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シャルマ家の歌と踊りでは,ハーモニアンというアコーディオンを横にしたようなもの,笛(ムラリ),かね(マジュラ),太鼓(マダル),動物の革を張ったタンバリンのような楽器を使い,皆で歌います。
メロディーは同じなのですが,歌詞が違うようで,単調なメロディーをずっと続けているうちに何かしら体がムズムズしてきます。「ジャパニーズ踊れ!」と言ったかどうか分からないのですが,皆に促されて,私もついつい。最初は何だか恥ずかしいのですが,私の中のお祭り好きの血が騒ぎ出し,汗びっしょり,息もハアハアいいながら,何度も踊ってしまいました。
会場にも大ウケでした。とにかく,この村に初めて来た日本人ということらしく,その日本人が村の人たちと同じように踊っているということがウケた理由だったのでしょう。