満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:赤玉(あかだま)

分類:和食(おでん)
所在地:あちこちあります。探検場所は以下の報告を参照してください。

−−−お箸の仕切り線−−−
所在地:金沢市片町【本店】(片町スクランブル交差点近く)
探検時期:2008年12月  今回の探検目的:宴会の0次会
今回のお品書き:いろいろ食べて呑む  今回の所要経費:2240円
探検隊の報告:
ビール  金沢でおでん屋といえばこの「赤玉」をすぐに連想するくらいに,この「赤玉」は金沢の老舗のおでん屋である。
 昔からよく行った。
 金沢市内に数軒店があるのだが,昔,学生時代に時々顔を出したのは,この本店もそうだが,近所の金沢劇場の横っちょにあった金劇店である。
 なぜその金劇店に行ったのかというと,かわいい女の子がいたからである。
 当時学生であり,そんなに(というかまったく)金もなく,たまに友人と飲みに行くかといって出かけたのが,赤玉金劇店だった。そしたら,その店の女の子がかわいくて,「赤玉」行くなら金劇店!とまあ,単純な理由なのだった。
 その金劇店にはそういえばいつ以来行っていないのだろう。
 だいたいが「金劇」というのもなくなってしまった。「金劇」とは「金沢劇場」の略称であり,これまた金沢人ならみんな知っていた「金劇」である。映画館だった。ここへも何回映画を見に来たことだろう。夏休みとくれば,「寅さん」と,二本立てのもう一本はたいていはドリフターズだったお笑い映画を見に来た。
おでん  さて,話は戻って「赤玉」本店である。
 2階は宴会場なのか,あがったことはあるような,ないような。今回は一人でふらりと入った1階である。
 入って,カウンターの端っこに陣取る。
 注文は瓶ビールであるが,瓶ビールと言ったのに生ビールですか?と聞き返されるくらい,みんな生ビールを注文するのだろうか。自分はジョッキの生ビールよりも,一人静かに注ぐ瓶ビールが好きなのである。
 おでんの方は大根,肉団子,ゴボウ天を注文する。大根,肉団子はお決まりである。つまり好きなのだ。
 あとは,気分でいろいろ言う。なぜゴボウ天を注文してしまったのだろう,とあとで後悔した。なぜなら,うちの冷蔵庫に残っていたからである。うちの冷蔵庫を見て,ああそういえば,これの賞味期限も近いなと家を出るとき思っていたら,ついつい,注文でゴボウ天を口にしてしまった。単純な反応である。
 それにしても,話し相手のいない一人宴会ほどつまらないものはない。あっという間にビールを飲んでしまう。何しろ,食べて飲むしかすることがないのだから。
 そうそう,何で今夜はここで一人宴会なのかを説明すると,7時から始まる宴会に,バス時間の都合で早く片町に着きすぎて,時間をもてあまして,一人宴会をしているのだった。
湯豆腐  おでん3品と瓶ビール1本があっという間に終わり,それでもまだ宴会まで時間がある。それで次である。湯豆腐と瓶ビールの追加である。
 しかし,自分がビールを1本終えた頃にやってきた隣のおにいさんもペースが速い。あっという間にジョッキ1杯を空け,おでんを食べ終わり,次は牛すじを注文している。そして,お代わりのジョッキである。やはり,一人宴会はペースが速い。しかも,自分より若いようなので,注文の量も多い。元気なおにいさんである。
 湯豆腐には少々暇がかかり,こちらは瓶ビールをゆっくり飲む。
 出てきた湯豆腐は熱々である。海苔の下からは鰹節と,柚。豆腐も好きである。出汁はかなり甘めである。それでも,最後まで湯豆腐のおつゆを飲み干し,赤玉をあとにしたのだった。
 これが,今夜の宴会の始まりである。

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−−−お箸の仕切り線−−−
所在地:金沢市片町【金劇パシオン店】(片町金劇パシオンビル1階)
探検時期:2011年8月  今回の探検目的:宴会の3次会
今回のお品書き:2人で4品と瓶ビール1本
今回の所要経費:2人で2000円弱
探検隊の報告:
 宴会の3次会である。久しぶりに「赤玉」の金劇店に来た。いや,今は金劇パシオン店というのだろうか。自分にとっては懐かしの店である。金劇パシオンビルの1階にある。その路地を入っていく。なぜ金劇店が好きだったかは 本店の部分 に書いた。
 さて,すでに宴会の3次会。もう11時も回っているので,2人で来て瓶ビールを1本注文する。そして,それぞれに好きなものを注文する。自分は大根と肉団子である。
 この肉団子,本店とは味がちがう。いや,本店の味をそんなに覚えているわけではないのだが,前に本店で肉団子を注文して食べたときに,いかにもおでんのお汁がしみた味だったのだが,ここでは肉団子が甘く感じる。つまり,昔好きだった味である。この味が好きで,いつも赤玉で肉団子を注文していた。そんな味である。
 目の前の大きな貼り紙のお品書きを見ると,結構いろいろな種類のものがある。揚げ物,焼き物いろいろとある。中には季節のものがあり,それらには「季節終了」の貼り紙がしてある。じっくりここで宴会をしたい気分になるお品書きである。
 あとで思うと,牛すじ煮を頼み忘れたなあ,などとふり返るのであった。
 しばしの間,大根と肉団子をいただきながら,ビールを飲み,同級生と語らう。そんな3次会であった。

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−−−お箸の仕切り線−−−
所在地:金沢市片町【金劇パシオン店】(片町金劇パシオンビル1階)
探検時期:2014年3月  今回の探検目的:宴会の2次会
今回のお品書き:2次会で適当に頼んで適当に呑む
今回の所要経費:はていくらだったのやら。おそらく3000円弱
探検隊の報告:
 「男の嘆きはほろ酔いで,酒場の隅に置いていく。」
 そんな気分の宴会の2次会である。
 たまたま同じ職場になった小学校の時の同級生と共に2人でやって来る。前回に来たときと同じ友である。ほかには2次会には誰も行かずに帰ったらしい。いや,そこまでは確かめてないので,よくはわからない。だが,今夜は何となく愚痴をしゃべりたくて,この友とやって来たのだった。
 注文は各自適当である。第一弾がこれ。左は自分。毎度おなじみ肉団子(300円)と珍しく厚揚げ(150円)。
 右は友。
 大根(250円)とこんにゃく(180円)。
 しかし,いつも思うが,金沢のおでんの大根は高い。寒いこの時期,大根なんて50円くらいで提供できそうなものだが,向こうも商売。しかも,年中同じ値段となると,250円もするのか。
 飲み物は自分は瓶ビール。手酌でいただく。
 そして愚痴を語る。「男の嘆きはほろ酔いで,酒場の隅に置いていく。」というやつである。今さら愚痴を言っても仕方ないが,今夜だけはしゃべって,もう来年度からは何も言わない。
 「目だたぬように,はしゃがぬように,似合わぬことは無理をせず。」でこれからも生きていく。
 後半第2弾。左は自分。いわしつみれ(300円)とはべん(100円)。いわしつみれは肉団子に匹敵する300円也。
 そして,おそらく金沢弁の「はべん」。赤巻きはべんなのだが,共通語では「かまぼこ」。
「この『はべん』って金沢弁だよねえ。」
 とお店のおにいさんに言うと
「きっとそうですよ。」
 との返事。
 しかし,ちょっと観察すると,カウンター席の前で立ち働くこの若いおにいさんと,もう1人の若いおねえさんとはどうも仲が悪いらしい。いや,仲が悪いと言うよりも,ウマが合わないという感じであろうか。言葉には表れることはないが,態度でそれとなく感じる。まあ,どうでもいいことだが。お客の前では,平静を装って仕事に徹する。当たり前である。
 右は友。ごぼ天(180円)。
 友にもここまでいろいろと紆余曲折があった。当たり前だ。もういい年だもの。
 まあ,自分はあと退職までの先が見えてきたので,それはそれでホッとしている。そして,ある意味淡々と,ある意味積極的に仕事をこなしていくだけである。手抜きはしたくない。
 ということで,「人の心を見つめ続ける,時代おくれの男になりたい。」そんな感じか。
 最後は,今夜は愚痴を聞いてくれたお礼にと,自分が支払う。
 やはり「男の嘆きはほろ酔いで,酒場の隅に置いていく。」そんな気分で酒場をあとにするのだった。

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−−−おでんの仕切り線−−−
探検隊おまけの報告:
このときのおでんのお品書きいろいろ
はべん→100円,たまご→110円,
ぎんなん,ウインナー,厚揚げ,さつま揚げ,ちくわ,えのき,高野豆腐→各150円,
ちくわぶ,うずらたまご,シューマイ,焼豆腐,はんぺん,ふかし,こんにゃく,えび天,ごぼう天,かぼちゃ,にんじん→各180円,
くるまふ,とうもろこし→各200円,
かもつくね,じゃがいも,さといも,大根,竹の子,もちきんちゃく,こんぶ巻き→各250円,
れんこん団子,ぜんまい巻き,がんもどき,ふき,しいたけ,げそ,たこ→各280円,
ばくだん,肉団子,いわしつみれ,ロールキャベツ,野菜きんちゃく,ホタテ貝→各300円,
梅貝,サザエ貝→各450円,牛すじ→480円,
(冬季)かに面,かに足→各1200円
そのほか 湯豆腐 大→400円,小→350円 茶めし→200円

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 くわしくはウェブサイトへどうぞ:赤玉のウェブサイト(外部リンク)

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