分類:和食
所在地:金沢市湯涌町(湯涌温泉)
探検時期:2012年12月
今回の探検目的:1泊2食で宴会
今回のお品書き:宴会料理
今回の所要経費:積み立ててあったが,はていくらだったのやら
探検隊の報告:
同業者仲間の忘年会である。湯涌温泉へとやって来た。今回はこの湯涌温泉では「あたらしや」に一泊である。自分としては初めてこの「あたらしや」へと来たのだった。
さて,着くと,玄関でお迎えである。それからお風呂の場所などを案内されながら,部屋へと導かれる。まずは浴衣のサイズがどれくらいなのかということを仲居さんが見極めてくれる。そして,お茶とお菓子のおもてなしである。このお茶が昆布茶というか,角切りの塩昆布のお茶だったのだが,美味しかった。
それからとりあえず浴衣に着替え,温泉に浸かる。夜中の24時までは男性の大浴場には露天風呂はなく,1階に別途露天風呂がある。24時からは入れ替えで,男性の大浴場は露天風呂付きに変わるのだった。のんびりと浸かって,日頃の疲れを癒やす。
部屋に戻って風呂上がりのビールをいただく。この一杯の美味いことったら。温泉で癒やされ,ビールで生き返るのだった。で,一人呑んでいると,仲間が呼びにやって来て,幹事部屋で0次会をやっているとのこと。なんだ,それなら早く呼んでよ,って感じだが,そこへ行くとかなりの盛り上がりよう。もう夜中の2次会状態である。車で来ているものも多く,一人が吐く息のアルコール検知器を持ってきていて,それで盛り上がるのであった。
さて,いよいよ宴会の始まりである。抽選で場所が決まり,席に着く。左が最初の状態である。
以下,出てきた料理を紹介しよう。
左が,先付けである。ここはお品書きがないので,はたして何だったのかはすっかり忘れている。
右はお吸い物とお造り。
左,焼き物と蒸し物。
右は鍋である。ブリしゃぶ。刺身としても食べられるので,さっとお湯に通すだけである。お餅もあるが,あっと言う間に柔らかくなる。
左は揚げ物である。
酢の物はカニ。
本日の余興はビンゴである。各自が1000円程度の賞品を持ち寄る。誰が何を持ってきたのかはわからないので,何が出るかお楽しみ状態である。
そして,締めのごはんである。ここまですべてを食べ尽くす。
右は最後のデザート。小ぶりのデザートだったので,珍しく甘いものをいただいた。
やはり,金沢の温泉はいいねえ。料理が美味い。常に温かいものが出てくる。次の日の朝ご飯ももちろん豪華朝ご飯だったが,それも皆温かかった。特に焼き魚が温かいものが出てきたこと,炊き合わせが温かかったこと,これはなかなかない。炊き合わせはたいてい冷たくても食べられるものなので,冷たいままのところが多い。それから魚はよくあるのはその場で炙るから温かいものが食べられる。しかし,ここは温かい焼き魚が出てきたのだった。
ということで,料理はすべて美味しかった。
さて,これが翌朝の風景である。昨日までまったく雪が積もっていなかったのに,一晩で20センチ近くは積もっただろうか。金沢ではこの冬一番の積雪である。湯涌温泉は金沢の郊外にあるので,市内よりも積雪が多い。それにしても,一晩でこれだけ雪が積もり,冬を感じさせたのだった。
探検時期:2022年5月
今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:新屋金沢懐石
今回の所要経費:幹事お任せではたしていくらだったのやら
探検隊の報告:
久しぶりの宴会である。この間新型コロナウイルス感染症のために,宴会という宴会がなくなり,送別会もなければ,歓迎会もないという寂しい状況だった。
去って行く人に感謝をじっくりと伝えることもできず,新しく来た人がどんな人なのかも感じることができず,時は流れた。
「コミュニケーション」もさることながら「ノミュニケーション」もとても大切なのだった。
ということで,今夜はちょっとした歓送迎会である。場所は湯涌温泉の「あたらしや」。以前にお泊まりして宴会をしたことがあるが,今回は宴会のみである。
まずは始まりの状態である。
以下お膳の上に献立が載っていたので,それを書き写して紹介に代えよう。
先付
蛤と新わかめの半蒸し 磯餡かけ
さすがに湯涌温泉の会席料理,器のいろいろと凝っている。
これ「半蒸し」としか読めなかったのだが,「半蒸し」とはまさしくちょっとだけ蒸したってことか。
八寸
新屋風柏餅 みたらし風
新屋風ローストビーフ 山葵ソース
山菜白和え 木の芽の香り
桜鯛のとろろ蒸し グリーンソース
穴子と旬菜の寿司
お造り
季節のお刺身盛り合わせ
ということで,烏賊,鮪,鰤,鯛といったところだったか。
いやはや,こうやって次々と出てくる宴会も久しぶり。
先吸
えんどう豆の寄せ豆腐 新じゃが吸
これもまた「さきすい」と読めばいいのか。先に出てくるお吸い物だからそう呼ぶのだろう。
なにしろ和食といっても,その用語を知らなさすぎるおじさんなのだった。だからいつも感心することが多い。
焼物
のどぐろ能登岩塩焼き
おお,あの高いのどぐろではありませんか。
箸休め
ライムとチャービルのシャーベット
「チャービル」とはセリ科の香草でフランス料理でよく使われるものらしい。こんな洒落たものを使うのも「あたらしや」ならではと言うべきか。なんにしろ「チャービル」なんて知らなかった。
鍋物
加賀治部煮鍋
そして鍋として最初においてあったものに火がつけられたのだが,その写真を撮り忘れた。
宴会始まりの写真には左上にちょっと写っているが,これである。
では,次へ
揚物
竹の子の蕗の薹餅挟み揚げ 特製和風だし塩
酢物
旬魚のたたきの新緑仕立て
湯涌産コシヒカリ 止め椀 香の物
デザート
和三盆の新屋風ムース 桜花のコンフィチュール
「コンフィチュール」とはフランス語でジャムのことらしい。これまた知らなかったねえ。
ということで,めでたく宴会は終わる。できれば温泉にも浸かりたかったが,贅沢は言うまい。こんなに美味しいごちそうがいただけたのだから。
探検隊おまけの報告:今回は特にありません。