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		所在地:金沢市香林坊2−3−15(旧・日本銀行金沢支店裏あたり)
		
		
	
		
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		探検時期:2024年2月
		
		今回の探検目的:ちょい呑み
		
		今回のお品書き:Pabst Blue Ribbon(パブスト・ブルー・リボン)
		
		今回の所要経費:700円
		
		探検隊の報告:
		
		 てっきり洋風居酒屋(すなわちバー)かと思ったら違っていた。
		 今日は朝から行事が目白押し。午前も午後もあり,さらにそのあと午後5時から東急ホテルで宴会である。4時前に終わった午後の行事の後,1時間弱の隙間時間をつぶすために,ふらり香林坊の裏道を歩く。「ヨーク」が開いていたら行こうかと思ったが開いていない。
		 そこで先ほどいったん通り過ぎた角の店に戻って入ってみたのだった。
		 表には「ホットコーヒー・アイスコーヒー・アルコール」などと英語で書いてあり,じゃあ時間つぶしにビールでも呑むかと入ってみたのだった。
		
		 店に入ると店主らしきおにいさんが1人カウンター席の椅子に座っていた。椅子は4つだけ。どうもバーではないような気がしたが「アルコール」とあったので,
		「ビールください。」とまずは言うと,
		「えっ。ビール?」と一瞬たじろいだようだったが,それでも冷えたビールの栓を抜いてくれた。でもたじろいだ理由が後でわかる。
		 出てきたのは「Pabst Blue Ribbon(パブスト・ブルー・リボン)」というビール。この赤,白,青の3色のデザインから一瞬「バドワイザー」かと思ったら違っていた。裏のラベルを見るとアメリカからの直輸入品らしい。表のラベルは「BEER」とあるが,輸入のラベルには「発泡酒」とあり,原材料の基準が日本では「発泡酒」扱いとなるのだろう。
		 さて,彼が何故にたじろいだかというと,おじさんがビール目的のみで店にやって来たからだった。
		
		 話を聞けば,ここはバイク関連の店らしく,カウンター席の向かいの棚は酒のボトルが並ぶわけではなく,Tシャツや雑誌が並ぶ。横を見ればバイク用のスーツ類が並ぶ。つまりはここはどう見ても酒場ではなく,バイク関連の雑誌や本のアンテナショップみたいなものらしい。そして,彼は週末だけのマスターらしい。
		 「ROLLER」「RIPPER magazine」「WELLER」「CANVAS」などと,聞いたことのないブランド名ばかりがハガキ大のチラシには載っている。
		 これらはすべてバイク,しかも旧式だったり,マニアックだったりするものの雑誌や,着る物のブランドらしい。
		 つまり,来る人は基本バイク目的の人なのに,いきなりビール目的のおじさんがやって来て「ビール」と言ったものだから,「おやまあ」と思ったようであった。
		 なにしろ,あとで
		「どんな店だと思って入りました?」と聞かれるくらいだ。
		 その答は
		「ちょい呑みできる店」だったけどね。
		 それでも,気さくな彼は,この店の由来やら,出身地の話,年齢の話,経歴の話,元日の地震の話など,お互いにいろいろと個人情報満載でしゃべった。
		 地震の後の1月はめっきり店の前を通る人もいなくなり,最近ようやく人通りも出てきたとのこと。
		 すぐそこの「ヨーク」のことも説明したが,彼もジャズバーで働いていたらしい。いや,働いてみたらジャズの流れる店だったらしい。
		 とにかく,ここは結構マニアックな店であった。だいたいが出てくるビールが「パブスト・ブルー・リボン」なんてなやつだから,結構こだわりのある店だった。
		 5時からの宴会前の小一時間,彼との会話で実に面白い時間を過ごした。
		「また機会があったら来てくださいよ。」と言われて店を去ったのだった。
		
	
		
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		探検隊おまけの報告:
		
		
		
		このとき(2024年2月)のお品書きいろいろ: