満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:昼間っから きはち屋

分類:和食・ラーメン
所在地:あちこちにあります。探検場所は以下の報告を参照してください。
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所在地:富山県富山市桜町1−4−20【富山駅前店】(富山駅前,パティオさくら1階)
探検時期:2019年6月  今回の探検目的:昼呑み
今回のお品書き:冷酒「満寿泉」+冷酒「立山 純米吟醸」+炙りしめ鯖+ホルモンポン酢+もつの煮込み+串カツ5本盛り
今回の所要経費:421円+421円+313円+529円+313円+421円→2418円の1桁はサービスで2410円
探検隊の報告:
 「昼間っから」とはなかなかに素敵な命名である。そして,「昼間っからちょい呑み」に入ったのだった。
 6月のとある土曜日である。連れ合いは富山での研修。自分は何も用事がなく,一緒に富山に来て昼呑みである。
富山城  昼前に富山に着き,元々おつまみになりそうなものがあった「まるたかや」に行き,1次会終了。富山駅前で降ろしてもらい,一人で2時間ほどの時間つぶしである。まずは駅前の観光案内所に行き,どこへ行ってみるか,物色する。午前中は雨で,案内所の人も美術館を勧めていたらしいが,雨が降っていないなら富山城も近くていいと言われ,とにかく行ったことがない,いや,行った記憶がない富山城に行ってみることとする。
告  路面電車の環状線に乗り,国際会議場前で降りて,富山城というよりも富山市郷土博物館に入ってみる。210円払って,富山の歴史のお勉強である。
 お城の庭にはカラスへの「告」がある。
 とりあえず一通り見て,ここを出て,再び路面電車で富山駅を目指す。お城の前の公園でなんだか少女モデルの撮影をしている。お城の展望台から下を見たときに,えらく派手な服の女の子が歩くのを見かけたのだが,モデルだったのか?
 さて,その少女を横目に見て,再び路面電車に乗る。ちょうど環状線を一周したってことである。
 駅前をふらり歩くと「パティオさくら」とかいうきれいなビルがあり,その前にはいくつかの飲食店の案内がある。そして惹かれたのが「昼間っから きはち屋」である。何しろ「昼間っから」という命名。はじめっから「昼間っから」を前提としている命名。そこで,ここを目指す。
 店の前には「席料なし。お通しなし。」という,これまた嬉しいお知らせ。
 店に入ると,一人客が2人ほどカウンター席に陣取り,あとは4人ほどの団体さんがテーブル席に陣取る。「タバコを吸うか」と聞かれ「吸わない」と答えたら,「禁煙席はこちらの方」と言われたが,ついでに「まだお客はいないので,空いている喫煙席でもいい」と言われ,誰もいない喫煙席のカウンターに座る。まあ,完全分煙ではなく,しかもちょっとした仕切りもなく,タバコを吸えば店中に煙は蔓延するような店なので,果たして禁煙席という意味があるのかどうかは謎である。
 それはいいとして,座ると接客の女の子が紙を2枚持ってやって来る。
 1枚は日本酒のおすすめで,「満寿泉」に赤丸がついている。もう1枚は食べ物のおすすめ。そして,赤ペンを持っていて,下の空欄に手書きで,その場でおすすめを書くのだった。
 で,「とりあえずビール」だとお腹がふくれそうなので,はじめっから「昼間っから」日本酒である。選んだのはもろ赤丸付きの「満寿泉」421円也。
 それとお酒のあてには,女の子の書いた「炙りしめ鯖」313円也と「ホルモンポン酢」529円也。
 まさしくお店の宣伝,おすすめに惹かれての素直な注文である。
満寿泉  しばらくすると,先ほどの女の子が「満寿泉」の一升瓶と,小さな片口,お猪口を持ってやって来る。そして,目の前にお猪口と片口を並べ,片口になみなみと注いであふれさせ,お猪口にほぼ満杯になるまで入れるのだった。
 なかなかに面白い供し方だったので,ちょっとぽっちゃり目の女の子の手つきを撮影する。
 冷えた純米「満寿泉」が美味いねえ。
 先ほど12時頃に1次会をして,そのあとふらり富山城散策の旅。いや,旅というほどではないが,富山の町は実にきれいだということを実感した。金沢のようにすでに400年間も戦争も戦乱の爪痕もなく,古くて狭い道に古い建物が残っている町とは違い,太平洋戦争の空襲で焼け野原となった富山は,若い町という印象だ。道幅が広いので路面電車が走れる。金沢も昔車の少ない頃は路面電車が走っていたが,車が増えて,道が狭く,路面電車の方が廃止されてしまった。
しめ鯖  間もなく「炙りしめ鯖」がやって来るが,それは目の前で炙られるのだった。件の女の子が,「炙らせていただきます。」と言って,持参のバーナーに火をつけて,目の前で炙る。「女王様の言うことをお聞き!」ってな具合に,鯖をいじめる女の子なのであった。いや,すでに締められているのだが。
 「お好みで柚子胡椒をつけてお召し上がりください。」とのことで,いつもなら醤油だが,今日は柚子胡椒。それもまた乙である。
ホルモンポン酢  ほどなく「ホルモンポン酢」も届く。こいつがよくある冷たい料理かと思ったら,そうではなく温かい。ぷりっぷりのホルモンが実に美味い。脂身たっぷりである。
 こいつが本日の飲食の中では最高値の529円也。5切れだから1切れ100円あまりといいお値段だが,それ相応にぷりっぷりで美味しい。
 これらをいただきつつ「満寿泉」を一人酌で飲むが,ちょうどいい具合に,あてとともになくなる。そこで,「昼間っから」冷酒お代わりである。選択は「立山 特別純米」。これまた冷酒で頼む。これも421円也。
 そして,ここの注文は注文票に数字を書くらしいのだが,それに書いて大好き名物とやらの「もつの煮込み」と「串カツ5本盛り」である。
立山  再び先ほどの女の子が,先ほどと同じように一升瓶と片口,お猪口を持って現れる。そして,先ほどと同じように片口に注いでいくのだが,勢い余って,お猪口からあふれる。
「ああっ!」と女の子が思わず口にするが,気にしない。敷かれた紙の上にはお酒のちょっとした湖ができる。酒飲みとしては「ああ,もったいない。」と思う。で,お猪口にお迎えに行く。
もつの煮込み  やって来た「もつの煮込み」はやや小ぶりの器。いや,先ほどの「ホルモンポン酢」と同じサイズ。一応290円だから,よしとしよう。いやしかし,1次会の「まるたかや」の「豚すじ煮込み」の量の多かったこと。あの量であの価格430円だから,あれはかなりのいいおつまみだったと思う。
串カツ5本盛り  そして最後に「串カツ5本盛り」がやって来る。中身はタマネギ,うずらの玉子,ちくわ,豚,レンコン。どこでもおなじみ「ソース二度付け厳禁」の張り紙がある。その張り紙の前のソースの蓋を開け,揚げたての串カツをいただくが,これまたお酒が進む。
 ということで,この報告を「っ」で締めると,
 はじめっから「昼間っから きはち屋」で,ぽっちゃり目の女の子にたっぷり冷酒を注いでもらい,しっかり飲みつつ,ぷりっぷりのホルモンはじめ,美味いあてで,まったり過ごし,支払いは10円未満はおまけになって,2410円ポッキリの楽しい一人呑みでした。
 富山での昼呑みもよかったねえ。
−−−ビールの仕切り線−−− 探検隊おまけの報告:今回は特にありません。

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