分類:ラーメン
所在地:あちこちにあります。探検場所は以下の報告を参照してください。
所在地:富山県富山市大島1−135【大島店】(県道3号線沿い,常願寺川近く)
探検時期:2018年3月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:中華そば(小)
今回の所要経費:750円
探検隊の報告:
黒い,くどい,胡椒たっぷりの「3Kラーメン」だった。
それにしても濃い味。
富山県へとやって来た。車を走らせ,お昼時だから何か食べようと見かけたラーメン屋に入る。そこが「富山ブラックラーメン」の店で,しかも,そこにあった説明書きによれば「富山ラーメンの元祖 昭和22年創業 富山で最も古いラーメン専門店」とあり,たまたま入った割には由緒ありげな(?)店だった。
さて,お品書きを見ると,基本は中華そばのみ。で,サイズが「小」「大」「特大」とあり,それぞれが750円,1120円,1500円である。どう考えてもラーメンに1000円以上出す気にもなれず,「並」というのもなく,この750円の「小」というのが基本なのかもしれないと,連れ合いと2人,ともに「小」を注文する。
さて,待つことしばし,ご所望のラーメンがやって来る。見るからにくどそうな黒いスープ。それにたっぷりの粗挽き胡椒。一段とくどさを増長させる雰囲気。
見ると,脇には食べ方が書いてあり,とにかく「『麺,チャーシュー,メンマ』をスープの中で混ぜろ」とある。なので,その通り混ぜてみる。つまりはこの胡椒の味がスープ全体に行き渡るのであった。
そして,一口麺をいただくと,まあ濃い味だのなんのって。「くどい」の度を超している。そして,これが「元祖富山ブラックラーメン」なのかと感心する。要するにコクや旨みよりも味の濃さが勝っている。きっとこれにはまり,これが好きな人は,きっと美味しいのだろうが,普段薄味に慣れている身にとっては,濃すぎるのであった。
あとから来た2人連れの女の子の方は「胡椒抜き」を注文している。なるほどそのような注文の仕方もあるのか。すると「薄味」という注文もあるのだろうか。
が,まあとにかくこのスープは飲む気にはならない。くどい上に,胡椒味になってしまっている。しかもメンマの解説は「塩っ辛いメンマ」となっている。
置いてある解説を読むと「ドカ弁やおにぎりを持った労働者のために,おやっさんは濃い味付けでチャーシューのたっぷり入った『よく噛んで』食べるおかずの中華そばを考え出した」とある。確かに塩分の補給にはもってこいだろう。ごはんのおかずにもいけるかもしれない。だが,これを毎日食べると高血圧になりそうだ。そんなラーメンだった。
帰り際に
「次に来て,注文するとすれば『胡椒抜き』かなあ。」
と言うと,連れ合いは,
「きっと来ないと思うけど。」
と言う。それはこの道を走ることはそうそうなく,その時でもお昼時にかかることはまずないという意味か,それともこのラーメンは一度食べたらもういいという意味か。
うーん,しかし,「胡椒抜き」という基本の味から外れた味で,味わうのは「元祖富山ブラックラーメン」に対しては邪道か。いや,先ほどの女の子のように,それもありなんだろうとは思うが。
下の写真はこの日途中で見えた立山連峰。
探検隊おまけの報告:(太喜【大島店】)
営業時間:11:00〜22:00
定休日:なし(年中無休)
座席数:43席
駐車場:共用のため,多数あり
このとき(2018年3月)の【大島店】のお品書きいろいろ:
中華そば
小→750円,大→1120円,特大→1500円
あとはライスとトッピングいろいろ
のり→50円,生たまご→60円,
味付け煮玉子,キクラゲ,ワカメ,キムチ,ネギ(増量),メンマ(増量)→各100円,
チャーシュー(増量)→300円
おつまみ(?)
特製ギョウザ→350円,チャーシューメンマ→550円,
高岡流お好み焼きトトまる→550円
探検隊おまけの報告:
くわしくはウェブサイトへどうぞ:
「大喜 大島店」のウェブサイト(外部リンク)
所在地:富山県砺波市中神1丁目174番地【イオンモールとなみ店】
(イオンモールとなみフードコートの一角)
探検時期:2021年8月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:中華そば(並)
今回の所要経費:850円
探検隊の報告:
やはりこの味にはなじまないねえ。それなのになぜ食べたんだ?と言われそうだけど。
この日は紆余曲折の末ここ「イオンモールとなみ」にたどり着いた。
元々目指したのは福光から五箇山トンネルを抜けて「平ふれあい温泉センター ゆー楽」だったのだが,いかんせん山の天気が悪い。五箇山トンネルを抜ける前に山は霧が深くなり,50m先も見通せない状態。このまま目的地に着いても天気が悪く,せっかくの景色も楽しめないだろうと,引き返す。
そろそろお腹が空いたという連れ合いに対して,このあたりで美味しいところと言えば,福野駅前のあのラーメン屋「らーめん真太」だろうと行ってみると,店の外にまで行列である。行列嫌いとしては,これに並ぶ気もせず,では「イオンモールとなみ」ならばきっと何かあるはずとやって来た。
そうしてたどり着いてみると,1階にはいくつか飲食店もあるし,2階にはフードコートがあり,いろいろとある。
この際風呂上がりに呑むつもりだったビールをそのまま持っていき,2階のフードコートに行くことにする。
連れ合いは「私はやっぱりラーメンが食べたい。」と言うので見ると,ラーメン屋はこの「富山ブラック」の「西町太喜」しかない。「これはあの『富山ブラック』だぞ。」と言うのだが,「それでもいい。」と言う連れ合いはここで「中華そば並」を選んだのだった。
ちなみに自分は食べたことのない店ということで「スパイス王国」のカレーとナンを選ぶ。ついでながら運転手を交代して,自分がビールをいただく。
さて,平日のこの日,すぐにラーメンはできあがってくる。
で,おなじみの,いや,おなじみというのか,あの味のというべきか,まずは何もかき混ぜずそのままのスープを味わってみるがくどい。受け取るときに「よくかき混ぜてお召し上がりください。」と言われたのだが,つまりは上に載る胡椒をスープになじませろということだが,まあくどい。ちなみに受け取りカウンターには小袋の胡椒が用意してあって,これにさらに胡椒を入れる人もいるということか。
麺の方は味わいもあり,歯ごたえもあり,美味しいのだが,やはり「元祖富山ブラック」のスープの味はなじまない。
連れ合いは今日はとりたてて何も言わずに食べている。とにかくラーメンが食べたかったらしい。
好きな人は好きなんだろうねえ,この味を。
という感想で終わる「満腹探検隊」であった。