分類:和食(天ぷら)
所在地:金沢市竪町(竪町通り中程)
探検時期:2008年2月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:ランチ(天ぷら定食)+お代わりご飯
今回の所要経費:900円+100円
探検隊の報告:
今日は3人で歩いて竪町へとやって来る。竪町通りにあるここ「かっ宝亭」を目指したのだった。
この店は以前にエム女史が来たことがあり,今日は「天ぷら」にする?じゃそうしようということで,この店に決まったのだった。
入れば今日は3人がお昼時間貸し切りである。
3人だけだが,カウンターの真ん中あたりに座る。
カウンターの目の前には日本酒用の冷蔵ガラスケースがあり,一升瓶から二合くらいの瓶まで所狭しと並んでいる。
さて,今日注文したのはお昼のお品書きのランチである。ランチといってもこの「天ぷら定食」しかない。
まずはお茶が出て,今から順に揚がってくる天ぷらを待つことになる。
初めに海老天が2本出てくる。
揚げたてで(あたり前だが)うまい。
ここでは天つゆではなく,塩で食べる。
塩の方がもちろんその素材の味が引き立つ。
海老のしっぽまで食べる。
そして,塩をつけた天ぷらで,ごはんが進むのであった。
塩のおにぎりというのがおにぎりの基本だったなあということをふと思い出す。
昔ならあっても梅干しだった。
塩昆布なんか入れようものなら贅沢ものであった。
今よく売られているように,多種多様なものの入ったおむすびなんて昔は考えられなかったものである。そして,おにぎりに海苔をつけなくても,塩むすびが十分おいしかったのだった。
「塩ほど美味いものはなく,塩ほどまずいものはない。」という千利休の言葉をまた思い出したのだった。
そうこうするうちに,次のナスや,カボチャがやってくる。
こちらもいろいろと話をしていると,店主が天ぷらの揚げ方について話をする。
油も衣もとりたててかわったものではなく,要は揚げ方が一番大切であるとの結論に落ち着く。
それから,酒の話になり,焼酎は置いていないとのこと。
日本酒も8割くらいは通常に酒屋で買えるものではなく,取り寄せが大部分とのことである。
日本全国あちこちの酒が並んでいる。
酒を飲み始めて,天ぷらを注文し始める人があぶないらしい。ついつい次々と食べてしまうらしい。
まあ,その方が商売にはなると思うのだが……
途中でご飯がなくなって,お代わりをもらう。
店主が金沢にはいろいろと専門店が少ないという。
せいぜいあって寿司屋くらいだとのこと。
まあ,満腹探検隊としては,ラーメン,カレー,そばなど結構特化した店はあると思うのだが,確かに業種としては天ぷらの専門店は少ない。
寿司屋でも,なぜ金沢人は寿司を食べずに刺身を食べるのかと店主は疑問を呈している。
最後にカレイの天ぷらが出てきて,さらにその骨の天ぷらが出てくる。
カリッと揚げられていて,これまたせんべいのようでうまい。
ということで,今日は三分の一くらいは店主との会話,いや,店主のうんちくを聞いた今日の満腹探検隊であった。
最後に支払いをしようとしたら,ご飯のお代わりが100円だった。
やっぱりとられたか,と思ったが,余分に食べたのだから,当たり前であるな。
探検隊おまけの報告:今回は特にありません。