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獅子舞

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 金石町に数組あった獅子舞は,江戸時代より大野湊神社の祭礼に行われていた。
 通町の流派といえば,金石町の出雲屋が兵庫より体術の極意を受け,獅子舞を研究し,その見事な技を披露して人々を感嘆させ,一躍近隣にその名を広めた。近在の若者達は,こぞって金石にその技を習いに集まり,出雲流が生まれたと伝えられている。
 金石には現在通町,上寺町に獅子頭があり,上寺町では半兵衛流が,通町では昔からの出雲流に土方流の流れを取入れた棒が行われている。通町の道具の中で以前,袴の絵で,蜂に雲の絵,髑の絵,トンボの絵の袴を使っていたが今は紛失し子供用の髑の絵のものが何枚かある。
 剣術の基本が主体で武器を用いる技を重んじ,見栄はしないが豪快な棒を使い,頭持ちも前は上段と中段が主と聞いていたが現在は土方流が下段の構えも使っている。
 1人棒………棒,三ツ剣,太刀,大太刀,両刀(尺八),薙刀(なぎなた)
 合せ棒2人…棒と太刀,太刀と薙刀
 3人棒………太刀と薙刀と鎖鎌(くさりがま)
 5人棒………槍と太刀と薙刀と鎖鎌と尺八(又は二刀流)
 他に7人棒をした事もあり,拳骨(メリケン)なども見た事がある。

(『      』による)

 写真は 「大野湊神社 例大祭」3日目のお祭り広場 での披露の様子。
 (撮影日 2014−08−03)

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