分類:和食
所在地:高知県高知市
探検時期:2007年9月
今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:いろいろ注文して,ビール飲む
今回の所要経費:2人で8000円弱ってところ
探検隊の報告:
いよいよ高知にたどり着き,夕食である。ここまで金沢からは550キロ余り。長い道のりであった。
さて,晩ごはん前に,とりあえず「はりまや橋」を見に行く。昔も来たことがあるのだが,こんなのだっただろうかと,また新たな気分で眺める。
そのあと,少し北に歩くと,たくさんの飲食店がある。ショーウィンドウに見本が一杯出ているし,お品書きも外に置いてある。どこでもいいのだが,せっかくだからと「皿鉢料理」が食べられそうな店を探す。そして選んだのがここ「早川」だった。
入ると,いけすに魚やらカニやらがいる。入ってすぐのテーブル席に座る。注文したのは3品だったが,まず最初に「鯨の竜田揚げ」(720円)がやってくる。昔,学校の給食で鯨がよく出たものだ。鯨を揚げて,ピーナツを絡めたやつなんか,好物だった。しかし,最近はとんと鯨が食べられない。
金沢も魚がうまいのだが,ここ高知は,また違った魚や違った料理があるものだと感心する。この店も「土佐黒潮料理」と頭についているのだが,黒潮に乗ってきた魚はまた違うものであるなあ。
特に金沢では見かけないものといえば,まずは「鯨」である。竜田揚げは食べたが,ユッケにタタキ,刺身にすき鍋といろいろな料理がある。
続いてやって来たのが,「土佐天」(500円)である。これはいろいろな魚のつみれ揚げである。このあたりではこのようなつみれの揚げものを「じゃこ天」というらしい。所変われば品変わるである。
さて,あと金沢ではあまり見かけないものは「どろめ」。何かと思ったらイワシの稚魚で,要するに金沢なら「ちりめんじゃこ」って感じか。土佐の方言なのだろうか。
「のれそれ」が穴子の稚魚。これは前に岡山で食べたことがある。
それから「ウツボ」の料理がある。いけすでもウツボが泳いでいたが,ウツボのタタキなんてものがある。あなおそろしや。
それとさすがに鰹の料理がたくさんある。チチコ(心臓)の煮付けや照り焼きなんかもあるし,腹身をはらんぼと称して,塩焼きやタタキもある。
ちなみに「ニナ貝」に「チャンバラ貝」といわれても,いったいどんな貝やら,さっぱりわからないのであった。
さて,最後に高知に来たからには皿鉢料理を食べてみねばなるまいと思ったのだが,2人では通常のものでは量が多すぎる。しかし,お品書きはうまくしたもので,一人用の皿鉢料理もある。中身はいろいろとてんこ盛りで,豪華というより,気分を味わうという感じだったが,この「一人皿鉢」3400円也を注文したのだった。
ところで,この「早川」という店が,「名物ちゃんこ鍋」と出ていて,何でこんなところでちゃんこ?と思ったのだが,会計の時におばちゃんが「土佐ノ海なんですよ。」と言ってくれた。土佐ノ海の経営する店ってことなのかな。とにかく,ああそうなのかと納得して店を出てきたのだった。
探検隊おまけの報告:くわしくはウェブサイトへどうぞ:早川のウェブサイト