分類:洋食
所在地:金沢市神宮寺町1−43(神宮寺北交差点近く)
探検時期:2019年3月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:ハントンオムライス
今回の所要経費:880円
探検隊の報告:
なかなか濃厚なハントンオムライスだったね。
土曜勤務日のお昼である。半日仕事の帰りがけに,お昼ご飯を食べて帰ることとする。そうしてやって来たのが,ここ「ラ・メール」である。
この店は時々見かけることがあった。この店の前を通って,神宮寺北交差点から北陸新幹線の高架下をくぐり,IRいしかわ鉄道の上を通り,乙丸陸橋方面に抜けることがしばしばあったのである。
そのときに,信号待ちをするとは,この店が目に入った。洋食屋らしい風貌,しゃれた看板,一度来てみたいと思っていたのだった。
さて,今日は家に帰っても誰もいない。一人のお昼ご飯に一度行ってみるかとやって来た。
たどり着けば,店の前の駐車場には車は1台もない。時刻は1時を回り,もうお客も少なくなる時間帯のようである。
店に入ると先客が2人,テーブル席に陣取っている。カウンター席に座ろうかと思うと,どうぞこちらへ,と,窓際の4人掛けのテーブル席に案内される。なので,のんびりと4人掛けのテーブル席に一人座ったのだった。
おねえさんがお品書き,いや,ここではメニューと言うべきか,と水を持ってやってくる。しばしお品書きを眺めるが,やはりここは「ハントンオムライス」でしょ,と,「ハントンライス探検隊」は思ったのであった。
しばらくすると,まずはサラダとスープが出てくる。まだまだ気温が10度を切る日には,温かいスープが美味しい。こいつの味わいはカブの葉だろうか。
スープをいただきつつ,正面の厨房の上の壁を見ると,この店のご主人の調理師免許が額に入れられてかかっている。よくよく見ると「西洋料理」ということが書かれている。「そうなんだ,調理師免許にも『西洋料理』というジャンルがあるんだ」と感心する。そうするとこのご主人は和食は作っちゃいけないのかい,とふと疑問に思う。なにしろ,調理師免許の種類なんて考えもしなかったから,新鮮な感動である。
さらに待つことしばし,ご所望の「ハントンオムライス」がやって来た。
店の名前「ラ・メール」のロゴの入ったお皿に,なんだか「ひょっこりひょうたん島」のようにソースの海に,ハントンオムライスの島が浮かぶ。いや「ひょっこりひょうたん島」なんて言って,一体どれくらいの人がわかるのやら。このソースの海に島をくずしながら,ハントンオムライスをいただくのであった。
上に載るのは白身魚のフライが2切れ。揚げたての熱々をくずしつつ,いただく。
2切れということは「ドン・ガバチョ」と「トラヒゲ」あたりか,とまたもやワケのわからん話。
しかし,デミグラスソースはいい味。こいつにマヨネーズが溶け出し,なんだか溶岩流が海に流れ出したような感じである。
すべてに濃厚な味である。
ちょっと休んでは,ジャングルのようなサラダをいただきつつ,池に浮かぶカブの葉をいただきつつ,ハントンオムライスをいただくのであった。
食べている途中で4人連れのご家族が来店し,どうも一人は「ハントンオムライス」のようである。さらに,カップルがやって来て,何にしようか悩んでいる。そんな,悩むカップルを横目に,美味しく「ハントンオムライス」をいただき,この店を去ることとする。
ゆっくり夜に来て,ワインでも飲みながら,美味しい料理をいただきたいものだ。
くわしくはウェブサイトへどうぞ:ラ・メールのウェブサイト(外部リンク)
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