分類:和食(蕎麦)
所在地:山形県上山市高野薄沢3(県道12号線沿い)
探検時期:2023年7月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:せいろそば大盛り+ちり麺ざる+山野草の天ぷら
今回の所要経費:1480円+760円+700円
探検隊の報告:
東北の旅6日目,蔵王の御釜を見に行ったあと帰り道に見つけた蕎麦屋だった。いい雰囲気だったね。
青森から金沢への帰り道である。蔵王に立ち寄り,この店にお昼時に立ち寄った。この日は火曜日ということもあり,しかも1時を回っているのでお客は自分たちだけである。何だか民家をそのまま改装したような店に入り,お品書きを眺めると十割蕎麦などもありいかにも蕎麦専門ですよという雰囲気。
ここで本日の運転を交代し,お昼のビールにありつこうと思ったのだが,お品書きにはアルコール類はない。連れあいが若女将に「ビールはないんですか?」と聞くと「ない」とのこと。「あらまあ,あなた残念ねえ。」と連れあいに言われ,ここは蕎麦をしっかりと味わおうと覚悟を決める。いや,そんな,覚悟ってほどじゃないんだが……
でやはり,ここは十割蕎麦の「せいろ」は外せないし,それと「ちり麺ざる」というわかめを練り込んだらしい変わり蕎麦もいいかなと相談する。
それで注文しようとしたときに連れあいがちょいと気を利かせて
「よもやビール持ち込みなんてだめですかね?」なんて聞くと
「あ,いいですよ。今日は誰もいませんから。」という答え。なんともはや寛容なお店である。
それではと,ビールのアテにもなる「山野草の天ぷら」も注文することにし,本日のお昼ごはんが決まったのだった。
車には冷えた缶ビールが「備えあれば憂いなしセット」として用意してあったので,それを取りに行き,蕎麦ができあがるのを待つが,まずは「山野草の天ぷら」がやって来た。
壁にはこの「山野草の天ぷら」の中身が書いてあったが,若女将によれば「季節ごとに中身が違うんですよ。」という,考えてみれば当たり前の答。「どくだみ」なんぞは天ぷらで食べたことがなかったが,これがまたどくだみ自体のあの強烈な香りの割りには普通に天ぷらとして食べられた。
いや,この天ぷらが秘密のビールのアテにぴったりだった。
そして十割蕎麦の「せいろ」。2人で食べるのでこれは大盛りを注文したが,結構あった。ちょっと固めの蕎麦。田舎蕎麦らしい味わい。
そしてこちらがわかめを練り込んだとかいう「ちり麺ざる」。色がちょっと緑色で,これがわかめの色香,いや色か,と思いつついただく。こちらの方は結構細めで喉ごしがよい。
いやはや,あちこちに蕎麦の美味い店があるもんだ。
探検隊おまけの報告:
このとき(2023年7月)のお品書きいろいろ: