15ページ【9日目 その2】
本日午前のモンテベルデでの自然観察ツアーを終えたあとは,フロレンシアへと帰ります。
コースは同じ道を一度南下して,1号線に出たあとは,西に向かうコース。
そうして,アレナル湖の西側に出て,アレナル湖をぐっと回って帰るというコース。
1号線に出るまでの606号線はのどかな山の中を走るので,風景ものどかです。
サンタ・エレーナから3キロほど走ったところで,見晴らしのいいところがあったので,一度車を止めて,風景撮影。
左は見える山。右はそこにあった木の実。こいつはランブータンか,なんて思う形の木の実でした。
そして下の写真はここからのパノラマ撮影写真。
この写真の大きな画像(縦800ピクセル)はこちらのページです。
住所はPuntarenas Province, Monteverdeといった感じでしょうか。
牛ものんびりしていますねえ。
品種は何なのか,日本で見かける牛とはまったく違う。日本だと白と黒のあの「牛乳石鹸」の紙パッケージの牛がほとんどですが,こちらの牛は色は単色で,ベージュとか茶色。体型もラクダのように背中というのか背骨がとんがっているような牛ばかり。
ちなみにコスタリカの牛乳は,濃い味わいで美味しかったですねえ。
右は墓地。
左は1号線のリモナル(Limonal)あたりの分岐点。太平洋側のニコヤ(Nicoya)方面へと分岐するようです。
さらに走ると,1号線も中央分離帯があり,片側2車線の高速道路のような造りの部分もありますが,まだまだこのような部分は少なく,アラスカとチリをつなぐ「パンアメリカンハイウェイ」もほとんどは片側1車線。
左は「動物横断注意」の標識。
カモシカにサルは日本にもいるとして,ハナグマはコスタリカらしい。
右は1号線の標識。
さて,国道1号線もいよいよカーニャス(Canas)の町でお別れし,142号線に。ここから北東に向かい,アレナル湖を目指します。
左はカーニャス公園。そして右は教会。
本当に大きな町ではまったくといっていいほど教会の前に公園があります。
教会も60m四方くらいの広さ,公園も60m四方くらいの大きさで,町の中心で一番面積を占めるのが教会と公園のセットというのがコスタリカの町でしたね。
左:途中で見かけたトラック。お菓子の絵柄がいっぱい。走る広告塔。
中:下校中の高校生。この町の高校はこんな制服らしい。
右:道ばたの物売りのおねえさん。トロピカルフルーツ売ってました。
アレナル湖までの道はのどかな田園風景が広がっていました。
昨日のモンテベルデあたりはお天気も曇り空でしたが,このあたりはいい気持ちで走れる道でした。
左:のんびりくつろぐ(?)牛。
中:風力発電設備が並んでいるあたり。
コスタリカは再生可能エネルギーでほほ全ての国内消費電力を賄っており,その割合は98%を超えているそうです。2022年の内訳は水力(70.08%),地熱(14.18%),風力(13.46%),バイオマス(0.86%)で,さすがエコツーリズムの国。
右:途中142号線から離れ,近道をして,アレナル湖を目指します。142号線にあるティララン(Tilaran)の町は通らず,丘の中を通ると,いよいよアレナル湖が見えてきます。
景色のいいところで一旦車を止めてもらい,広々とした風景を眺めて,まずはアレナル湖の方向のパノラマ撮影。
下の写真の大きな画像(縦800ピクセル)はこちらのページです。
続いてはアレナル湖と反対方向,これまで走ってきた方向のパノラマ撮影。
風力発電の風車がたくさん見えています。
下の写真の大きな画像(縦800ピクセル)はこちらのページです。
下はアレナル火山の方向で,中央にアレナル火山が入るように撮影。
この日もまたアレナル火山の山容はすべて見ることができませんでした。
この旅では一度も全容を見られませんでしたね。それほど雨期なので,雲が多いということです。
そして,湖畔からちょっとだけ入ると目的としていたレストランがあります。
「Lake Arenal Hotel and Brewery」です。
K女史に「あの看板読める?」と聞かれて「Brewery!So nice!」と答えたら,笑っていましたけど……
左:レストランとホテルの入口です。
中:道を隔ててたくさんの動物たちがフェンスに囲まれて群れていました。豚にヤギ,七面鳥に鶏と多種多様です。
右:フェンスに近寄るとなぜかみんなこちらに寄ってくるのでした。ヤギが一番積極的で,エサでももらえると思っているのか,フェンスから顔を乗り出します。
下はレストランLa Vistaからのアレナル湖の眺めです。
これを撮影した時にはアレナル火山はまったくもって霧の中でした。
下の写真の大きな画像(縦800ピクセル)はこちらのページです。
このあとはこのレストランでお昼ごはんと昼呑み,もちろん地ビールですが……
ここでの昼ごはんについては「満腹探検隊」の「コスタリカ旅行特集」の「La Vista(Lake Arenal Hotel & Brewery)」のページへどうぞ。
食事を終えたあとは,地階の醸造施設を見学。
小規模ながら多種多様なビールを造っているようです。
そして,地階から駐車場に上がろうとすると「猿がいる」との報告が。
玄関前の高い木に猿がいるのでした。
これがまた昨日の「自然観察ツアー」では見ることのできなかったホエザルのようで,この旅ではコスタリカに住む4種類の猿のうち,3種類をみたことになります。
それにしても,普通にレストランの前の木に猿がいるなんて,自然豊かな国だねえ。
左:ちょっと明るい空。
中:バス停。
右:橋ですれ違いのためにこちらは一時停止。やって来るのはスクールバス。
左は道ばたの食堂がいくつか並んでいるところ。「German bakery」というのが金沢にもあって,おや,こんな所にも「German bakery」がとつい撮影。
右は暗くなって,ちょっと目立っていた「Tico's Fogon」という飲食店。なにしろこの店名のロゴの見える2階に大きな水そうがあり,そこに大きな魚が泳いでいました。
フロレンシアまではあと1.5キロくらいのところ。
「tico」はコスタリカ人,「fogon」とは台所のレンジ台のことなのでこの店名「Tico's Fogon」は「コスタリカ人の台所」みたいな感じでしょうか。
このあたりでは結構有名店らしいですね。
ということで無事に母君宅に帰着。運転はすべて母君でしたので,お疲れ様でした。
さて,今夜のごちそうは母君作の「エッグプラント・パルメザン(Eggplant Parmesan)」
そして日本から持参の日本酒大吟醸2本目を開封。
なにしろ日本からこの一升入り紙パック2本と,お好み焼き粉,チジミ粉,お好み焼きソースなど重いものをスーツケースに入れてきたら,日本出国のときに重量オーバーで追加料金取られそうになったので,急きょカウンターの前でお好み焼き粉などをもう一つのスーツケースに移し替えたのでした。
左は壁にいたバッタ。これは日本のキリギリスとよく似ていましたね。
ということで,この旅唯一の母君宅以外での宿泊旅行は終わったのでした。
エッグプラント・パルメザン(Eggplant Parmesan)
エッグプラント(Eggplant)はナス,パルメザン(Parmesan)は粉チーズの総称。「エッグプラント・パルメザン(Eggplant Parmesan)」はスライスしたナスに小麦粉とパン粉をまるでトンカツのようにまぶし,マリナーラソース(トマトソースの一種で,トマトソースに玉ねぎ、オレガノ、バジル、タラゴン、タイム、ニンニクなどの他の材料を加えたもの)とチーズを重ねて焼いたイタリア料理。アメリカでも人気のイタリア料理らしいです。
日本のレシピではわかりやすく「ナスのパルメザン焼き」なんて表現もあります。
また,マリナーラソースにしても,市販のものを使ったり,市販のものでもピザソースでしたりいろいろとそれらしい材料で作ることができますようですね。
この日の昼ごはんについては「満腹探検隊」の「コスタリカ旅行特集」の「La Vista(Lake Arenal Hotel & Brewery)」のページへどうぞ。
GPSレシーバーの記録をグーグルアース(Google Earth)上に表示したものです。
サンタ・エレーナからアレナル湖まで(朝から夕方までの帰り道)。
サンタ・エレーナ近くのパノラマ写真撮影地点(撮影地点にマーカーがついています)。
カーニャス(Canas)の町。
アレナル湖近くのパノラマ写真撮影地点(撮影地点にマーカーがついています)と「レイク アレナル ホテル&ブルワリー(と地図上には表記)」。
前のページにもどる
もくじにもどる
次のページにいく
Prince Kochan's Productionのトップページ