満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:八兆屋(はっちょうや)

分類:和食
所在地:いろいろなところにあります。探検場所はそれぞれの報告を参照してください。
−−−お箸の仕切り線−−−
所在地:金沢市片町【片町店】(片町スクランブル交差点近く,地下1階)
探検時期:2006年3月  今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:一品料理各自注文
今回の所要経費:1人3100円とちょっと
探検隊の報告:
 前にもらったお食事券を使わねばなるまい,ということでやってきたのがこの八兆屋,片町店。
 片町のスクランブル交差点近く,ビルの地下にこの店はある。
 いくつも店舗のある「八兆屋」だが,いずれにせよ,ちょっとしゃれた雰囲気の店である。金沢人にはおなじみの「8番ラーメン」のチェーン店を展開する,ハチバンの経営する居酒屋というか,どちらかといえば割烹である。
 部屋は個室で,足をおろせる掘りごたつのようなテーブルだった。そのほかにも大人数での利用を想定した部屋もあるし,カウンター席もある。結構たくさん人は入る。
 この日注文したのは,基本的にはその日のおすすめというものばかり。
 以下の探検隊報告で値段の記入のあるものはすべてこの日のおすすめ。
蛍烏賊とうるいの酢みそ掛け  まずは,今が旬のホタルイカ。「蛍烏賊とうるいの酢みそ掛け」。(493円)
 ホタルイカはおとなり富山県が名産だが,これを食べると春が近いという気がする。かなりぷっくりふくらんだ,ちょいとデブのホタルイカを,酢みそでいただくのがいい。
 ちなみに「うるい」はまたの名を「オオバギボウシ」という山菜。山菜を食べるというのも,春が近いなあって感じだ。
海老とアスパラのサラダ,半熟玉子添え  続いては,「海老とアスパラのサラダ,半熟玉子添え」。(682円)
 少し野菜ものをということで,サラダを食べる。この器がまた凝ったものが出てくるところがいいね。
加賀蓮根の能登鳥つくね包み焼き  「加賀蓮根の能登鳥つくね包み焼き」。(493円)
 蓮根も加賀蓮根というくらいで,金沢の北部,小坂地方は蓮根の産地。いずれも地物を使った料理ということだが,地物かどうか,こればっかりは調理して出てきたものは調べようがないので,味がいいからよしとしておこう。
さよりのお造り  細魚(サヨリ)のお造り(714円)
 身の締まった細魚だった。しかも姿づくり。
ハタハタの塩焼き  ハタハタの塩焼き(598円)
 鰰(ハタハタ)も好きな魚の一つだね。塩焼きがとてもうまい。秋田名物,しょっつる,はたはた,きりたんぽってやつだが,いつのことだっただろう,ハタハタの乱獲で漁獲量が減り,全面禁漁になり,もしかしてあのうまいハタハタ食べられなくなるのではと思ったことがあったが,こうやって食卓にのぼるほどに獲れるようになったのだろう。めでたし,めでたしである。
真鯛と筍のカルパッチョ  真鯛と筍のカルパッチョ(819円)
 これも器がいいねえ。照明も電球のちょいと薄暗い明かりに照らされてるので,料理にスポットライトが当たってるようで,料理が主役に見える。
そばコロッケ ???  さて,そのほかにはあと2品注文した。
 ここの創作料理らしい「そばコロッケ」と,もう1品は何だったのだろう?すっかり忘れた。まあ,いいや。
 ビールも飲んで美味しく過ごしたひとときだった。
−−−お城の仕切り線−−−
探検隊おまけの報告:
お品書き
お品書きいろいろ:そのほかに,この日のおすすめだったものは
飯蛸煮→472円,白魚と岩海苔のかき揚げ→525円,筍と木の子のチーズグラタン→592円,若竹煮→525円,豚トロと新じゃがの胡麻炒め→630円,山菜の天麩羅→714円
−−−お箸の仕切り線−−−
所在地:金沢市西都【石川県庁前店】(石川県庁前というけど横にある)
探検時期:2006年4月  今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:親子丼とおそばの膳  今回の所要経費:780円
探検隊の報告:
 今日もまた県庁で会合である。
 さてどこへ行くかということで,県庁横の八兆屋へ行く。片町の八兆屋で一杯飲んだことはあるが,ここは初めてである。
 県庁近くには,今のところ歩いていけるお食事どころはあまりないので,ここは県庁に用事があって来た人や,このあたりを通りかかった人で混んでいる。ある程度評判を聞いて来たのかもしれないが,何しろ人が多い。
 同僚4人といったが,駐車場でさらにちょうどやってきた同僚2人と合流し,都合6人で入る。この店をさらに混ませる我々であった。
 ランチもあったが,せっかくなので,自分の好きな蕎麦を食べることにする。
 ちなみに,ほかの5人はランチであるが,お昼時に食事に行ったら,とりあえずランチを注文してしまうという,なかなかサラリーマンらしい,いい習性になってきている同僚たちであった。
親子丼とおそばの膳  自分は親子丼とおそばの膳である。
 ほかにも蕎麦との取り合わせがあったが,貧乏性の私は,一番安いのにしたのだった。ちょっと量的には少ない感じがしたが,まあ,腹八分目ということで,よしとしよう。
 蕎麦はのど越しはよいが,蕎麦の香りがあまりしない。まあ,こんなところで文句いっても仕方あるまい。
 親子丼の味がそこそこだったので,これまたよしとしよう。
−−−お箸の仕切り線−−−
所在地:金沢市片町【片町店】(片町スクランブル交差点近く,地下1階)
探検時期:2006年5月  今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:2時間飲み放題コース  今回の所要経費:4500円
探検隊の報告:
 今日は職場の宴会である。
 月末に適当に行きたいものを募って行われる会である。その割には参加が多い。みんな疲れているんだなあ。
 とにかく明日は休みだから,ここで一発疲労回復をしなくっちゃ!ということで,話は弾み,酒は進む。
青竹冷酒  上司からビールの話になり,アサヒとキリンとサッポロは昔の財閥系とのこと。
 だから,料理屋でも作った会社の系列で,出てくるビールが決まるらしい。典型的なのが,ホテルのビールや,ビルの屋上なんかのビアガーデンのビール。結局,その会社の系列のビールを使うらしい。唯一無関係なのがサントリービール。みんなサントリーはうまいって言うけれど,飲み屋じゃ出てこないって話。
 ふーん,そうなのか,と聞きながら,今度行くところでは,どんなビールの選択枝があるのだろうかと,ここではキリンラガーを飲みながら思う。
アスパラのベーコン巻き揚げ  それから,冷酒は青竹に入ったものを注文する。
 竹というのは,独特の殺菌作用があるのだろうか。日本人は,(というよりも,もとは中国人だろうが)うまいこと竹を使うものである。
 この入れ物も,なんとうまくつくってあることか。課長も自宅で時々これをやるらしい。
 そのときはつくったこの容器を冷凍しておいて,それに酒を入れるといいらしい。またもや,ふーん,そうなのかと思いながら,ついつい,酒を飲んでしまう。
 今日は20人も集まった。
 幹事お疲れさん!
−−−お箸の仕切り線−−−
所在地:金沢市西都【石川県庁前店】(石川県庁前というけど横にある)
探検時期:2007年4月  今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:つきがわり膳  今回の所要経費:990円
探検隊の報告:
 県庁で仕事である。お昼ごはんは7人で出かける。
 それにしても,さすが気配りのエム主席である。すでに席の予約がしてある。
 そして予約してあるにもかかわらず,前の予約客も順番をついていて,案内されるまでに時間がかかる。それほどお昼時は混んでいるのであった。
 さて,今日のお品書きは定食の中でも「つきがわり膳」という,今月の定食である。
月替わり膳  「ひがわり膳」よりも210円も高いのであった。
 待つことしばし,やって来たのはかなりお上品。
 おかずは若鶏と新じゃがのバター醤油焼き,帆立の若竹茶碗蒸し,細魚(さより)と春野菜の天婦羅で,あとはご飯と味噌汁漬け物である。
 ちなみに,今日の日替わり膳は豚ロースの生姜味噌焼きだった。
 しかし,ごはんはたっぷりある。茶わん蒸しが美味しかったが,ごはんの量にしては,おかずがちょっと少なかったかなと思ったのであった。
 それにしても,さすが太っ腹の主席である。この細身の体に似合わぬ(?)太っ腹。だからこそ管理職なのか,と思いつつ,3月下旬の気温となって,薄ら寒い春の風の中を,再び歩いて県庁に戻ったのだった。
−−−お箸の仕切り線−−−
所在地:金沢市西都【石川県庁前店】(石川県庁前というけど横にある)
探検時期:2015年5月  今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:コース料理  今回の所要経費:会費4000円
探検隊の報告:
先付け  期待した以上になかなか洒落た,美味しい料理だった。
 今夜は久しぶりにここ県庁近くの「八兆屋」に来た。某団体の歓送迎会である。2階の座敷に2列のテーブル。それに向かい合って4列になり,結構ぎゅうぎゅう詰めでの宴会である。
 最初に先付け。ガラスの器で結構夏らしい雰囲気。最初のこれを見て,「おやまあ,結構洒落ているな。」という印象を受けたが,以後ずっとなかなか洒落ていたのだった。
鯖のカルパッチョ  お造り代わりと言うべきか,鯖のカルパッチョである。しめ鯖なのだが,これがまたこんな風にあしらわれるのかと感心した次第。
 しかし,歓送迎会なのだが,この座席なかなか動きにくい。いろいろとあいさつに回ろうかと思ったが,掘りごたつ式の座敷で後ろからビールを注ぐのもやりにくい。
グラタン  しかも,最近では小さなグラスで瓶ビールという宴会も少ない。生ビールのジョッキではピッチャーでもない限り注がないし,各自がカクテルやら酎ハイやらの場合には注ぐものもない。ましてやお茶では注ぐのもおかしいし。ということで,まあいいか,と安易な自分は美味しく食べて美味しく飲むことに専念する。
 こちらグラタンだっただろうか。全体に和食のようでありながら,洋食である。
盛り合わせ  そして途中でどどーんと出てきたいろいろな料理の盛り合わせのかご。
 ここまで料理はちょっと少ないかなあなどと思っていたら,ごっそりといろいろと載った盛り合わせが出てくる。こういう盛り合わせをするというのも一つの料理人の工夫なのだろうなあ。
蒸し物 ステーキ  左,盛り合わせの中の一品,蒸し物。ふたを開けて撮影。
 料理も全般に洒落ている。
 右,最後の料理でステーキ
蕎麦 デザート  左,締めの蕎麦。そして右がデザート。
 今夜は全般的に洒落た料理と洒落た器で,この金額にしてははるかに期待以上だった。
−−−お箸の仕切り線−−−
所在地:金沢市本町2丁目15−1【金沢駅前店】(ポルテ金沢 地下1階)
探検時期:2019年3月  今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:郷土コース(8品)+飲み放題
今回の所要経費:4000円+1800円
探検隊の報告:
先付け  今夜は我が課の今年度の慰労会。3月ともなり,いよいよ今年度も終わろうとしている。
 会場はここ「八兆屋」の「金沢駅前店」。ポルテ金沢の地下だが,我々にとっては日航ホテルの地下といった方が通りがよい。
 左は前菜。
 今日の料理は「郷土コース」というやつらしい。うたい文句は
 「金沢の郷土料理を織り込み,石川の食材を使用したコース料理。金沢で有名な『治部煮』『はす蒸し』『加賀野菜』等を織り込んだ料理コース」という感じ。
 前菜は左より「蛍烏賊の酢味噌掛け・河豚の子糠漬け・ごりの佃煮」
 子糠漬けはかなりの濃い味であり,ちょっとかじるとビールがたっぷり飲める。
お造り  右端はゴリだが,これも浅野川では昔はよく捕れた。いまじゃあ,養殖物だ。
 いずれも先付けとして,少量で酒が呑める格好のあて。
 右の写真はお造り三品盛り。
 「甘海老,がんど,真鯛」。
 「がんど」は出世魚のブリの一歩手前の名前。北陸の冬の名物だね。
冷酒  さて,乾杯はビールだったのだが,即冷酒に変える。
 そう言えばここの冷酒はこのように竹筒に入ってくるんだった。
 で,お隣の課員は熱燗である。
 今回の宴会の端っこに座った二人が日本酒をちびりちびりとやり始める。
蒸し物  こちらは蒸し物で「加賀蓮根はす蒸し」
 地元のマーケットでも蓮根が「加賀蓮根」というだけで,一気に値段がはね上がる。
揚げ物  揚げ物は「生麩と加賀野菜の天麩羅」。
 麩の天麩羅も久しぶりに食べた。
 加賀野菜ははていったい何だったやら。
 それにしても今夜は賑わっている。宴会の予約客もたくさんのようだが,飛び入りのお客さんも入れ替わり立ち替わりやって来る。席が空くとは次のお客がやって来る。3月の金曜日盛況である。
 我々のような地元客のみならず,観光客もたくさんやって来ているようである。
冷酒  さて,こうやって,冷酒の竹筒がまるで竹林のように並ぶ。
 なくなったからといってリクエストしたのではなく,幹事が気を使って次々と注文してくれたらしい。
 しかも,冷酒を呑むのは自分だけで,この竹筒が空になる前にどんどんやって来るのだった。
 都合4本は来たようだが,はて自分はどれだけ呑んだのやら。1本あたり1合以上は入っているはずだから,まあよく呑んだ。
治部煮  こちら金沢の郷土料理「治部煮」。
 この「満腹探検隊」の「治部煮特集のページ」でも書いたが,この郷土料理である「治部煮」を自宅で作ることはなく,ほんとに料理屋でしか食べられないのであった。
 しっかりと鴨肉であり,すだれ麩も久しぶりに食べた。
焼き物  これは焼き物の「能登牛ステーキ」。
 向かいに座る課長が「しっかりと焼けてない肉は食べない。」と言って,ステーキをくれたので,2人前いただく。そうそう,お造りも食べないと言ってもらったのだった。だから,お腹がふくれるビールではなく,ちょっと濃いめの冷酒でちょうどよかった。
蕎麦  最後の食事は「おろし蕎麦」。
 いやはや料理はみんな美味しい。それに話も弾む。
 ついでに酒も呑みすぎ。
デザート  そして,デザートは「五郎島金時プリン」。
 で,毎度おなじみ甘いデザートは食べないので,お造りとステーキをもらった課長にプレゼントする。全然釣り合わないプレゼントなのだが,なんと言っても
「気は心」
 そして,今年度1年間,みんなに気づかわれて過ごしてきた。
 ありがたいことである。
 合掌。
−−−お箸の仕切り線−−−
探検隊おまけの報告:
 くわしくはウェブサイトでどうぞ: 八兆屋ウェブサイト(外部リンク)

−−−お箸の仕切り線2 箸袋つき−−−
満腹探検隊のトップページ 検索のページ
探検したお店の一覧表のページ→お食事大特集 宴会大特集

−−−お箸の仕切り線2 箸袋つき−−−
Prince Kochan's Productionのトップページ  サイトマップ  更新情報