分類:和食
所在地:金沢市桂町(松任宇ノ気線・ナルックス近く)
探検時期:2014年7月
今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:生ビールと焼き鳥5本
今回の所要経費:1080円
探検隊の報告:
大野へと取材に行った帰りである。この日は大野日吉神社の祭礼の1日目である。町内を練り歩く太鼓の行列を見送り,神社にも参拝し,露店なども見て回ったあと,金沢へと帰る。いや,ここも金沢だった。昔ながらの金沢弁で言うと「尾山いきみす。」って感じか。ふらり街中を歩き,それから金沢の市街地方向へと歩くが,いつの間にか大野新道と松任宇ノ気線との交差点に出る。迎えに来てもらうのだが,まだ時間があるので,軽く一杯飲める店はないかと見ると,西警察署方向に店が並んでいる。仰々しい店だと出づらくもなるので,ぱっと見で,気楽そうな店を探すが,それがこの「鳥料理 縁」だった。外から店を見るとカウンターがあり,そこにはお客の姿がない。そして,カウンターの中にはおねえさんが一人いる。ぱっと目についたお品書きも高そうじゃなかったので,この店に入ることにしたのだった。
店に入ると,お客は誰もいない。この日は金沢の大きな花火大会で,このあたりに人はいないのかはわからないが,とりあえず,一人カウンターに座る。「鳥料理」と書いてあったので,鳥のお品書きを見るが,やはり「串焼き」でしょう,と串を注文することとする。ちなみに飲み物は「生ビール中」500円也。ほんとは一人飲みなので瓶ビールを注文しようと思ったが,中瓶が650円と,居酒屋としてはお高めだったのでやめた。
串焼きは「おまかせ串焼き6本500円」というのがあったが,これだと,お任せで何が出てくるかわからない。なので,お好みを注文することとする。ちなみに,1本どれでも100円である。注文したのは,左より「砂肝」,「かわ」,「ねぎま」,「せせり」,「シロ」である。
まずは「シロ」をいただくが,これは柔らかくて美味しい。カウンターの中では女の子が,いやおねえさんが一人で焼き鳥を焼いている。横でバイトらしき女の子が注文を受けたり,伝票を書いたりしている。もう一人女の子がいて,小上がり席というか,テーブル席というか,そこまで見ていないのでわからないが,奥の席の接客などもするようである。自分のあとに二人連れが二組入って来た。奥に調理場があり,ここでは店長とおぼしき男性が調理しているようである。
などと観察しているうちに,焼き鳥5本と生ビール1杯が終わる。ちょうど適当な量である。
「すみません,おあいそ。」
と言うと,先ほどのバイトらしき女の子は「はぁ?!」って顔。おやまあ,通じないのか。まあ,「おあいそ」とはそもそも店の者がお客に対して使う言葉らしく,お客の方から言うのはおかしいという話もあるが,今時すでにそんな元の意味を考えることもなく,多くの人が会計をしてほしいときに「おあいそ」と言うことだろう。しかし,この女の子にとっては「おあいそ」とは何かのお品書きと思ったのかも知れない。仕方ないので思い直して
「会計お願いします。」
と言い直したが,それでもこの女の子は「はぁ?!」って顔。「お会計を」とまたもや言ったのだが,おいおい,これも通じないのか。こっちの発音が悪いのか,と思ったが,さすが焼き鳥を焼くしっかり者のおねえさんがこうしなさいと指示を出す。そのおねえさんの指示で,ようやく会計である。おぼつかない手つきで,手書きの請求書兼領収書が出てくる。この女の子,大丈夫かい?この店で働くのは,と思ったが,もう二度と来そうもないので,まあよしとしよう。わからなくても,聞き直せばよい。やはり何はなくとも「お愛想」が大切である。ということで,合計1000円の消費税込みで1080円であった。
探検隊おまけの報告:
今回は特にありません。