★旅の日時
2019年7月31日(水)
★ツアー企画
九州商船
定期観光バスでめぐる「福江島」1泊2日
★旅の日程
前日7月30日には長崎泊。
6時起床。6時半から朝食。7時過ぎにホテルを出て,長崎港へと向かう。
長崎港 07:40 → 福江港 09:05 高速ジェットフォイル
五島列島1泊2日ツアー(観光バス)
午前の部
福江港(9:20発)→井持浦教会・ルルド(10:15/10:30)→大瀬崎灯台・断崖(10:40/10:55)
→高浜ビーチ(11:45/12:00)→水の浦教会(車窓)→福江港(12:50着)
各自で昼食(ガイドさんの紹介により「鮨居酒屋 石松」で海鮮丼と寿司定食をいただく)
午後の部(オプショナルプラン(2000円)+堂崎天主堂は入館料300円を現地払い)
福江港(13:50発)→堂崎天主堂(14:10/14:40)→鐙瀬溶岩海岸(15:20/15:35)→鬼岳(車窓)→武家屋敷通り(車窓)→福江港(16:00着)
★宿泊先
コンネホテル(朝食付き) 五島市中央町6-19
★所要経費
1人あたり 16,000円(往復の船+ホテル+午前観光+しまとく通貨2000円分つき)+2000円(午後観光)=18,000円
実によいお天気の日。大波止の長崎港から高速ジェットフォイルに乗り込む。
7時40分発。1時間25分ほどの船の旅。
ちなみに今回の費用はすべてツアー代金に込みだが,単独でジェットフォイルに乗ると片道6390円。
フェリーだとちょっとお安く3600円(2等指定)だが,時間がかかり,倍の3時間以上必要。
長崎港
(Googleマップ)
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乗ってからほぼ1時間後の8時45分頃撮影。
五島列島最大の島福江島の「鬼岳」が見えてきた。
福江港はこの右手にある。
福江港
(Googleマップ)
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福江港を出発してまずは西へと向かう。
立谷教会跡(たちやきょうかいあと)はかつてこの地(五島市玉之浦町)にあった教会の跡。
バスの車窓から撮影。教会の跡らしく,教会のミニチュアが建つ。
立谷教会跡
(Googleマップ)
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今回初の下車観光。
大村藩からの移住キリシタンが潜伏していた地区らしい。
1897年建立のレンガ造教会が台風で倒壊し,1988年に今のコンクリート造の現教会となる。
五島の信徒に呼びかけて島内の奇岩・珍石を集め,1899年に日本で最初のルルド(聖母マリアが出現したというルルドの泉の逸話を元に再現された水の湧く洞窟)を作ったらしい。
ということで,ここではその水をいただいてきた。
井持浦教会
(Googleマップ)
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大瀬崎灯台展望台は山の上。そこまで上がっていく途中の車窓。
最初のものは井持浦教会のすぐそばにある「玉之浦カントリーパーク」。
次はさらにその向こうに見える「玉之浦湾」。
玉之浦湾
(Googleマップ)
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大瀬崎灯台展望台から見る「大瀬崎灯台」。
展望台から見る分にはいいが,灯台まで行くのはとても大変そうである。
それにしてもいいお天気。バスガイドさんも「まれに見る見晴らし」と言う。
ということで,ここからの「大瀬崎灯台を望むパノラマ写真」のページもあります。
大瀬崎灯台
(Googleマップ)
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大瀬崎灯台展望台から下っていく途中。
こちらは湾の中で行われているマグロの養殖。
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白い砂の「高浜ビーチ」に近づきつつある。
これがまたきれいな浜であり,海水浴場。
で,人もまばらで空き空き。もうこれは素敵な海水浴場。
ということで,「高浜海水浴場のパノラマ写真」のページもあります。
「高浜ビーチ」から去って行くときの1枚。
高浜ビーチ
(Googleマップ)
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午前最後の車窓観光は「カトリック水の浦教会」
カトリック水の浦教会
(Googleマップ)
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半日だけの人はこれにて終了。福江港にたどり着き解散。
自分たちは午後も頼んであったので,この間にお昼ご飯。
ガイドさんに紹介された「鮨居酒屋 石松」で海鮮丼と寿司定食をいただく。
もちろんビールも。車を運転しないってのはいいねえ。
午後一番の観光は「堂崎天主堂」
江戸時代からのキリスト教禁教令廃止以降,五島列島で最初に建てられた聖堂。現在は堂崎天主堂キリシタン資料館として活用されている。
『アルメイダの宣教』レリーフ。左奥はマリア像。
1887年(明治20年)マルマン神父が堂崎を離れ,ペルー神父が後任となる。
その2人の銅像が立つ。
それにしても空が青い。
堂崎天主堂
(Googleマップ)
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堂崎天主堂を訪れた時間はちょうど干潮の時間。
堂崎天主堂の目の前の湾も海の水が引き,目の前の岩が姿を現していた。
これが「りんご石」という名前がついているらしく,わざわざそこまで行ってみた。
手を横に伸ばしているのだが,そこまで海の水が来るらしい。つまりは150センチあまりも潮位が下がっているということ。
りんご石
(Googleマップ)
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午後の部最後の下車観光は「鐙瀬(あぶんせ)溶岩海岸」。
鬼岳(おにだけ)の噴火で流れ出た溶岩が,海まで達し,冷えてできた海岸。
上の写真は展望所から見上げる鬼岳。
ということで,「鐙瀬溶岩海岸展望所からの鬼岳と鐙瀬溶岩海岸のパノラマ写真」のページもあります。
鐙瀬溶岩海岸
(Googleマップ)
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鐙瀬溶岩海岸のビジターセンターを出た後は,鬼岳の麓を走る。
緩やかな斜面は草地になっていて,そこではスキーならぬ「段ボール滑り」をしましたよ,とガイドさんが言う。
そして市内に戻ってきて,最後は武家屋敷通りの車窓観光であった。
武家屋敷
(Googleマップ)
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とにかくこの旅,お天気に恵まれて,実に素敵な景色を眺めた。
添乗してくれたガイドさんも「今日はとてもいいお天気です。」と何回も言う。
それと,何と言ってもガイドさんの人柄がいい。話し方ももちろん面白いし,飽きさせることはないのだが,彼女の人となりや,この五島に住む人々ののんびりとした暮らしぶりも伝わってくる。
最新の映画を見るために長崎市まで行くには映画代以上にお金がかかる。それならばDVDになるのを待つなんて話も面白い。
何で都会の人はあんなに行列したがるのか,なんてのももっとも。
行列しなくてもすむ店があるなんていうのは,金沢でも同じ。
行列してまで手に入る,食べられるそんなものよりも,もっと価値があるものがこの世にはある,派手で流行のものなんかよりも,もっと幸せに感じられるものがこの世にはある,そんなメッセージが彼女からひしひしと伝わってきた。
迫害されてきたキリシタンの人々の信仰の証を巡る旅,大自然の素晴らしさを巡る旅で,何が幸せなのかと考えさせられる旅だった。
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