トルコ旅行記
 −トルコ絨毯工房へと行く(カッパドキア その10)−

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トルコ絨毯のお店 絨毯の織り方の説明 絨毯の織り方の説明
(写真説明 上左:トルコ絨毯のお店の前で。上中&上右:織り方の説明。)
 ウチヒサールの町からネヴシェヒルの町へと行く途中で,絨毯工房に立ち寄る。
 GPSのデータをGoogleMapでみると,2009年8月段階ではそこには何も建物がない。つまり,GoogleMapのデータはいつの衛星写真なのかはわからないのだが,まだそのときにはできていなかった建物であるということだ。

絨毯の織り方の説明 こうやってハサミを使います 繭玉から糸を紡ぐ
(写真説明 上左:織り方の説明。上中:はさみの使い方の説明。上右:繭玉から糸を紡ぐ。)
 入るとまずは絨毯の織り方の説明があり,次には糸を紡ぐところの説明がある。
 これがトルコ絨毯ですという説明である。

絨毯の説明が始まる 絨毯の説明が始まる 途中でトルココーヒーが出てくる
(写真説明 上左:絨毯の説明。上中:触って,座って確かめる。上右:トルココーヒーを飲む。)
 さて,一通りの説明が終わると,大きな部屋に通されて,いよいよ商談(?)が始まる。
 次々と各種絨毯が登場して,その等級,材質の説明がなされ,ついでに値段の説明もある。
 せっかくの「空飛ぶ絨毯」の写真を取り損ねた。丸い絨毯をその重心に片手を当ててくるくる回して床に落とすのだった。「空飛ぶ絨毯」とは何もの?と思ったら,そういうことだった。
 途中で飲み物サービスがある。多種多様な飲み物を選べる。チャイはもちろんのこと,トルココーヒーやらジュースにワインと何でも選べる。で,この旅で一度も飲んでいない本当のトルココーヒーを飲む。本当に底の方がどろどろなのだった。

ここ独特の着色なしの絨毯 買おうとしている絨毯 (写真説明 左:ここ独特の着色なしの絨毯。右:今から買おうとしている絨毯。)
 この店独特のまったく糸に着色していない絨毯もある。これなんかもこれまで見かけたことがないし,いいなあと思ったが高すぎる。
 それで結局は写真にあるような大きさで,玄関に敷くことのできる「ヘレケ」の名入りの絨毯にしたのだった。もちろん日本へと送ってくれるのだが,現物であるという証拠に,裏にサインをする。絨毯そのものにはみ出して,直接裏に文字を書き込むのだった。おまけにその写真を撮ってくれて,それを渡してくれるという念の入れようである。
 ちなみにお値段の方であるが,元値は20数万と言われた。しかしそれでは高すぎる。しかし,円高なので15万とのこと。それでも高いと渋っていたら,オーナーがやって来てせっかく「ヘレケ」の名を織り込んだ絨毯だから,買わないか,13万にするからと言われて,それで手を打ったのだった。この値段を高いとみるか,安いとみるかはどうも自分でもわからないが,もう次に行くとしたらいつかわからないトルコだし,記念の意味も込めて買ったのだった。
 ついでながら,この旅で自分が買ったおみやげは,この絨毯とビール,それとなぜかトルコに売っていた愛車のロードスターのミニカーだけである。
 商談を終えて外へ出ようとすると,外の床に青い色の素敵な絨毯が置いてある。なかなか見かけない,現代的なデザインの絨毯であり,これいいなあと思ったが,値段は100万円近い。金持ちだったら買ったかもしれないが,お金もないし,この大きさを敷く部屋もないのだった。

トルコ旅行記 関連地図(GoogleMap)

絨毯工房の場所