分類:和食
所在地:兵庫県豊岡市城崎町・城崎温泉
探検時期:2013年3月
今回の探検目的:1泊2食・宴会
今回のお品書き:カニ会席コース
今回の所要経費:21000円
探検隊の報告:
久しぶりの城崎温泉である。いったい何年ぶりだろうか。それさえも思い出せないくらい,かなり昔に来た。
さて,今回は子供たちが旅をしており,この城崎温泉で合流することとする。こちらは連れあいと共に午後から金沢を出る。電車を乗り継いで,夕方に城崎温泉に着いたのだった。
今回泊まるのは城崎温泉の中程にある「新かめや」という和風旅館である。1泊2食21000円と聞いていたので,どれだけ素晴らしいのかと思って着いたが,かなり古びた旅館である。なにしろ金沢の近在近郷の温泉に泊まることは年に1,2回はあるが,たいていは1泊2食で15000円程度で,20000円を超えることなどない。それでも料理も美味しく,旅館もきれいなので,それ以上投資するからにはどれだけすごいのかと思ったが,部屋だけなら素泊まり4000円でもいいかな,って感じであった。ただ,この旅館自体が,なんだか有名な人の建てた数寄屋造りらしくて,その有名料なのかなと思ったが,城崎温泉の休日前の料金はみんなこんなものらしい。ここに行く直前に泊まるところを探して,いろいろと検索したが,温泉街にある旅館はどこも似たような料金だった。関西方面からは楽に来られる温泉地で,有名でもあり,そもそも城崎温泉の旅館全体がこのような料金なのかと思ったのだった。
まあ,料理は量も多く,満腹にはなったし,温泉巡りのパスポートみたいものももらえて,好きなだけ外湯巡りができるのはありがたいことだった。しかし,この外湯も入浴料が600円から800円と,もしもそのまま7つを巡ったらそれだけで4500円以上かかるという,結構どころかかなり高めの料金なのだった。つまり,自分の感覚からすれば,城崎温泉は関西圏では有名で,ほっておいてもお客は来るし,結構殿様商売やってるのかなあ,などと思ったのだった。
結論から言えば,「城崎温泉は高い!」というのが印象だった。
ということで,お金の話はおいておき,料理を紹介しよう。
自分と連れあいはカニの会席コース。こういう名称だったのかは忘れたが,カニ中心の会席料理である。
以下出てきた料理をずらりと紹介しよう。
左カニです。ここら辺のズワイガニは「マツバガニ」というブランド名なのかな。
一応タグがついています。
右,付き出しというべきでしょうか。焼きものをはじめとして,いろいろ載ってます。
左,お造り。
右,天ぷら盛り合わせ。
左,ステーキです。
この旅館の謳い文句はというと「城崎温泉の中心に位置し,柳並木と大谿川の流れを望み,古きよき時代を味わえるお宿です。名匠 平田雅哉氏により城崎温泉で最初に建築された宿です。館内の内風呂は,24時間入浴可能な大小2つの家族風呂です。ご家族,カップルでごゆっくりとお寛ぎ下さい。また,お食事は地元の食材を使った会席料理をご堪能下さい。」とあった。
この平田雅哉という人がどういう人かはよく知らないし,自分の泊まった部屋が彼の造ったものかはわからなかったのだが,まあ,古びた感じを味わうのであれば,それはそれで,それなりにいかにも日本旅館に来たって気分にはなる。
鯛の兜蒸しです。「カブトムシ」って「甲虫」とおんなじだあ,とふと気がつきました。
で,右はふたを開けたところ。魚は好きなので,なかなか美味しかったね。
これがカニコースのカニ鍋。
左,これから火を付けますよ状態。
右,できあがりましたよ状態。
以上がこのコースかな。
まあとにかくお腹はいっぱいになるので,それなりに投資した分に見合った料理かなとは思う。贅沢なこと言っていますが……
さて,こちらは子供たちの注文した「牛しゃぶコース」です。
左,鍋のアップ。
右,やって来た牛肉です。
但馬牛ってやつなのか。
こちら変わって,翌朝の朝食です。
普段家では食べることのない,豪華朝食。
で,味噌汁代わりに湯豆腐がやって来る。この豆腐も一応有名らしいのだが,聞いたけれども忘れているのだった。
これが泊まった部屋です。
名匠の造った部屋かどうかはわからないのだが,いかにも日本旅館という雰囲気です。
お庭に出られますが,まあ,ちょっと狭かった。
ということで,これが城崎温泉「新かめや」の報告です。関西圏からは往復の交通費も含めて30000円あまりでの温泉1泊となるのかも知れないが,少々遠くても,同じだけ投資するなら,是非金沢や石川県の温泉にどうぞ。外湯巡りはないけれども,1泊21000円ならば,かなりのレベルの温泉宿に泊まれます。
満腹探検隊の探検したお店の一覧表のページ→お食事大特集 宴会大特集の中の温泉での宴会特集をご参照ください。
探検隊おまけの報告:
くわしくはウェブサイトへどうぞ:新かめやのウェブサイト