分類:和食
所在地:あちこちにあります。探検場所は以下の報告を参照してください。
所在地:愛知県名古屋市中区錦3丁目14−11【錦三丁目大津通り店】
(大津通沿い・地下鉄久屋大通り駅と栄駅の真ん中くらい)
探検時期:2019年4月
今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:伝串4本+そのほかおつまみあれこれ+お通し+生中8杯
今回の所要経費:54円×4+(以下の報告参照)+324円×2+205円×8
→4838円
探検隊の報告:
いやはや「千ベロ」もできる,なかなかいい居酒屋だったね。
名古屋で行った1軒である。夕方に小さな子供達を送り届けて,後は熟年夫婦の居酒屋巡りである。栄地下街から地上に上がり,ふらり歩くと目につく「生ビール190円」の大きな看板。
我々にとって「よい居酒屋」の条件の1つは酒が安いこと。ビールなら1mL1円以下が基本。いくら素敵な内装やら,凝った料理やらがあっても,居酒屋ならば,まずは気持ちよく,財布を気にせず,お酒を呑ませてくれなければね。
ということで,地上に出たかと思ったら,たくさんの店を探すまでもなく,目についたここ「新時代」の「錦3丁目大津通店」に入ったのだった。
まずは飲み物の注文ということで,生中を2つ注文。それからゆっくりお品書きを眺める。
生中はあっという間にやって来て,このちょっとしたお通しが324円也。
さて,この店のウリは「伝串」というやつ。鶏皮を串に刺し,揚げたものに甘辛いタレをまぶしたもの。こいつが1本50円(税込み54円)という,またもや嬉しい居酒屋価格。
注文を聞きに来た,先程来接客に忙しい「かほちゃん」にもう一種類ある「伝串 赤」とは何者かと尋ねると,「伝串」のピリ辛版とのこと。そこで,「伝串」2本,「伝串 赤」2本を頼む。
そして,しばらく後に,とっとと出てくるおつまみはないかとお品書きを見ると1枚もので「すぐ出るおつまみ」というのがある。その中の「鶏とろ串盛り合わせ」がいいんじゃないのと連れ合いが言って,注文したら,先に注文した「伝串」よりもほんとに先にすぐに出てきた。
「載っている薬味は何?」
と,こいつを持ってきたおにいさんに聞いたら説明してくれたが,
「いや,それよりも,お品書きの順番に並べ直しましょう。」
と,「すぐ出るおつまみ」の写真の解説通りに並べ直してくれる。
ということで,左より「生姜」「柚子胡椒」「山わさび」「梅肉」「わさび」。
「こんな薬味の使い方もいいよねえ。」
と言いつつ,鳥刺しをいただくのだった。
待つことしばし,まずは「伝串 赤」がやって来る。1本162円と,通常の「伝串」の3倍のお値段。たっぷり載るにんにくスライスの味と相まって,なかなか美味しい。
そして,この店のウリの「伝串」である。こいつがなかなかにいける。1本54円で,十分な満足お品書きである。
こちら砂肝。1本162円也。これも美味い。
すでにビールは2杯目に突入。このジョッキには「登録商標 伝串」との文字入り。
1杯190円だと思うと,「よし,もう1杯いくか!」と,すぐになってしまう酒飲みなのであった。
それにしても,この店でこの時間帯に働いているのは8人ほどなのだが,その内2人だけが日本人である。日本人は,先程来よくおしゃべりをする「かほちゃん」と,「鶏とろ串盛り合わせ」を持ってきてくれたおにいさんだけで,後はみなアジア系の外国人ばかりである。「人手不足」やら「外国人材の受け入れ」やらかまびすしいが,ほんとにそんなこと言わなくてはならない状況なのだろう。調理はすべて,外国人がやっているのだった。
そうそう,この「かほちゃん」が,すらりと背の高いべっぴんさんで,しかも,ほどよくおしゃべりしながら料理を運んでいる。お品書きの中に「サワーのレモン10個ためたら,料理1品サービス」というのがあって,「どうです挑戦しませんか?」などと,愛想を振りまく。いつも笑顔で,元気いっぱい。この店は結構彼女でもっている,そんな雰囲気である。この店で働くたった2人の日本人の一人である。
長いことこの店で働いているのかと思ったら,なんと3日目らしい。4月3日にこの店に行って3日目だから,今年度4月1日からのお仕事だが,まったくそんな風には見えない。しかも18才。たくさんの酔っ払いのおじさんがいる店で,その酔客を適当にあしらう,できた娘「かほちゃん」だった。
こちら「味噌串カツ」1本194円也。名古屋へ来たら,ついついご当地名物を注文するのだった。
いよいよこちらはジョッキ3杯目。2人だから6杯目である。こいつにも書かれている「登録商標 伝串」を撮影。
そして,最後に注文したのが「豆腐もつ煮」,598円也。
ただ,こいつは注文してから出てくるのが遅い。つまりは,どうも忘れていたようである。どこに忘れていたかって言うと,電子レンジの中のようである。
遅いので,確認をして,まだ取りかかっていないのならば,やめようかと連れ合いが言ったのだが,「煮込み」は好きなので,待っていたのだった。
したがって,そうやって待った分,いや,忘れられていた分温い。味は悪くはないが,「へどぬる」ってやつ。
電子レンジでの温め直しを頼むべきだったか。
まあいいでしょう。なんだかんだ言いながらも,さらに2人で「生ビール」を2杯も追加したのだから。
この店はとにかく「伝串」で呑むのが一番。お隣のサラリーマンのおじさん2人なんて2人で10本の山盛りがやって来ていた。10本でも540円である。まとめて注文すると冷めるので,ちょっぴりずつ注文するのがいいだろう。そして「190円生ビール」を呑む。これで十分に満足できる店なのだった。
もう少しお腹にゆとりがあったなら,もう一軒行くところだったが,もはや満腹状態である。
こいつはなかなかいい店だったね。
探検隊おまけの報告:
このとき(2019年4月)のお品書きいろいろ:
揚げ串
伝串→54円,
伝串 赤,バリバリ豆腐,もも,砂肝,つくね,うずら玉子,にんにく→各162円
おつまみ
枝豆,わさび菜,たこわさび,中華山くらげ,オニオンスライス→各302円
塩ダレキャベツ,きゅうりの1本漬け,白菜の漬け物,トマトスライス,竹の子の土佐煮,うずら玉子の醤油煮,揚げ出し豆腐,鶏皮ポン酢,あさりの酒蒸し,揚げ餃子,ちくわ天,皮付きポテトフライ,手羽先,シーザーサラダ→各410円
くずれ明太子,鶏旨タレユッケ,炙りしめ鯖,イカチリマヨ→各486円
面倒くさいポテトサラダ→518円
やわらか串カツ
串カツ,味噌カツ,カレーカツ→各194円
鉄板
豚バラもやし炒め,とんぺい焼き,焼きそば,チャーハン→各626円
そのほか〆などいろいろあり
所在地:金沢市本町2丁目7−6【金沢駅前店】
(六枚町交差点近く・サイジョウビル 2F)
探検時期:2022年8月
今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:生中×4+お通し×2+ハイボール+伝串(中盛り)+どる焼き
今回の所要経費:190円×4+300円×2+150円+500円+400円→総計2490円の消費税10%増しで2739円
探検隊の報告:
金沢駅前で映画を見たあとに,さてどこに行くかということになり,金沢にもできた「新時代」に行ってみるかとやって来た。
まだ夕方の開店したての時間であり,お客は我々2人が本日初のお客。
何はなくとも「ビール」ということで,「とりあえずビール」を注文する。
本日のお言葉は
「友達は人生で発見した宝物」
「人は楽しいところに集まる」
そして「伝串」の10本盛り。ここでは「中盛り」とある。
この「伝串」とビールがあれば,千ベロもできそうだが,それに対して「お通し」が300円だから,えらく「お通し」が高く感じる。「生ビール」の5割増し,「伝串」の6本分。
まあだからこそ,あとのものを安くするという作戦でもある。
そして今回は「どる焼き」なるものを注文してみた。
鶏の炭火焼きのようである。この炭火の焦げ具合が,いや,すすけた具合が味わいがある。
今夜は2人で「生ビール」4杯では足りず,「ハイボール」を1杯追加。
いよいよお客が入ってくる時間となったが,我々はその頃にこの店を去る。
所在地:富山県富山市明輪町1−220【富山駅店】
(きときと市場 とやマルシェのれん横丁内)
探検時期:2022年9月
今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:中ジョッキ×3+お通し×2+伝串中ピラミッド(10本)
+牛すじ煮込み
今回の所要経費:190円×3+300円×2+500円
+480円→2340円の消費税10%込みで2574円
探検隊の報告:
富山でも「新時代」のお世話になるとは……
宇奈月温泉から金沢への帰りである。富山地方鉄道で富山駅に着いたのは午後2時過ぎ。
なにしろ宇奈月のホテルは12時までのんびり過ごしていいホテルで,朝から温泉に浸かってビール呑んで,朝寝して,それから宇奈月温泉駅近くの「山彦橋」あたりに景色を眺めに行ったあと,ようやく電車に乗った。
駅前で買った缶ビールとカマボコで電車に乗るとすぐに「ぷしゅ〜〜〜」である。
さて,のんびり地鉄に乗り,富山駅に着いた。
朝ごはんはバイキング形式で,いろいろと食べ過ぎたので,お昼は軽く昼呑みをしようと,ホテルでもらった「県民割」のクーポンを使うべく駅前の店を探した。しかし,軽く呑める店でこのクーポンを使えるところがない。
そうして駅ビルにもどって来てこのクーポンはお土産にでも使おうと「きときと市場」を歩いていると見つけたのがここ「新時代」であった。ほぼ1か月前に「金沢駅前店」に行ったばかりである。
店に入るとまだまだ明るい時間で,お客は3組ほど。奥の方のテーブル席に陣取る。
ここは,何はなくとも「生ビール」でしょ,と中ジョッキを注文。
お通しが2つやって来たが,まるで見た目が違う。どうも味付けは「胡麻和え」で同じようなのだが,一つにはまったく人参が入っておらず,もう一つにはたっぷりと人参が見える。つい連れあいがこれを持ってきた女の子に「これって同じものですか?」と聞いてみる。女の子はお通しを見て,確かに見た目がかなり違うことに気がつきつつ微笑みながら「同じです。」と答える。同じテーブルの2人に出すのなら,やはりもうちょっと見た目が同じようにしなくっちゃと思ったが,まあいいでしょう。
で,ビールのアテはまたもや「伝串 中ピラミッド」。いや,いつの間にやらこの供し方を「伝串ピラミッド」と呼ぶようになっている。前は単なる「中盛り」だったような気がする。
それはいいとして,この店ではこの「伝串」が一番美味く,一番お手頃価格。
それと今回はいよいよ好物「牛すじ煮込み」。
まずは電子レンジで温められた「牛すじ煮込み」がやって来た。
硬いやつと柔らかいやつがあり,おじさんにとっては硬いやつはかみ切れず,まるごと口に放り込んで,ビールのアテにする。
一番奥のテーブル席には若い女の子2人連れが陣取っていたが,見ると2人ともジョッキにストローを突っ込んで何やら飲んでいる。もしかしてソフトドリンクなのかと思ったら,次の注文はやはりお酒だった。つまりは炭酸割にストローをもらって飲んでいるのだった。こんな酒の飲み方をする女の子もいるのかと感心する。
いや,連れあいが感心していたのは一人の女の子のその服装。着ている黒のパンツの太ももあたりがかなり裂けている。もちろんわざとそうなって売っているものだろうが,左足だけが10センチくらいは裂けているのだった。
自分も若い頃にはいていたジーンズは洗濯と着用をくり返すうちに,自然とかすれてきて,裂けてきたりしたものだが,それは使いすぎてなったもの。今時ははじめからわざと裂けている服も多く見かけるが,これが「流行」というものだ。
そうこうするうちに「伝串 中ピラミッド」がやって来る。
1本50円のいいおつまみである。
あとからやって来た2人連れの若者たちも「伝串 ピラミッド」だが,「大ピラミッド」を超えて8段の「伝串 新時代ピラミッド」なのか。これは36本だから,さすが若者はよく食べる。
いよいよ呑みのものお代わりだが,こちらは朝ごはんの食べ過ぎで,2人であと中ジョッキを1杯だけにする。
そして,最後は伝串はお持ち帰りするとする。お持ち帰りを告げるとちゃんとビニール袋と輪ゴムをくれるのだった。
支払いを終えて帰り際に店の扉を見ると,この店の創業記念とかで「酎ハイ最初の1杯1円」とあった。続けて「お代わりは1杯98円」とある。ここに目が行けば,生ビールではなく,酎ハイもよかったかと思ったが,まあとにかく「県民割」のクーポンが使えたのでよしとしよう。
「いいじゃん 今日は新時代に来てるんだから」ってことですかね。