分類:和食(蕎麦)
所在地:長野県須坂市中町(広小路通り(国道406号線)より少し北に入る)
探検時期:2013年10月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:十割おろし+十割そば+瓶ビール
今回の所要経費:1000円+950円+700円
探検隊の報告:
信州は須坂という街にやって来た。長野へは時々来るのだが,この須坂という街は初めてである。金沢を離れて約250キロ,3時間弱の行程である。11時少し前に上信越道の小布施スマートインターチェンジを出て,須坂に着く。とりあえず中心部らしき国道406号線を走り,大きな駐車場のあるコンビニに車を止めさせてもらう。この日は最低1日2回はそばを食べようと思っていた。そして,この国道406号線を歩くと,すぐにこの「そば処 あがれ家」の看板が目についたのだった。看板といっても店の前ではなく,この先にありますよという看板だったが,まずはそこへ行こうと道を折れる。
さて,店は田舎家風の造り。床にも彫り物の文様があったり,太めの梁があったり,漆塗りの格子戸で仕切られていたりと,純和風。足の下ろせる囲炉裏の席に座る。まだお客は誰もおらず,連れあいと2人である。
何を注文するかだが,二八そばと十割そばがある。ここはやはり十割そばでしょうと,二人とも十割そばである。一つは「十割そば」(950円也),もう一つはおろしそばもあるようなので「十割おろし」(1000円也)としたのだった。それと連れあいは「ようやくたどり着いたわ〜。」とか言いながら瓶ビールを注文する。中瓶のアサヒスーパードライ,700円也。かなりお高めの価格設定。居酒屋ならば500円程度。まあ,そば屋で贅沢にも昼酒であるから,文句は言うまい。ちなみに,エビスビールだと同じく中瓶で800円になる。いや,今回の旅は自分は運転手なので,飲む方が支払うという我が家のルールからして,支払いをする者,つまり連れあいが好きに注文するのだった。
待つことしばし,汁と大根がやって来る。おやまあ,これが50円増しの大根なのか,ってくらいの小鉢に入った大根おろしだった。それから小鉢の野沢菜漬け。これもまた信州だなあと思わせる小鉢である。
そして最後にご所望のそばがやって来る。つるつるしこしこと美味い。まあ,量的にはこれで1000円かあ,と思うくらい自分にとっては少量だったが,そば専門店で食べるとこんなものなのかという感じである。十割そばということで,麺はかなり細め。そばの味わいがもっとするかと思ったが,そんなにもそばの香りが立たない。汁は甘めではなく,醤油味が利いている。やはりそばを食べさせるために,汁で食べさせるのではない,そばそのものを味わってほしいという感じで,ちょっとだけ汁につけて,汁よりもそばの味を味わいなさいという感じなのだった。
最後にそば湯は濃厚だった。とろりとしていて,ビールを飲まない自分にとっては最後の締めのお汁である。これはそばの香りだなあというそば湯だった。
今回はちょっとあっさり目の信州そば一食目だったかなと思いつつ店をあとにした。そして,このあとは少しこの須坂の街中を歩いてみたのだった。
探検隊おまけの報告:
くわしくはウェブサイトへどうぞ:あがれ家のウェブサイト(外部リンク)