満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:友禅タモア(ゆうぜんたもあ)

分類:韓国料理・焼肉
所在地:金沢市増泉(中村町小学校近く)
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探検時期:2009年11月  今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:プルコギコース+焼肉+いろいろ飲む
今回の所要経費:1人4500円
探検隊の報告:
箸と皿  今夜は職場の同僚との内輪の打ち上げである。勝手に満腹探検隊の隊員を募り,集まったのが8人。そしてやって来たのが,ここ「友禅タモア」である。
サンチュ  この店は今夜の隊員の一人が知り合いであるということで選ばれたのだった。野田専光寺線のアピタの裏あたり,町の中心部からは少々離れているものの,飲食店などもいくつもある住宅街なのだった。
プルコギ始めますよ状態  今夜は「プルコギコース」というのを頼んであったらしい。
 このあと登場するものがそのコース内容で,プルコギ,ネギチジミ,春雨炒め,キムチ盛り合わせ,味噌チゲ,石焼きビビンバ,キムパム,それと韓国のお茶である。
キムチ  プルコギは以前ソウルに行ったときに食べ損ね,その時には冷凍のものを買ってきたのだったが,今回は,しっかりと韓国料理店でいただくこととなる。そして,それが美味い。やはりこうやってみんなでわいわい言いながら食べると,一段と美味くなるのだった。
ネギチジミ  それにしても,出てきたものがみんな美味かった。
 ネギチジミもかなりの分厚さである。薄っぺらいのは時々食べるが,厚さ1センチ以上のこのネギチジミ,たれにつけていただくと,一段と美味い。
春雨炒め  それと,この手の春雨炒めが韓国料理とは知らなかった。
 春雨というと,だいたいがサラダでしか食べたことがなかったのだが,こんな風に焼きそばみたいにして炒めて出てくるものは初めて食べた。そしてその味がいいのである。
キムパム  それから韓国のお寿司というのだろうか「キムパム」というのが出てくる。これも初めて食べた。
 味噌チゲ,これもまた美味い。次々と料理が出てきて,ビールもたくさん飲み,「これで2500円のコースなの?!」というくらいたっぷり食べる。
チゲ  そうそう,ビールも韓国のビールだった。
 ソウルに行ったときに韓国のビールばかり飲んでいて,なんだか味が薄いなあと思っていたのだが,ここで飲むとそんな感じもしない。
 ここはOBだったかハイトだったかは忘れたのだが,特別な輸出用ビールというような宣伝文句のポスターがあった。
ビビンバ  さて,いよいよ石焼きビビンバが出てくる。
ビビンバ2  向かいに座る女の子がてきぱきと混ぜて,ちょっとおこげを作る。
 左上,やって来ましたよ状態。
 右,今,混ぜてますよ状態。
ビビンバ3  左下,ほら,できましたよ状態。

 一通りのコースが終わったあと,まだもう少し食べたいという若者のリクエストに応えて,焼肉を何品か注文した。

焼肉牛タン  左は牛タン,右はシロを焼いているところ。
焼肉シロ  おじさんとしてはもう腹一杯ではあったが,でも焼いたからには一切れは味わってみようと,いただく。
 焼肉も美味い。だが,ここへ来たらやはり韓国料理をいろいろと味わうのがいいだろう。特にこのプルコギコースはおすすめだ。
から揚げ  もう一つコースとしては海鮮鍋コースというのがあり,海鮮鍋,ネギチジミ,春雨炒め,キムチ盛り合わせ,雑炊,キムパム,それと韓国のお茶となっている。これまた1人2500円である。
 最後に隊員の一人がこの店の知り合いであるということで,一品サービスとしてピリ辛から揚げが出てきた。これも美味い。ビールが進む。こんなものが出てくると,またビールをお代わりしなくてはならない。うーむ,余は満腹じゃ。
−−−お箸の仕切り線−−−
探検時期:2019年7月  今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:3人で飲み放題コース×2+マッコリ+紫蘇ジュース
キムチ盛り合わせ+プルコギ+ネギチジミ+冷麺+チャプチェ
今回の所要経費:総計10500円
探検隊の報告:
 いきなりの宴会である。仕事が一段落ついて,飲みに行くまいか,とやって来たのが久しぶりのここ「友禅タモア」である。
 1日の仕事を終えての集合なので,7時半の開宴。車を置きに帰宅して,そのあとうまくバスに乗れて,時間が余り,0次会もしてきた。歩く途中の,金沢のディープな一角,新天地の「金沢中央味食街」は「きまぐれ」に初訪問し,ちょい呑みのあと,ふらり歩いてたどり着いたのだった。
 店の入り口に猫が1匹お出迎えである。
 店に入ると誰もいない。我々の会の面々もそうだが,火曜日とあってかお客もいない。おかあさんの案内で,用意されてあった席に座る。
 すると,猫はあと2匹。優雅に部屋の中を歩き回る。
 一人でお品書きを眺めつつ,今夜は何にしようかと考える。コースもあるのだが,おかあさんと話をしつつ,「いきなりのコースも可能か?」と聞いてみたが,「どうもそれはねえ」という感じ。結果的には値段的にはコースを注文したのと同じような値段に収まったが,当然コースの方がいろいろ出てきてお得である。まあ,コースの予約はしてなかったので,あきらめて,まだ来ぬ隊員を待つ。
 さて,3人が集まったところで,まずは飲み物の注文である。見ると,壁の手書きのポスターに「60分飲み放題1000円」とある。中身は生ビール,酎ハイ(手書きのお品書きには「中ハイ」と書かれているのもご愛敬),焼酎のみだが,1杯500円の生ビールを3杯呑めば元は取れるので,2人はこの「飲み放題」である。もう一人はせっかくの韓国料理屋だからとマッコリを注文する。
麦とホップ  だがしかし,こいつは「ビール」じゃなくて「発泡酒」だったねえ。
 一口飲んで,「これって何ビール?ちょっと味わいに欠けるし」と思ったが,ビールじゃなかった。ジョッキのロゴも「麦とホップ」だし,横の壁に貼ってあるのもサッポロビール製の「麦とホップ」のポスターで,「麦とホップ 飲み放題始めました」とある。こんなことならお金かかってもいいから,韓国ビールにするんだったと思ったが,後の祭りである。
 食べ物の注文は,まずは「プルコギ」,「ネギチジミ」,「キムチ盛り合わせ」である。それと隊員の一人が「冷麺が食べたい」と言って,「冷麺」を注文した。
キムチ盛り合わせ  まずは「キムチ盛り合わせ」が出てきて,おつまみにしながら「麦とホップ」を呑む。
 いかにも自家製って感じのキムチで「麦とホップ」が進む。もう3口目あたりから,料理を味わうのが中心で,ビールではない「麦とホップ」でも気にせず呑む。
 それから「プルコギ」用のサンチュと何だかしその葉を大きくしたような葉っぱが届く。いったいこれは何かと思ったら,「エゴマ」の葉っぱらしい。それとつけて食べるための何だか味噌も届く。
サンチュとエゴマ  しばらくして,「プルコギ」が届く。というか,その準備セットと言うべきか,真ん中に置かれて,そこに火がつけられる。そしてスプーンが届けられる。
 しばらくするとおとうさんがやって来て,「プルコギ」の様子を見て,適当に混ぜてくれる。そして,スプーンは何に使うのかというと,この脇にたまっているスープを飲むためらしい。
プルコギ  この「プルコギ」がいい味。いや結構甘めの味というべきか,日本で言うとすき焼きというよりも,さらに甘めで,やはり韓国の味と言うべきか。
 先ほどのサンチュとエゴマに巻いて,味噌をちょっとつけていただくが,実に美味い。
「『エゴマ』って,日本人はちょっと苦手かもね。」
 と,おかあさんが言っていたが,全然なんともなく,美味しくいただける。
プルコギ  右,プルコギできましたよ状態。
 続いて「ネギチジミ」がどーんと置かれる。通常「チジミ」と言うと厚さが5ミリもないような薄っぺらいものばかり食べてきたが,このチジミは厚さは優に2センチを超える。まるでお好み焼きのような感じで,たっぷりの具材と,いい味のつけだれで実に美味しい。
ねぎチジミ  あとはもう一品「チャプチェ」を注文した。
 これも美味しい「チャプチェ」だった。
 何しろ前回に来たときにはこいつは「春雨炒め」という名で紹介したが,それ以降何回か韓国料理を食べる機会があるうちに,こいつを「チャプチェ」と呼ぶことを知ったのだった。
 なので,注文も「チャプチェください。」である。
 我々の注文した料理が一段落したのだが,お隣の席に何か焼肉用らしいセットがしつらえられていく。このあとお客さんかと思ったら,何のことはないおとうさんとおかあさんがそこで晩ご飯なのであった。
チャプチェ  真横の席で,結局はおとうさん,おかあさんとあれやこれや話しながらの宴会である。
 この3匹の猫は家族であるらしい。玄関で出迎えてくれたのが父親。優雅に寝そべっているのが母親。あとでふらりと入って来たのが子供。父親の方は去年の大雪の時に1週間以上も行方不明になっていたらしい。首輪にタグがついており,連絡先が書いてあったので,某マンションから連絡が来たとのこと。あの大雪で,帰り道もわからなくなったらしい。
タラ  飲み放題の60分で,「麦とホップ」3杯と「焼酎のロック」1杯を呑んだから,1000円で十分元は取れた。
「もう飲み放題の時間はおしまい?」
「おしまいね。」
 と言われて,最後に瓶ビールを注文する。アサヒかキリンかと聞かれてキリンラガーの選択である。こいつこそビール。ただし,ドイツ人に言わせるとビールじゃない。原料は麦芽とホップのほかに米,コーン,スターチが使われているから,「ビール純粋令」という法律に規定するビールにはならないのだった。
 ついでながら,サッポロビールの「麦とホップ」を置くのなら,ビールは「赤星」くらい置いてほしかった。
 話をしつつ,おとうさんとおかあさんが焼いている焼肉をおすそ分けしてくれた。
 ついでになんだか一品,タラのなんだったか,サービスでくれた。
 そんなこんなで,注文した料理を食べ尽くし,店を去る。
 暗くなった帰り道,来たときと同じコースをたどろうとしたが,目印もわからなくなり,適当に歩く。それにしても金沢の道は狭い。軽自動車も通れないような道に向かい合って家が建っている。そんな金沢の400年も前からあるような道を通り抜け,バス停のある香林坊へと向かう。
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探検隊おまけの報告:
お品書き
このとき(2019年7月)のお品書きいろいろ
宴会コース(4名以上 各1人2500円)
  海鮮鍋コース
 海鮮鍋,春雨炒め,ねぎチジミ,キムチの盛り合わせ,キンパ(韓国風海苔巻き),
 韓国の健康茶(ゆずまたは生姜)
  プルコギコース
 プルコギ,春雨炒め,ねぎチジミ,キムチの盛り合わせ,味噌チゲ,石焼きビビンバ,
 キンパ(韓国風海苔巻き),韓国の健康茶(ゆずまたは生姜)
  サムゲタン(参鶏湯)コース
 サムゲタン,春雨炒め,ねぎチジミ,タコ炒め(だったはず),キムチの盛り合わせ,
 石焼きビビンバ,キンパ(韓国風海苔巻き),韓国の健康茶(ゆずまたは生姜)
炭火焼肉
プルコギ→2200円,骨付きカルビ→1500円,牛タン→900円,
上カルビ,上ミノ,牛トロ→各800円,豚骨付きカルビ/デジカルビ→700円,
鶏骨付きカルビ/ダッカルビ→600円,
軟骨塩焼き,にんにく胡麻油焼き,季節の焼き野菜→各500円,
豚バラ,シロ→各450円,豚足塩焼き→400円,牛レバー→380円
料理
サムゲタン(参鶏湯)→2000円,
ねぎチジミ,ホルモン鍋,タコ炒め,イカ炒め,キムチ豆腐→各1500円,
石焼きビビンバ→1000円,韓国式冷麺→880円,
キムチチジミ,春雨炒め,キムチ炒飯,キムチチゲ,味噌チゲ,ケランチム(韓国風茶碗蒸し),辛い鶏唐揚げ→各800円,
トッポッキ(もちと野菜炒め),豚白玉炒め→700円
自家製キムチ
キムチ盛り合わせ→800円,キュウリキムチ→400円,
チャンジャ,白菜キムチ,カクテキ,ゴマの葉キムチ→各350円
ナムル・野菜
サンチュ,韓国海苔,ほうれん草,大豆もやし,きのこ,ぜんまい→各300円,
ナムル盛り合わせ→1000円
ごはん・スープ
テーススープ→800円,わかめスープ→350円,
ライス→200円,おにぎり(2つ)→350円
飲み物
生ビール,瓶ビール→各500円,マッコリ 1杯→700円,1L→2500円,
酎ハイ→380円,日本酒 1合→500円,2合→800円,
韓国チャミスル(150mL)→1500円,高麗人参酒→800円
 など

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