満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:蕎麦山猫とキジトラコーヒー研究所

分類:和食(蕎麦)
所在地:石川県白山市瀬戸132−4(道の駅「瀬女」隣接)

−−−お箸の仕切り線−−−
探検時期:2023年7月 今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:ねこパンチ+天ちらし玉ぶっかけうどん
今回の所要経費:1950円+1750円→3700円
探検隊の報告:
 美味い天ぷらだったけど,待ち時間が長すぎる。注文受けてから蕎麦打ちを始めてるのかい?というほどの待ち時間だった。天ぷら美味いが,蕎麦はそこそこ。
 福井から金沢への帰りである。今日は谷峠を越え,帰りに中宮温泉に浸かってから帰ることにした。中宮温泉では食事はできないので,その前の食事ということで道の駅「瀬女」に立ち寄ることにした。
 せっかくだから白峰あたりの蕎麦を食べようとここ「蕎麦山猫」に入ってみたのだった。
 月曜日の12時半前で,座席は大半埋まっていたが,一つだけ2人の座れる小上がりのテーブル席があり,そこに案内される。
 ここで運転手を交代する予定だったので「ビールはあるか?」と聞くと,「聞きに行ってきます」と言って調理場へ行ったおねえさんが帰ってきて「ない」との答え。まあそれはやむを得まいと,蕎麦を食べに来たので「蕎麦単品」か「ソースかつ丼付き」か「かき揚げ付き」かの選択だったので,せっかくだから「えび貝柱タコのかき揚げ付き」の「ねこパンチ」というやつを一つ選ぶ。そして,太い蕎麦しかないらしい。
 もう一つは福井から帰ってきて「ソースカツ丼でもあるまい」と「茶とら」というのはやめにして「天ちらし玉ぶっかけうどん」を選ぶ。蕎麦屋なのにうどんである。
 周りを見ると,自分たちを含めて6団体のうち,食事をしている団体さんは一つもない。一組の二人連れはソフトクリームらしきものを食べていたので,食事は終わっているようだが,つまりは自分たちは5番目のお客のようである。で,これはしばらく待たなくてはならないかなと思っていたが,とにかく出てくるのが遅い。一団体に10分はかかっている。天ぷらを揚げるか,カツを揚げるかすれば,蕎麦はすでに打ってあるはずだし,蕎麦を茹でたり,揚げ物をしたりに10分もかかるとは思えないし,お品書きの種類がそんなに多種多様ではないのだが,とにかく待たされた。注文が同じ蕎麦ならば,とっととできあがってくるかと思ったが,一団体ずつ仕上げているようで,実に効率が悪そうだった。
 そうそう先客に「金曜日限定」のはずの「焼きカレー付き」の「化け猫」というのが届いた。まあ,元々カレーは食べるつもりはなかったが,じゃあ「金曜日限定」なんて書かなくてもいいのにと思うのだった。むしろ「数量限定」の方がすっきりする。おまけにカレーの香りが漂ってきて,蕎麦屋の雰囲気がいまいちになる。
ねこパンチ  さて,中宮温泉の日帰り湯は午後2時半までなので,まあなんとか時間内にはたどり着けるかと思って注文から待つこと40分近く,ようやく「ねこパンチ」の方がやって来た。
 「そばつゆに辛み大根の絞り汁を入れていただくと美味しいですよ。」と言われる。別添えで辛味大根の絞り汁やネギがついている。
 そして天ぷらには3種類の塩がついていた。
ねこパンチの天ぷら  ちなみに天ぷらは豪華。そして蕎麦は思ったよりも少量。2人で分け合って食べたが,一人4口くらいで終わってしまった。つまりは天ぷらのついでに蕎麦を食べるって感じであった。だったらこんな美味い天ぷらを出す蕎麦屋ならば,ぬる燗の一つも用意してほしいところだが,ビールもない。
 熱々の天ぷらは美味い。たっぷりの中身である。
 蕎麦については連れあいが「うちのじーさんが昔作っていた蕎麦のようね。」と言う。
 「うちのじーさん」とはつまり今は亡き義父のことだ。彼は福井県民だが,よく蕎麦打ちをしていた。もちろん十割蕎麦であったが,その蕎麦はこんな感じで太くて,ちょっと短くて,結構硬めで,蕎麦粉の歯触りの残る蕎麦だった。自分もそれに習ってよく蕎麦打ちをしたものである。
 それにしても蕎麦150gの「十割蕎麦」で1200円だから,ここは結構いいお値段である。「ねこパンチ」は何gだったのだろうか。
天ちらし玉ぶっかけうどん  さて,それから間を置かずに「天ちらし玉ぶっかけうどん」がやって来た。
 これもたっぷりの天ぷらが載る。「ねこパンチ」と同じで海老,貝柱,タコのほかにトマト,さつまいも,イカ,ズッキーニなどである。
 そしてうたい文句通りかなりのコシの強いうどんだった。かみ砕くのに力のいるうどんであった。
 それにしてもここで料理が出てくるまでにかかる時間がこんなに長いのはなぜだろうか?天ぷらが仕上がればうどんも蕎麦もすぐにでも出せそうなのに,各お客には10分おきくらいにしか出てこないのはなぜだろう?注文してから40分も待つって待たせすぎと思う店だった。「時は金なり」である。40分もあれば,結構な仕事ができる。無駄に待つ分,無駄にお金を払っている気がする。
 せめてビールぐらいあって,間を持たせてくれたなら,また来ようと思うが……
御教訓:この店の蕎麦は40分も待たされて食べるほどの蕎麦ではない
御教訓:何事も店に入ってみなければわからない

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お品書き このとき(2023年7月)のお品書きいろいろ:
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