分類:ラーメン
所在地:石川県野々市市扇が丘9−20(金沢工業大学南東側)
探検時期:2023年7月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:淡麗 塩煮干
今回の所要経費:980円
探検隊の報告:
その名の通り「淡麗」で,しっかり最後までスープの飲み干せる味わいだった。
午前中で仕事は終わり,あとは別に用事があって,今日は遠回りして帰る。行ったことのない店に行こうと地図で検索すると出てきたのがここ「自家製麺 TERRA」だった。
金沢工業大学の近くにあり,このあたり食べ物屋の激戦区である。大学から半径200m以内にはラーメン屋だけでも10軒くらいはあるだろう。
さて,車を止めて店に入ると,ちょうど出て行くお客がいて,そこを片付けるためにしばらく待ってカウンター席に座る。ちなみに女性客が5人に男性客が自分も含めて2人だから,なんともはや女性の割合が多い。自分のすぐあとに男性の2人連れが入って来たが,そのあとは女性の2人連れがやって来た。つまりは自分のいる間中女性の割合が5割を超える店だった。
さて,注文はお品書き一番上の「淡麗 塩煮干」とする。「満腹探検隊」お決まりのお品書き一番最初である。
ついでながら4番目の「ととせ醤油」は「初来店のお客様は,ととせ醤油のご注文はご遠慮ください」などと,書いてある。理由は不明である。
そのほかにも「お一人様につき麺類一杯の注文」とあるが,まあこれは肯ける。
ほかには「お昼は小学生以下の子供連れはお断り。ベビーカーも不可」とある。自分としてはラーメンとは大衆食だから,子供がいたっていいと思うのだが,「せっかくのこのラーメンの味わいは子供にはわかるまい」といった感じか。それとも「うるさい子供がいたら,美味しいラーメンの味わいが半減するじゃないか」「ここは大人の店だ」ということか。
などと,ラーメンが来るまでにいらぬ詮索をする。
ほどなくしてご所望の「塩煮干」がやって来た。
やや茶色がかっているが澄んだスープである。スープを一口すすれば,淡麗な味わいで,ほんのりと魚介の味わいが広がる。
載っているものの最大の特徴は大根の塩漬け。これが結構塩辛く,これを食べてからスープをすすれば,一段と淡麗な味わいが広がる。
上には薄切りの鶏チャーシュー(鶏の焼き豚って矛盾した表現だなあ)とチャーシュー(焼き豚だからこれはあってる)が載る。どちらも薄味で,この淡麗なスープの味を邪魔しない。
麺はコシのある細麺。このスープに合う。
塩ラーメンというと時として塩の味が勝り,麺を食べるにはいいが,スープは飲むにはからすぎるというラーメンに時々出会うが,これはそんなことはなく,実にいい味わいの塩ラーメンだった。なのでこのスープは飲み干した。丼を手で持って飲み干したい気分だったが,お隣にはお嬢さんが座り,「やっぱりおじさんって大人げないよね」などと思われそうだったので,しっかりとレンゲを使用した。でも美味しいものを食べるのによほど下品じゃなければ,いいんじゃないの,ラーメンって気取って食べるものじゃないでしょ,と思うのだった。
スープを飲み干し,最後に「ごちそうさま」と丼の前で合掌すると,それを見ていた店員がえらく笑顔で対応してくれた。支払いは980円。結構いい値段。いまどきのラーメンはこんなものか。
探検隊おまけの報告:
このとき(2023年7月)のお品書きいろいろ: