分類:和食・洋食
所在地:京都府京都市下京区東洞院通七条下ル真苧屋町220−8(烏丸七条交差点近く)
探検時期:2020年10月&10月
今回の探検目的:夜呑み&夕方呑み
1日目(夜呑み・〆の宴会)
今回のお品書き:生中×2+懐かし下町のサワー
+ポテトサラダ+牛すじ大根+漬物盛り合わせ+アサリの酒蒸し
今回の所要経費:308円×2+220円
+165円+308円+308円+330円
→1947円の10円未満値引き→1940円
2日目(夕方呑み・夕食代わりの宴会)
今回のお品書き:生中×2+冷酒(富翁 山田錦 純米)+酎ハイ(レモンライム)
+鯖塩焼き+マグロ中おち+生麩揚げ出し+出汁巻き玉子+ハマチ大根煮
今回の所要経費:308円×2+330円+242円
+308円+385円+308円+275円+385円
→2849円の10円未満値引き→2840円
探検隊の報告:
賑わっている立ち呑み屋だったね。
久しぶりの京都への旅である。
COVID−19(新型コロナウィルス感染症)のせいで,ずっと旅もできなかったが,しばらく前から始まった「Go Toトラベル キャンペーン」を利用して,通常価格の半額になるホテルを探してやって来た。
8時過ぎ金沢発のサンダーバードに乗るが,これが速い。金沢から京都までは途中福井にしか止まらない。10時過ぎには京都に着き,まずは泊まる予定の駅前のホテルに荷物を預けた。
そのあと目的とする京都国立近代美術館のコレクション展に行くのだが,その前にお昼ご飯,いや,昼呑みをしようと,事前調査してあったホテルからは一番近い立ち呑み屋であるここ「いなせや」を目指す。
しかし,たどり着いてみれば開店は11時半からとのこと。まだ30分もある。事前調査が甘かった。
それでお昼は目的地の近くで探すこととし,ここでの昼呑みはあきらめる。
京都国立近代美術館のあとは,買い物などをしながら四条大橋近くで「ホルモン」という看板を見かけ,連れ合いとともに,その「ひとり焼肉やる気」で軽く0次会である。
そのあとはバスに乗り,この日の本命の1次会,川端二条近くの「赤垣屋」で1時間ほど過ごす。
そして京都駅までもどり,ホテルでチェックインしたあと再び顔を出したのがここ「いなせや」だった。
以上えらく長い前置きだが,とにかくたどり着いたのは午後7時半を回っている。やって来ると賑わっている。しかし,立ち呑み屋らしく,サクッと呑んで帰るお客も多く,回転はそこそこいいので,ちょうど支払いを終えるお客を見送って,中のテーブルに案内された。
さて,まずは毎度おなじみ「とりあえずビール」である。
プレミアムモルツのジョッキビールが308円也。実に庶民価格。
で,お酒のアテに,居並ぶ短冊メニュー,黒板メニューの中からまずは「ポテトサラダ」165円也と大好き「牛すじ大根」308円也を注文する。
「ポテサラ」の方はあっという間にやって来る。これで165円というから,実に嬉しい居酒屋価格。
続いてこちらは「牛すじ大根」。
だいたいが居酒屋に行くとは「牛すじ」「ホルモン」「鯖」という単語にはいつも反応する夫婦なのだった。
美味しく煮込まれた牛すじで,この日昼からよく呑んでいるのだが,そんなことにはお構いなしに,またもやビールが進む。
黒板メニューの「マグロ中おち」を注文しようと思ったら,この日はすでに売り切れとのこと。よく見るとカウンターの中には売り切れの品が書かれたホワイトボードがある。
ビールもなくなり,もうちょっと呑もうと,飲み物のお品書きの中では最もお安い「懐かし下町のサワー」220円也を注文してみる。
「これはどんなもの?」
と店員に聞いてみるが,
「宝酒造の酎ハイです」
という分かったような分からないような答。まあ,ここまでいろいろと呑んできたので,これもいいかと注文した。
あとは連れ合いの注文で「漬物盛り合わせ」308円也。
いつの間にかこんなものを注文していたとは。
そして最後に「アサリの酒蒸し」330円也。
これって,自分はしっかりと食べたのだったか,連れ合いに取られたのだったか。記憶が曖昧で,かなりの酔っ払いである。
いやはやそれにしても賑わっている。駅から歩いてすぐの立地ということなのか,やはり京都は人口が多いのか,それとも自分たちのように庶民価格を求めてか,お客の尽きない「いなせや」であった。
そしてこれが京都1日目の〆の宴会であった。
京都一泊二日の旅,連日の「いなせや」への訪問である。
昨晩は〆の宴会,今晩は電車に乗る前の夕食代わりの宴会である。
いつもなら電車用に鯖寿司と湯葉でも買い込み,電車の中で缶ビールで夕食とするのだが,それよりもどこかの店でお腹に入れてしまった方が何かと楽だろう,ゆっくりできるだろうと,ここに来ることにした。
泊まっていたホテルからも京都駅からも近いし,ホテルには荷物を預けてあったので,ここでちょい飲みしてからホテルに立ち寄り,駅に向かうという算段である。
さて,この日たどり着いたのは4時半過ぎだったが,やはり満席だった。それでも昨夜と同じく,回転は早い。いや,外はまだまだ明るいので,もっと回転は早いのか。待つこと1分ほどで中に案内される。
今回の席はカウンターの一番端っこ,一番奥である。
ここは目の前に洗い場があり,次々とお客の食べ終えた皿やらジョッキやらが運ばれてきて結構せわしない席である。カウンターの上にも次々と使い終わった食器が重なる。
そして目の前には洗い場担当で,酒担当の女の子が皿を洗いつつ,生ビールやらサワーに日本酒にと対応している。
せわしないはせわしないのだが,いいところはお店の女の子とおしゃべりができるところ。
さて,今回もまずは「生中2つ」と注文したが,やはり忙しいらしく「少々お待ちください」のあと,しばらくしてやって来る。
この間に今日は何を注文するかお品書きを眺める。
その中からまずは「鯖塩焼き」と昨日振られた「マグロ中おち」を注文する。
どこへ行っても鯖をよく食べるのであった。
ほっこりとした焼け具合の美味しい鯖であった。「鯖塩焼き」308円也。
そして「マグロ中おち」385円也。
昨日振られたので,一段とありがたみがわく。
「マグロ中おち」といってもぶつ切りではなく,たたき状態だった。
ちょっと手の空いた目の前の女の子に聞いてみるが,この店はいろいろな系列店があるらしい。「全部が分かる案内なんてないのか?」なんて聞くが,「ないけど」と言いながらも,接客中心の女の子がいくつかの店の載っている名刺を持ってきてくれた。
彼女たちの話によると,ここのオーナーは元々寿司屋から始めたらしい。この店にもお寿司のメニューがあるのもそのせいか。そしてお寿司には自信を持っているとのこと。
見てみると焼肉屋やら韓国料理屋なんてのも系列店としてある。このオーナーは料理人というよりも経営者の才覚があったのか。
こんな風にお店の女の子たちにいろいろと聞くことができるのもこの端っこの一番奥のカウンター席に陣取ったおかげ。
さて,連れ合いが「出汁巻き玉子」を注文したが,これは人気なのか,厨房で次々と作っている。275円なのだが,結構な大きさで,もちろんできたてで美味しい。
これはこの店のおすすめではなかろうか。
続いてはこれが今夜の夕食兼用なので,飲み物の追加で「冷酒(富翁 山田錦 純米)」と「酎ハイ(レモンライム)」を注文する。
それぞれに330円と242円也。
最後のお酒のアテは「ハマチ大根煮」385円也。
これもまた美味しかった。ハマチのアラ煮のようだが,いい味だった。いい味だったので,日本酒の和らぎ水代わりに出汁もすべて飲み干してしまう。
今日は昨日に比べて夕食代わりなので,酒も一品,アテも一品多く,支払いも1000円近く増えた。それでも2人で3000円もしないのだから,ここは庶民価格。こんな立ち呑み屋はいいねえ。
さて,いよいよ金沢に帰りますか。
探検隊おまけの報告:今回は特にありません。