな。」
 まあ確かに年季の入った風である。そして,このあたりには来でも,全く気がつかなかったので,20年以上も前からあるのかとある意味感心する。
「大分古くなって,雨が降ると雨漏りがするのよね。」
 といわれて天井を見上げると,天井のこれはなんというのだろう,屋根裏に入り込める四角い蓋の部分が開けられている。雨漏りの監視のためか,雨漏りの水を先にバケツででも受け止めるためか。
「ここら辺の店は常連さんが多いわねえ。そして,カラオケを歌いに来るのよ。」
 先程来ここら辺にたどり着いて,賑やかな歌声が聞こえていた。この店にいても隣の店の音がガンガン響いてくる。
 こちらの店は背後の小上がり側に置いてあるラジオから音楽が流れる。大体が店の中にラジオがあり,そこから深夜放送の音楽が流れてくるなんて,ますます昭和である。
会計はニッコリ笑って現金払い  ビール1本が空いたところで,いよいよ店を去り帰ることとする。
 支払いはもちろん現金なのだが,壁の張り紙がまたおかしい。
 「会計はニッコリ笑って現金払」
 である。ご常連さんでツケにする人もいたってことか。挙げ句の果てに踏み倒したりもしたのか。
 店を出て,ちょっと暗い通路を抜けて,表に出る。そしてふり返ると,ライトに照らされた看板がある。
外観  8軒の店の名前とその上に「駅前味食街」とある。「新天地」にも「中央味食街」という,元々屋台由来の「ディープな金沢」があるが,ここも規模は小さいが「ディープな金沢」である。こちらは店の広さが結構あり,座席数も倍以上はある。カラオケまである。だがそれでも20年以上の年季の入った古い店ばかり。
 金沢駅前がえらく開発されたとはいえ,雨漏りはするわ,側壁のトタンは錆びているわ,まだまだ残る「昭和の風情」であった。

−−−ビールの仕切り線−−−
探検隊おまけの報告:今回は特にありません。

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