満腹探検隊の探検先：コトリワイン

分類：洋食
所在地：金沢市高岡町12-15（金沢市文化ホール北西）

探検時期：２０２５年８月今回の探検目的：宴会
今回のお品書き：料理４品＋ハートランドビール３本＋ワインボトルで１本＋席料（１人５００円）
今回の所要経費：３人で１９８００円（１人６６００円）
探検隊の報告：
　まったりとした時間を過ごした。
　久しぶりに旧知の友との呑み会である。３人そろって同じ職場になったことはないのだが，それぞれに三角関係で同じ職場になり，どうしたわけか気が合っての呑み会である。
　この中では一番の呑み助のＴ女史から連絡があり，呑もうということになったのだった。
　場所がわかりにくいから，文化ホールで待つと言われて，文化ホールにたどり着く。バスで来たのでギリギリ集合時刻の６時であった。そこから歩くが，確かに場所はわかりにくい。金沢の道は狭い道がたくさんある。空襲にも遭っていないし，江戸時代からのままの道が残り，狭い路地を入り，古民家らしい建物にたどり着いた。
はじまり　表の看板も小さいので，通りがかってもここが食べ物屋だとは思わない人がたくさんいるだろう。看板には小鳥の絵があるが，これはハチドリか。
　すでにもう一人のＹ女史はカウンター席で待っている。
　さて，入るとき間違えて靴のまま廊下へと上がる。いやはやどこで靴を脱げばいいのやらといった感じだったが，仕切り直して下足入れに靴を入れて，カウンター席のみの店に座る。
　どうも今日は我々３人だけかと思っていたら，途中で電話が入り，席を横にずれて，一番左に移動した。この店は総勢８人も入ればいっぱいになる店だ。
　ということで本日は３人で，両手に花の宴会である。両手に花といっても，薔薇の花かドクダミの花かはわからんが……なんて言うと，確実にとげに刺される両手の花なのだった。
　まずはビールで乾杯しようということになり，ビールを頼む。ハートランドビールが出てきて乾杯である。
　こいつは麦芽とホップだけの本物のビールだとかなんとか言いながら，いろいろな話に花が咲く。
　何しろＴ女史もＹ女史も今は自由度が高い暮らしになっている。もはや人生は楽しまなきゃいけないという生き方である。
　料理はＹ女史が中心となって４品注文した。
　まずはスープ。本日のスープである。
　料理の中身はすべて聞いていたのだが，メモするわけではないのですっかり忘れてしまっている。
　退職するときに言われましたねえ，「記憶より記録」。記録もしてないし，メニューの写真も撮っていないので，詳しい中身は全く不明。
　それだけ，料理よりも話に花が咲いたということであろうか。
　で，１人１本のビールが終わりワインを頼む。３人なのでボトルで頼む。白にするか，赤にするかなどと言っていたが，酒豪（？）のＴ女史がいるから赤白１本ずつにしてもいいんじゃないと提案したが，そうならなかった。
　何しろＴ女史が「もうお酒弱くなってしまって……」などと言っている。
　昔は日本酒と水と間違えているんじゃないのというくらいに呑んでいたけど，弱くなったらしい。
　まあ，３人ともいい年だからねえ。
　なので，ボトルは１本だけ。
　こちらイカの料理。イカスミで黒くなっている。
　今回まずおかしいのが，Ｙ女史が前回３人で呑んだときのおつりを持ってきていること。前回，といっても大分前だが，おつりが出て，「これはまた今度呑み会したときに使えばいいさ。」といって，Ｙ女史が預かっていたのだった。そんなことすっかり忘れてしまっている自分だったが，「はいあの時のおつり。」と言ってきっちり１円単位でおつりが返ってきたのだった。
　こちらは鮎のパイ包み。「鮎って珍しいんじゃないの。」と注文したもの。
　確かにこうやって出てくる鮎は初めて食べた。
　料理は少量だが，ゆっくり食べて，いろいろとしゃべっているので，こんなもので十分であった。
　話はいろいろと出てきたが，Ｙ女史は今年の夏はスカンジナビアの国々に行ってきたらしい。その話を聞いたり，こちらのコスタリカの旅の話をしたりする。
　「コスタリカ行きたい。前から行きたかった国。」などとＹ女史が言う。
　スカンジナビアの旅ではSAS（スカンジナビア航空）がちょうどストをしていて，日程が狂ったという話をしていた。いやいや，こちらのアメリカン航空のアメリカ行きの便がいきなり欠航するよりよっぽどマシだよと答える。
　こちらは４品目の確か鶏の料理だったか。
　いずれも美味しい料理が出てくる。
　そうしてお会計。Ｙ女史が「今度は３で割り切れるかなあ？」などと言っているが，まさしくぴったり３で割れる金額。おつりの話をいろいろしていたので，配慮してくれたのかどうかはわからないが，スカッと支払いをして店を出た。
　いやはや，この２人と呑むのは面白い。