19ページ【13日目】
いよいよ明日は空港に向かいます。
今夜がコスタリカの母君宅では最後の夜。
朝ごはんはわかめ入りおかゆに梅干し付き,塩味。何だか日本のごはんに近づいています。
あとはサラダの残りと牛乳とマンゴーにコーヒー。
予定では明日は早めに家を出て,首都サンホセの観光をしたあとにファン・サンタマーリア国際空港に行って飛行機に乗る予定でした。
しかし,早朝にアメリカに着いたK君から電話があり,サンホセの治安状態がよくないとのこと。最近のサンホセは南米からの麻薬の中継地点となっており,麻薬密売組織の暗躍の場らしい。決して足を踏み入れてはならないエリアもあるが,それ以外の観光地への移動にも,あまり雰囲気がよくないとのこと。
まず,東洋人はほぼ見かけないので,目立って好奇の目で見られるらしい。
あとは,英語は観光地以外ではまず通じない。何か助けを求めようとしても,英語は通じないので,スペイン語がある程度できないとダメ。
それと,親切そうに寄ってくる人もいるが,その人が味方なのか敵なのかわからない状態。本当に味方をしてくれて親切なのか,何かねらいがあって寄ってくるのか怪しい。
あと観光地もそこまで不安を感じながらも見るようなレベルではないとのこと。確かに歴史のある建物,遺物などもあるが,だからといって安心してゆっくり見られるわけじゃないのなら,そこまで無理して観光しなくてもよいとのこと。
英語がとっても堪能なK君からの連絡でこのような状況でしたので,サンホセ巡りはやめにして,明日はのんびりと出発することにしたのでした。
ちなみに,ファン・サンタマーリア国際空港はサンホセの手前なので,サンホセ市内にはまったく足を踏み入れることのないコスタリカの旅でした。
ついでながら,サンホセ観光するならの予定していたコースは以下のよう。
国立劇場→文化広場→黄金博物館→中央郵便局→民主主義広場→裁判所→国立博物館→独立記念塔
これらの日本語ツアーバスでもあるならともかく,ろくに英語のしゃべれない我々2人なので,サンホセの観光はやめたのでした。
いや,サンホセ行かなくても十分にコスタリカを満喫しましたからね。
さて,右の3枚は庭に流れる小川の水たまりに現れた水色の鳥。
毎日のようにいろいろな鳥を見てきましたが,このように水色の鳥は初めて見たような。いや,たくさん見過ぎて気がつかなかったのかも。
左は窓に張り付くトカゲ君。体長5センチ。
さて,今日の予定はまったくもってのんびりしたもの。
最寄りの町,シウダー・ケサダに出かけることと,夕食兼で近くにあるK女史いわく「牛もつレストラン」に出かけること。
シウダー・ケサダの町では先日買い損ねたトイレ表示の買い物。我が家のトイレにはあちこちの言語でのトイレ表示がありますが,先日ホームセンターの「Colono」に来た時にスペイン語版を見つけたけど買い忘れたのでした。
で,そのお買い物。
何回か見かける道路標識。この先フォードとあるのだけど,シウダー・ケサダのどこにフォードの店があったのか。
今日のお昼はいいお天気で,シウダー・ケサダの町からは東側の山もきれいに見える。といっても山頂には雲がかかっていますが……。
「Colono」のあとはこの旅何回か来ている「Walmart(ウォルマート)」へ。
右はレンジ台ですが,定価239900.04CRC,日本円で約8万円。これだけの大きさのレンジ台が8万円なので,そんなにも高いという感覚ではないですが,K女史によれば,このようなレンジ台が買える世帯と買えない世帯とで二極化しているとか。
確かに,ここへとやって来る道沿いにも,広い土地で,広い庭のある家もあれば,ほとんど庭もなく数部屋しかないような狭い造りの家も見かけました。
それに,ここまで見かけた民家は基本的に平屋建て。2階以上の建物はホテルくらいでした。
以下は「Walmart」で見かけた面白いもの特集。
これらは「東洋の製品特集コーナー」にあったもの。
キッコーマンがんばってます。
左,照り焼きソース3400CRC(約1000円),たまり醤油4690CRC(約1500円)。醤油1つが1500円だからいいお値段だけど,輸入品だからそんなものか。日本料理作りたい人にとっては必需品なのか。
真ん中の写真は「ポン酢」。2850CRC(約950円)。こんなのも需要があるのか。
右はうなぎのタレ。日本語で書いてあるところがいかにも東洋コーナー。
次に減塩,グルテンフリー醤油。地域の要請にあわせての製品か。そして,わさびなんて売っています。
左は見慣れたキッコーマンの醤油さし。
日本で大衆食堂に行けば醤油もウスターソースもみんなこの形の容器でしたが,最近あまり見かけませんねえ。
いや,そもそも日本の大衆食堂自体が少なくなったのか。
コスタリカの大衆食堂ではあの「サルサ・リサーノ」とあの塩をほとんど必ず見かけましたが,これってなんとなく安心できる味なのかも。
日本製のカップヌードルもスーパーマーケットではよく見かけましたね。
日清製粉とマルちゃんが2大勢力でした。
左は「Hot sauce pollo flamas limon」ピリ辛チキンレモン味?
右は「Sabor a pollo fueg」ファイアチキン味?つまり激辛ってことか?
何だかどっちも辛そうだけど。共に600CRC,約200円だから,最近の日本の相場とあまり変わらない値段かも。
それにしても,コスタリカでは牛肉よりも,豚肉よりも,魚よりも,一番に鶏肉料理が多かったね。
左「Sabor a pollo」チキン風味。真ん中「Sabor a pollo picante」ピリ辛チキン風味。共に590CRC。日清製粉よりも10CRC安い。
右はマルちゃんの袋麺。牛肉風味らしい。390CRC。
スーパーマーケット探検はどこの国でも面白いね。
こちらは魚のフィレの冷凍物。
冷凍食品の結構充実している国ですが,その量が結構多い。
母君宅でもみんなで料理した冷凍物のシーフードが2キロ入り。もらったマグロの冷凍物は4キロ以上もあったか。
その量的な感覚はどちらかというとアメリカっぽい。やはり,アメリカ大陸だからか。
シーフードが1パック3700円くらいなので,結構いい値段というべきでしょうか。
さて,「Walmart」をあとにして,我々2人とK女史と計3人はフロレンシアのレストランへ送ってもらいます。
牛もつを提供するというレストラン。
名前は「Donde Macha」(ドンデ・マチャ)。夕食兼用でもちろんビール呑みました。
ここでのくわしい報告は「満腹探検隊」の「コスタリカ旅行特集」の「Donde Macha(ドンデ・マチャ)」のページへどうぞ。
さて,食事を終えたあとは,帰り道にあるスーパーマーケットへ。
この店は初めてやって来た店。
「Flosanco」とかいう店。
左:「Flosanco」の看板。
中:モンテベルデ自然観察ツアー(9日目)で見かけたハチドリのための蜜を入れておく容器,というのかハチドリ寄せ。
こんなものを売っていましたが,K女史によれば,これを自宅には設置してはいけないらしい。特別に許可がいるらしい。あの自然観察ツアーのところのように。
知らん顔して自宅に設置している人もいますが,見つかると撤去させられるとのこと。あくまでもハチドリも自然のままにいるようにとのことでしょうか。母君宅のハチドリも勝手に蜜のある花に寄ってきますしね。
右:陳列棚のシリアルのコーナー。
左は牛乳。このようなパックに入っていて,常温で売られているのがコスタリカ。
右は呑んだビールの一つ「Bavaria」のキャンペーン。クーラーボックスをもらおう,って感じが。6本購入して応募するらしい。
こちらは手作りケーキコーナー。どこの国にもこんなように飾りのろうそくや,ケーキ作りの材料が売られていますねえ。
さて,帰ろうとすると雨。昼間はなかなかにいいお天気だったのに雨が降り出す。日々の降水確率100%の雨期のコスタリカ。
晩ご飯は食べてきたので,帰ってきたら軽く呑むだけ。この日は「modelo」。メキシコのビール。中米のこのあたりではどの国もビール造っています。
さて,母君宅最後の夜なので,これまでに撮った写真をみんなで見ていたら停電。コスタリカでは時々停電があると前々からK女史が言っていましたが,ここまでの滞在ではスーパーマーケットで一度停電に遭遇しただけ。自宅での停電はありませんでした。しかし,最後の夜になって,停電。復旧するのに1時間はかかっていましたね。電力会社の専用の車が近くまでやって来て,電柱で何やらやって,ようやく復旧しました。
で,真っ暗でろうそくをつけ,することないのでプールでスキニースイミング。つまりはすっぽんぽんでの水泳。
まあ日本人なら温泉の大浴場で,人がいなけりゃすっぽんぽんでの水泳はやったことあると思いますが,普通のプールではなかなかしたことがないでしょう。自宅にプールがあればこその水泳でした。
いやはや,最後の夜までPURA VIDA!
サルチパパス(Salchipapas)
この日のレストラン「Donde Macha」で出てきたものの1つがこの「Salchipapas(サルチパパス)」。
K女史がせっかくコスタリカに来たのだし,このあたりの国のファストフードを紹介すると言って注文したものです。「別に,好きってわけじゃないんだけど……」とも言ってました。
コスタリカをはじめとして,ラテンアメリカ諸国(メキシコ以南の国々や地域)で屋台料理などで供されるファストフードで,こんがり焼いたビーフソーセージとフライドポテト,それに刻みキャベツのサラダ(コールスロー)を添えたものが一般的らしいです。ここ「Macha」ではコールスローはありませんでした。
日本でもフライドポテト好きの子供(いや,大人もか)がたくさんいますが,手軽に食べられて,カロリー高いいわばジャンクフードですが,だからこそ,好まれるのかも。
この日の牛もつレストランの報告は「満腹探検隊」の「コスタリカ旅行特集」の「Donde Macha(ドンデ マチャ)」のページへどうぞ。
GPSレシーバーの記録をグーグルアース(Google Earth)上に表示したものです。
フロレンシアにあります。
レストランの帰りにはちょっと違う道を走ったのでした。墓地の横を通り,小学校の脇を走って,スーパーマーケットへ。
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