分類:和食
所在地:金沢市木倉町1−5(片町方面から木倉町通りに入って右側しばらく)
探検時期:2020年2月
今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:120分飲み放題付き!鰤しゃぶ日本海コース7品付き
今回の所要経費:5000円
探検隊の報告:
今夜は当ウェブサイトでも紹介している藤井肇氏の追悼の会である。6年前の立春の日に急逝した。7回忌である。早いものだ。
まずは午後4時から少し真面目に追悼の会があり,そのあと午後7時から10数名が集まっての宴会である。
いや,「真面目に」なんて言うと,藤井肇に叱られる。「『マジメ』にじゃなくて『ハジメ』にと言えよ。」なんてね。
さて,やって来たのは木倉町通りの一角の「花組」。まるで宝塚のようであるが,経営者は宝塚のファンか?まあそれはいいとして,2階の掘りごたつ席に案内される。
今夜は120分飲み放題付きのコース。飲み物はまずはみんなでビールである。グラスビールは「エビス」だけというのがこの店のいいところ。
まずはサラダがやって来る。この店のウェブサイトでは「【旬菜】くんせいサバの香味サラダ」。
以下すべて大皿でやって来るが,自分の座ったところは4人前でやって来る。
ちなみにこのお品書きの内容というのはあとでウェブサイトで知ったので,サラダが来たときには一体何のサラダなのやら知らなかった。なんだか魚みたいなものが入っているなと思っただけで,これが「燻製の鯖」とは知らなかった。もしかしたら持ってきた女の子が説明をしていったのかもしれないが,聞いていなかったののであろうか。
以下,この店のウェブサイトのお品書きの表現をそのまま借りて,料理を紹介しよう。
【造り】日本海の幸 お造り6種桶盛り
鰤,マグロ,サワラ,水たこ,甘エビ,しめ鯖。
やはり中でも旬の鰤が美味い。分厚く切ってあるし,いい味だ。
では一句
花組の トップスターの 鰤の艶
【お肉】能登豚のローストポーク
ローストビーフならぬローストポークである。
それにしても,藤井肇氏もまさしく急逝であった。
今日の4時からの会ではゲストとして呼ばれ,当ウェブサイト内の「藤井肇仮想美術館」のできあがるまでや,エピソードをしゃべったのだが,まあいろいろと思い出もあるものである。
では一句
来る春に 別れも告げず 旅に発つ
【お鍋】寒ブリのしゃぶしゃぶ
こいつが本日のメインディッシュの「鰤しゃぶ」。こんなコースであることも事前には全く知らなかったので,あとでウェブサイトを見て,この夜のコースが「鰤しゃぶ」中心と知る。
この鰤もおそらくお刺身で食べることのできるような鰤であろう。刺身のような厚みはなく,しゃぶしゃぶ用に薄めで,さらっと出汁にくぐらせて食べたが,美味しかった。
では一句
立春の 輪島の風に 花の舞う
【揚物】地魚のすり身揚げ・ふぐの竜田揚げ
揚げ物は2種類。
まあお手軽な5000円コースだが,そこそこお腹がふくれてくる。
そこで濃い酒とて,「黒霧島」をストレートで所望したら,グラスにたっぷりと入れてくれる。もう1合5勺くらいは入っていただろう。それと水をもらって,芋焼酎をいただく。
藤井肇氏もいつも濃い酒を呑んでいたなあと思い出す。ショットグラスにウィスキーを呑む姿をよく見た。
では一句
ストレート しゃべりも酒も 辛口で
【〆物】〆の鍋雑炊
【甘味】シャーベット
〆にはご飯が出てきて,それを鍋に投入する。雑炊ができあがる。これも水分の補給も兼ねて,いただくが美味しい。
そしてデザートのシャーベットが出てくるが,いつもは食べない甘いものも今夜はいただいた。
何しろ明日は仕事なので,もう帰ることにしたからだ。このあと有志の方々はまだ会を続けるとのこと。そこまでは付き合わず,お礼を言って店を去る。
では一句
冷菓まで 心にしみる 冬の宵
探検隊おまけの報告:今回は特にありません。