満腹探検隊の探検先：くずし割烹ぼんた

分類：和食
所在地：福井県福井市中央１丁目２－１【ハピリン１階店】

探検時期：２０２３年５月今回の探検目的：一人宴会
今回のお品書き：サッポロラガービール×２＋お通し＋浜焼き鯖
今回の所要経費：６９３円×２＋３３０円＋１００１円→２４１７円
探検隊の報告：
　福井から金沢への帰りの一人旅である。月曜日の夕方である。
　自宅で一人晩ご飯を食べるのも面倒だし，普通電車の中ではなかなか缶ビールをプシュッとやるのも気が引ける。ということで，駅近辺の店を探す。
　今，北陸新幹線の開業に向けて福井駅前は再開発中である。きれいなビルが建ち並んでいる。その中で，ふらり歩いていて見かけたのがここ「ハピリン」の１階にある「くずし割烹　ぼんた」だった。
　「くずし割烹」というのはどういう意味なのかはよく知らないのだが，なんだか「気軽に」とか「割烹居酒屋」とか書いてあったので，ここでもいいかと店に入る。
　月曜日の夕方だが，結構な客の入りである。
　接客は東南アジア系のおねえさん。だけれども日本語は上手。いつも思うけど，こうやって日本に来ている人たちはほんと日本語を上手に操る。時々ネームプレートを見て，あれれ，日本人じゃないんだと思うこともしばしばある。
　さて，「一人だ」と言うと，「予約してあるか」と聞かれて，「ない」と答えるとカウンター席の端に案内される。もう一つ空いているカウンター席が予約客らしい。
サッポロラガービール×２＋お通し　お品書きを見るとちょいお得な「ちょい飲みセット」というのもあったが，酒のアテがいまいちだったので，それはやめて，一品選ぶこことする。
　で飲み物は瓶ビールに「サッポロラガー」があったので，これにする。なにしろこの「赤星」の雰囲気が好きなのである。酒呑みってのはまったくもって適当な人種である。
　ちなみに中瓶で６９３円だから，ちっとも居酒屋価格ではなく，立派な割烹価格である。いや，観光地価格と言うべきか。駅前の新しいビルという立地からすると，このような値段になるのだろう。
　お通しがやって来たが，これが３３０円ならば，まあお通しについては良心的な価格である。
　さて，本日のビールのアテにと選んだのが好物の「浜焼き鯖」である。いいお値段だったので，一体どういう姿で出てくるのだろうと思ったが，これはちょっと期待はずれだった。この姿は「浜焼き鯖」というより「塩焼き鯖」であった。いつもまるごとの姿焼きのものが福井の「浜焼き鯖」だと思っているので，期待はずれだったのだ。
　なにしろ大根おろしがついている。よっぽど「浜焼き鯖」定番の「おろし生姜はないのか」と聞こうかと思ったが，やめにした。
　おそらくいつもの福井の「浜焼き鯖」をこの店で出したら，一尾２０００円はくだらないだろう。
　まあ，この「塩焼き鯖」もホクホクにいい具合に焼けていて美味しかったので良しとしよう。
　瓶ビールはほどなくしてなくなりお代わりである。おねえさんに「『赤星』もう１本」と言っても通じないのでビール瓶を見せて「ビールもう１本」と注文する。
　中瓶２本に「塩焼き鯖」に「お通し」で，ちょうどいい量だった。これで本格的な福井の「浜焼き鯖」が出てきたら，確実に地酒に突入していたね。