分類:洋食(フランス料理)
所在地:金沢市里見町(柿木畠から竪町に向かう小路沿い)
探検時期:2006年8月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:パスタランチA
今回の所要経費:850円
探検隊の報告:
今日は学んだことがある。
まずは「bistro」(ビストロ)とはフランス語であるということ。その意味は「小さな料理店」ということ。ということは,フランスで使われる言葉だから「小さなフランス料理店」という意味になるということ。
しかし,英和辞典では「小さな酒場」という意味であること。
だが,考えてみれば「小さなフランス料理店」がお酒を提供すればそれは「小さな酒場」とも言える。日本でも「割烹」「居酒屋」「料理屋」「小料理屋」などというのがどう違うのか,日本語でさえよくわからない分類なのだから,ましてや外来語で言われてもよくわからないのだった。
ということで,今日やってきたのが「ビストロ高柳」という店。民家を改装した風の小さな店である。入り口の扉を開けると,1階はカウンター席のみで,6〜7席はあっただろうか。あれ,お客いないのと思ったら,店の主人と思しき男性が「上へどうぞ。」とぼそっと答える。
2階はテーブル席で,2人掛けテーブルのみが7脚ある。一部くっつけられて,4人掛けとなっている。
今日はお品書きの中から,ランチのAというのを選ぶ。850円である。
スープ,パン,パスタ,それにエスプレッソコーヒーである。これに前菜が付くとランチBとなって,1500円になる。
エヌ氏と2人で来たのだが,ここ宴会もできそうだねということで,いくらぐらいでできるのか聞くと,4000円からとのことだった。
最初に出てきたのがトウモロコシの冷製スープ。いい味だった。まだまだ暑い時期,冷たいスープもいける。
パスタはなすとバジルのトマトソース。どちらかというと,あっさりとした感じだった。
で,スパゲッティのランチが中心だったので,てっきりイタリア料理の店だと思ったのだが,「bistro」の意味を調べて,フランス料理店とわかり,そうだったのか,別にスパゲッティだからといってイタリア料理とばかりは言えないものなあと思ったのだった。
料理はいつも変化する。
和風のたらこスパゲッティとかきのこと山菜のスパゲッティとか,これは和食ですと言ってもいいだろうからね。でもこのようなトマトソースはどうもイタリア料理のような気もするのだが……
最後に店を出てふり返ると「Bistro Takayanagui」という表示。「gui」で「ぎ」と読むのはやはりフランス語なのか?
探検時期:2006年9月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:パスタランチA
今回の所要経費:850円
探検隊の報告:
またもやおとなりにあったおにぎり屋さん「Full of beans」に振られたので,5人でここに来た。
今週2回目である。
今日はスープが違っていた。温かいカボチャスープであった。
ただ,パスタは同じ。なすとバジルのトマトソース。
どれくらいの周期で変更するのだろうか。なすは夏野菜だが,年中これなのか,どうなのかは不明である。また,探検に行かなくてはならない。
あと,お品書きを見て,今日発見したことは,デザートつきができるということであった。ランチA,Bどちらにもデザートをつけることができて,それは400円増しだったかな。
英語のカタカナ言葉のデザートとは書かずに,しっかりフランス語のカタカナ言葉で書いてあった。
パスタが主なので「これイタリア語ですか?」と思わず的はずれな質問をしたら,「フランス語です。」と言われてしまったのだった。ここがビストロという「小さなフランス料理店」を標榜していることを,つい今週確認したのに,すぐに忘れていた。
さて,今日はゆっくりと観察する暇があったので,2点思った。
1点目,各自に出したスプーンとフォークの位置がバラバラ。つまり,外側にスプーン,内側にフォークが通常だと思うのだが,5人中3人がそうで,2人は外側にフォークだった。
2点目,エスプレッソ用のデミタスカップが濡れていた。自分のだけじゃなくて,他の人のも水滴がついていた。これはやはり,きちんと乾かし,あるいは拭くべきだろう。
ところで,今日もまた学んだことがある。
フランス語で「demi」(ドゥミ)は「半分の」という意味,「tasse」(タッス)は「コーヒーカップ」の意味で,「demi-tasse」(デミタス)とはつまり「半量入れるコーヒーカップ」という意味になるということである。デミタスがフランス語であったということを学んだのであった。
エスプレッソはイタリアの十八番かと思ったが,フランスでもよく飲まれるということなのか。日本でエスプレッソを飲みながら思うのであった。
探検隊おまけの報告:
今回は特にありません。