さてさて,パース市内の観光地と言えばそれなりにいくつかありますが,中でも私が一番気に入っているのはキングス・パークです。
市内全体が見渡せる高台にあり,景色がいいのはもちろんのこと,広々とした公園は散歩したり芝生に座っておしゃべりをするだけでも気持ちのいい場所です。
ホストファミリーがキングス・パークにウィスパリング・ウォールというのがあると教えてくれ,それは壁の一方に座ってささやくともう一方の端にいてその声が聞こえるというものでした。
私は壁というからには,それなりの高さがあるものを想像していたけれど,実際は石のベンチと言ったもので,その一方の端に座って壁にささやくと反対側の端で聞こえたのでした。
最初に彼氏と行ったときにはそれがどうしても発見できず(というか目の前にあるのに,それとは気付かずに素通りしていて),その次の週に家族と行ったときにインフォメーション・センターで尋ねてようやく発見することができたのでした。
(ウィスパリングウォールに座ってひそひそ話をしている私と妹→)
(↓キングスパークから眺めたパース中心部の連続写真)
大きなサイズの写真はこちらです。
市内の見所と言えばロンドン・コートでしょうか。
ハリー・ポッターのダイアゴン横丁のモデルになったという噂の,その名の通りイギリス風のアーケードで,短い通りですが入り口にからくり時計があるなど,とてもきれいです。
(ロンドンコート→)
(←パース造幣局)
もう一つ有名なところはパース・ミント(パース造幣局)です。
そこでは,自分が純金だったらいくらになるかを知ることができます(できても何の得もありません)。
他に,スワンリバー沿いは散歩するにはとてもいいところだと思います。
(←スワンベル)
川のそばにスワンベルというタワーがあり,上ることもできます。
パースの魅力はのんびりできるところだとよく書かれますが,まさしくその通り。
川のそばをぶらぶら散歩するのは本当にのんびりできて,気持ちがいいです。
西オーストラリア博物館と美術館は入場が無料で,どの展示もなかなか楽しめるものばかりでした。
また,オーストラリアの先住民アボリジニについて,その作品だけでなく迫害されてきた事実や歴史などについても知ることができます。
(モンガー湖に向かって歩く→)
パースからはほんの少し離れますが,モンガー湖という湖もあります。
私はたまたまモンガー湖のそばを通る路線に乗って通っていたのでその存在を知っていますが,そうじゃなければ知らない人も多いかも知れません。
ガイドブックには載ってます。
パースのシンボルのブラック・スワンがたくさんいることで有名とガイドブックには書いてありましたが,最初に彼氏と行ったときはぽつんといるくらいで,なんだあのガイドブック嘘つきやがって!と思っていましたが,再び家族が来た時に訪れると,スワン,スワン,スワン…確かにブラック・スワンだらけでした。
最初に行ったときはなんだったんでしょう…
パース駅を挟んで北側がノース・ブリッジというところです。
そこはナイトクラブやバーが多くあるどちらかというと夜向けの町なので,昼行くといろいろなところが空いていて私は好きです。
スワンリバーをはさんで南側はサウス・パースです。
(←キングスパークから眺めたサウスパース)
大きな写真はこちらです
サウス・パースにはフェリーで川を渡って行くことができ,そこにはパース動物園があります。
(パース動物園にて →)
(← オーストラリアのゴリラと日本のゴリラの比較)
敷地は広く,檻が少なく,動物たちにものんびりした動物園で,楽しめるという人とつまらないという人にきっぱり分かれるようでしたが,私はとても楽しめました。
特に楽しめるのがカンガルーで,たくさんのカンガルーが柵も何もないところでのん気に昼寝を楽しんでいます。
触ってはいけないらしいですが,触ることもできます。
もちろんオーストラリアといえばこれ!というコアラやクロコダイルも見ることができます。
更にパース郊外にはいくつかの観光名所があります。
私が行ったのはそのうちの2ヶ所で,一つはウェイブ・ロックです。
(←人がとても小さく見えます)
パースから約340kmにあり,まるで波のようにうねった巨大な一枚岩です。
その上に登ることもでき,その大きな岩はなかなかすごいものでした。
(←ウェイブロックに行く途中に立ち寄った「Hippo’s Yawn」(カバのあくび))
もう一つはパースの北約250kmにあるピナクルズです。
私はどちらかと言えばこっちがとても気に入りました。
(←これがピナクルズ)
(変な岩の前で,そのまねをする私と父→)
砂漠のような場所に棒状の岩々が無数に林立しており,中には人の顔のように見えるもの,アイスクリームのようなものなどもあり,さまざまな形と大きさの岩々は飽きない風景でした。
その2ヶ所は市内の観光案内所でツアーを申し込んで行きましたが,わりと安く行け,またピナクルズに行ったときはサンドサーフィンのオプション付きでした。
サンドサーフィンは,サーフィンとは言ってもスノーボードのような形のボードでするソリのようなものです。
全身砂まみれ,下りはいいけど戻ってくるのが非常に重労働でしたが,とても楽しめました。
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