満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:らくや

分類:和食 所在地:金沢市香林坊(国道157号線からちょっと鞍月用水側に行ったところ)
−−−お箸の仕切り線−−−
探検時期:2015年3月  今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:6人でいろいろ注文して,お酒飲む
今回の所要経費:一人あたり約6000円
探検隊の報告:
始まりの状態  久しぶりに元同僚ワイ女史と会う。約8年ぶりである。
 その前は20年ぶりの再会で,まさしく久しぶりだったが,今回は前回よりはちょっとだけ短い期間での再会である。それでも8年は「久しぶり」と言うのに値する。
つき出し  というのも北陸新幹線が一昨日開業し,懐かしの元同僚ワイ女史はその乗車券が手に入ったので,はるばるつくばからやって来たのだった。そして前回同様,元同僚たちとの総計6人での楽しい宴会である。
 今回の幹事はエス女史。彼女が選んだのがここ「らくや」である。会席料理のコースを選ばず,その場で食べたいものを注文することにした。ということで,以下適当に注文したものを紹介しよう。ちなみに,先付けは薄揚げと菜っ葉の煮浸し。
刺身盛り合わせ  こちらお刺身盛り合わせ。これで3人前。3200円也。
 いろいろと載っている。イカ,鯖,ばい貝,赤貝,鰤,甘海老,鯛といったところか。
 この店は昔ながらの金沢の町屋を改装したものらしい。確かに部屋の造りは昔風である。階段も狭くて急。座敷もこぢんまりとした造り。2階には2部屋あったが,2部屋ぶち抜いても最大でせいぜい15,6人程度しか入れないだろう。今回は6人で一部屋がちょうどよい。
ノドグロ塩焼き  焼き物ということでこちら最近話題の「ノドグロ塩焼き」。1匹2000円也。
 このほかにも「八目」と「カレイ」の塩焼きを注文したのだが,いずれも美味しい。これらはいずれも1匹800円だが,別に「ノドグロ」にひけをとらない。一体いつから「ノドグロ」がこんなにも有名になってしまったのか。この会の8年前は「ささ舟」で,その時の報告をふり返ってみても,その時にも「ノドグロ」があった。その当時は特に「ノドグロ」がどうのこうのと騒いでいなかったような気がするのだが,いやはや流行というのは作られるものなのか。
 ちなみに,この北陸新幹線開業前には金沢市民の台所「近江町市場」からノドグロがほとんど消えたらしい。ホテル,旅館,料亭などでたくさんリクエストされるだろうからと,そちらの方に流れてしまったらしい。それほど県外の人たちに人気があるらしいが,そこまでして食べなくても北陸には美味しい魚がたくさんあると言いたい。何しろ2倍以上もの値段であるが,美味しさが2倍とはいえない。まあ,美味しさを数値で測ることは不可能なのだが。
カレイ塩焼き 八目塩焼き  確かにノドグロは美味しい魚なのだが,結局は「一 連れ,二 酒,三 肴」ということで,どんな美味しい料理よりも,いったい誰とお酒を飲むかで美味しさは決まるものなのである。そういう意味では今夜は「一 連れ」にあてはまる面々であり,「連れ」がよければ,実にお酒も料理も美味しい。
ガスエビから揚げ 山菜天ぷら  左は「ガスエビ唐揚げ」。「私,ガスエビが好きなのよ。」と遠来のお客のワイ女史。これもぱりぱりと揚げたてが美味しい。
 今夜は適当におすすめのお品書きから注文しているのだが,揚げ物の中からはこの「ガスエビ唐揚げ」と「山菜の天ぷら」を選択する。「山菜の天ぷら」には蕗のとう,ワラビなどが載る。春だねえ。
治部煮 治部煮  こちら金沢の郷土料理「治部煮」。900円也。郷土料理といいながらも,自宅で作ることはなく,結局は料理屋でしか食べない郷土料理である。しっかりと本格的に鴨肉を使った「治部煮」である。一番最初に注文したものの一つだが,出てくるのに結構時間がかかる。
 しかし,28年ほど前の同僚だから,それぞれにいい年である。いわゆる「アラ還」ということになっている。自分もあと2年で退職だが,すでに退職した者もいる。そんなメンバーなのであるが,みんな元気で仕事もすれば,旅に飛び回ってもいる。何はなくとも「健康第一!」である。
蓮団子  これはなかなかいける料理だったね。「蓮団子のあんかけ」。蓮根も「小坂蓮根」というのが金沢の郷土野菜「加賀野菜」であるが,ほかの蓮根に比べて2倍ほどのお値段である。
 当然のことながら,あの頃の話題で盛り上がる。「あんな人もいたよねえ。」というのが最も盛り上がる話題である。人間というのは他人の話をするのが好きだからねえ。かく言う自分も,同じように人の話をして盛り上がる。
たこ焼きピザ  ということで,だいたい以上が主に食べたもの。
 刺身3人前×2,ノドグロ塩焼き×2,カレイ塩焼き×2,八目塩焼き×2,ガスエビ唐揚げ×2,山菜天ぷら×1,蓮団子のあんかけ×3,治部煮×3。
 そして,締めにてんでに食事になりそうなものを選ぶ。
 茶そば×1,雑炊×2,たこ焼きピザ×1。
 左の「たこ焼きピザ」(700円也)などという,普通の和食の料理屋にはないようなものまであるのが面白い。自分は下の写真の雑炊をお相伴にあずかる。それと2人がデザートに「黒ごまアイス」(300円也)を注文する。
雑炊  これで6人分の支払いは36000円弱。お酒も自分は瓶ビール(キリンクラシックラガー中瓶550円也)2本と冷酒1合,焼酎を飲む者は1本ボトル(3000円也)を開けていたし,乾杯には生ビール(生中500円也)が出ていた。これで一人あたり6000円弱で,一品一品は少々お高めという感じはするが,好みのものばかり注文して,美味しい料理を食べて,楽しい会話をして,適度に酔っ払って,充分満足のお値段であった。
 さて,次回はいつまたこの会ができるのかなあ。
−−−海老フライの仕切り線−−−
探検隊おまけの報告:
くわしくはウェブサイトへどうぞ:「らくや」のウェブサイト(外部リンク)

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