分類:ラーメン
所在地:金沢市畝田中1−15(金石街道畝田交差点角)
探検時期:2020年6月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:Fond do curry(フォン・ドゥ・カリー)
今回の所要経費:850円
探検隊の報告:
先日この近くの「ジャークジャイタイフードセンター」に来たときに見かけたこのラーメン屋に初めてやって来た。
何しろ店の名前が「ちゅるちゅる」。ラーメン屋といえばたいていが漢字だらけで,「麺屋●●」だの「●●家」だのといった名前が多い中で,どう考えてもどこかの繁華街の夜のラーメン屋かなどと思わせる店名だったが,入ってみるとこれがなんとフレンチ風らしい。
フレンチ風で店の名前にフランス語を使わないところがある意味斬新。いや,それ以上に幼児語のような店名がさらに斬新。そして,フレンチ風のラーメンというところがもっと斬新である。
さて,今日は毎度おなじみアメリカからやって来たケイ女史と共にやって来た。お互いに何を注文するかだが,自分の注文の仕方は単純である。初めてやって来た店ではお品書きの一番左上,一番最初のページ,券売機では一番左上である。ここではラーメンは3種類しかなく,それぞれが1ページずつに載っている。その1ページ目がこの「フォン・ドゥ・カリー」であった。で,ケイ女史は「じゃ,私は2ページ目にしてみる。」と「ブランシュ・ドゥ・ネージュ」を注文した。
お品書きがみなフランス語。これがまた店名の「ちゅるちゅる」とはかけ離れていて,2重3重の違和感と期待感をいだかせる。
ついでながらフランス語だったら「フォン・ド」とくれば「do」ではなく「de」ではなかったかと思うが,気にしない。
まずは,カレーのお汁が飛ぶことを想定してか,紙エプロンを先にくれる。
さて,待つことしばし,ご所望の「フォン・ドゥ・カリー」がやって来た。
いわばスープカレー風のスープにラーメンの麺が入っているという感じだが,見た目が実に華やかで色とりどりで,確かに通常の日本のラーメンとは違った趣である。
スープを一口すするが,カレーの味がそこはかとなくただよってくる。そしてこの麺が平打ちのようだが,スープによく合うのだった。これってラーメンの麺じゃなくて,なんだか小さめのきしめんのような感じなのだが,食べ応えがあって美味しいのだった。
華やかで色とりどりのトッピングは,タマネギのフライ,じゃが芋の焼いたやつ,パプリカのざく切りなど,これまた日本のラーメンらしからぬ様相。一応チャーシューはあるが,ソースがかかっているところが洋風っぽい。このチャーシューも優しい味で,カレースープの味わいを崩さない味だ。
ちなみにケイ女史の「ブランシュ・ドゥ・ネージュ」のスープをちょっといただいてみたが,塩ラーメンとはいえ,なんだかラーメンのような気がしなかった。
「フォン・ドゥ・カリー」はとにかく麺が実にいい感じで,結局はスープもすべて飲み尽くす。
ある意味「店名」「お品書き」「ラーメンの内容」と意外性の組み合わせだらけで,その意外性がなぜかしっくりきている店だった。
探検隊おまけの報告:今回は特にありません。
このとき(2020年6月)のラーメンのお品書き(説明書きはお店のお品書きの転載)
Fond do curry(フォン・ドゥ・カリー)→850円
コンソメスープ,醤油だれ,カレーソースを合わせたスープカレー風のラーメン
Blanche do neige(ブランシュ・ドゥ・ネージュ)→800円
塩ベースのスープに豆乳を合わせたラーメンです。トッピングはチキンコンフィ。別添えのトマトジュレはお好きなタイミングで味変をお楽しみください。
Naturu sel(ナチュール・セル)→750円
ローストポークをトッピングしたフレンチ風の塩ラーメンです。