満腹探検隊の探検先：舞妓飯（まいこはん）

分類：和食・洋食
所在地：京都府京都市東山区祇園町北側（四条通沿い，祇園交差点近く）

探検時期：２０１５年１月　今回の探検目的：昼食
今回のお品書き：味付山菜ととろ湯葉の贅沢盛りそば＋味付山菜ととろ湯葉の贅沢盛りそばの蕎麦セット＋瓶ビール
今回の所要経費：１２９６円＋１７２８円＋７５６円
探検隊の報告：
　京都小旅行２日目のお昼である。目的地が建仁寺で，とりあえず祇園あたりまで来ている。お昼時になり，まずはお昼ご飯を食べようと四条通を歩く。連れ合いが「せっかくだから湯葉が食べたい。湯葉蕎麦なんかがあるといいなあ。」などと言いつつ歩いている。最初に見つけた麺類の店では湯葉を使った料理がない。それで八坂神社の方へ歩いていたときだ，店の前のお品書きに湯葉の載った蕎麦が出ている。そして，その先に呼び込みのおにいさんがいる。よく見るとこの店の呼び込みをするおにいさんだった。お品書きを見ると，しっかりと湯葉の載ったお蕎麦があるので，少々お高めのようだったが，観光客としてそんなに来ることはないだろうし，少々の贅沢をするかと店に入ったのだった。
　蕎麦には３種類ありそのうちの一つが「味付山菜ととろ湯葉の贅沢盛りそば」というやつであった。「味付山菜」「トトロ」「湯葉」ではない，「味付山菜」「と」「とろ湯葉」である。
　そして，それ単品ではちょっと少ないかなと思って，これ一つと，もう一つはこれの「お蕎麦セット」とする。３種類の蕎麦のうちの一つを選び，それに「九条葱の卵とじ丼（小）＋京水菜のサラダ＋京豆腐の冷や奴＋抹茶アイス」が追加されるというやつである。蕎麦ではなく，ごはんもので「とろ湯葉と彩り野菜の五目餡掛け丼」というのもあったが，蕎麦は好きなので蕎麦の方にした。
　ついでながら，旅に出ての「お昼からビール」である。中瓶で１本税抜き７００円だから，かなりのお高めの値段設定。昨日の二軒の居酒屋のいずれも大瓶で５００円台に比べると，観光地価格。なので，２本目を注文するのはやめた。
　さて，まずは「九条葱の卵とじ丼（小）＋京水菜のサラダ＋京豆腐の冷や奴」がお盆に載って出てくる。卵とじ丼はまあ普通の味。九条葱と言われても，はて，入っているのかなという感じだが，単純なお品書きでもまずまず美味しい。
　「京水菜のサラダ」はまあこんなものか。
　そして「京豆腐の冷や奴」は一口サイズ。
　そして，待つことしばし，「味付山菜ととろ湯葉の贅沢盛りそば」が２つやって来る。連れ合いの食べたかった湯葉が載る。湯葉はとろとろで，いい味である。湯葉が食べたかった連れ合いが人の分まで持っていく。お汁も上品な味で美味しい。
　しかしいけないのが蕎麦そのものと山菜である。すでに茹でてあった蕎麦を温め直したやつだが，かなり柔らかい。伸びている。蕎麦を食べたくてこのお品書きにしたのに，駅の立ち食い蕎麦よりもわけが悪い。
　それから上に載っている山菜の味の濃いこと。せっかくの上品な味のお汁なのに，山菜はかなり濃い味。これってきっとこの店で味付けをしたのではないものだろう。よく観光地のお土産屋で見かけるあの透明な袋に入った山菜という感じである。茶色いぜんまい，緑色のワラビ，白っぽいすす竹，３種類入って山菜として売られているあれである。この店で，ここの料理人が山菜に味付けをしたのならば，こんな濃い味にはならないだろう。デザートもっと上品な薄い味になるはずだ。これは既製品を上に載せたという感じであった。
　ということで，呼び込みにひかれてか，次々とお客は入ってくるが，呼び込みの大切さをつくづくと感じさせてくれた店だった。
　支払いは合計３５００円に消費税を加算。我々夫婦にとってはちょい贅沢な観光地価格のお昼ご飯であった。

探検隊おまけの報告：

このときの呼び込みのおにいさんにもらった紙に書いてあったお品書き
お蕎麦（税抜き１２００円）３種類
合鴨とどっさり九条葱の和そば，味付山菜ととろ湯葉の贅沢盛りそば，牡蠣と浅利の餡掛け具そば葱山椒のせ
お蕎麦セット（税抜き１６００円）
上記３種類の蕎麦の中から１つ選び，九条葱の卵とじ丼（小）＋京水菜のサラダ＋京豆腐の冷や奴＋抹茶アイス
丼（税抜き１４００円）４種類
とろ湯葉と紅ずわい蟹の餡掛けオムライス，合鴨ロースの炙りステーキ丼，とろ湯葉と彩り野菜の五目餡掛け丼＋牡蠣と京筍の卵とじ丼白味噌仕立て
丼セット（税抜き１８００円）
上記４種類の丼の中から１つ選び，合鴨と九条葱のお蕎麦（小）＋京水菜のサラダ＋京豆腐の冷や奴＋抹茶アイス